【完結】【R18BL】学年二位は、学年一位の命令を聞く

ちゃっぷす

文字の大きさ
66 / 72
おまけ:夏休み

夏休み-1

しおりを挟む
 高校生活二度目の夏休みがやってきた。
 朝起きた俺は、暑さに呻きつつ窓を開ける。

「うえっ……」

 しかし、期待していた爽やかな風など入ってこず、代わりにむわっとした蒸し暑さが侵入してきた。
 朝なのに三十度越えは地球の頭がおかしくなったとしか思えない。俺がまだガキの頃は、もうちょっと涼しかったと思うんだが。

 凪のやつ、こんな猛暑の中でサッカーボール蹴り回しているのか? 普通に考えて死ぬぞ?
 俺なんて、朝からクーラーと扇風機を全開で稼働させていてもなお暑くて死にそうなんだが。

「ただいま~! うおーっ! 涼しい~!!」
「おかえり。冷凍庫にアイスあるから食え」
「理玖最高!」

 夕方、凪が帰ってきた。部屋に入るなり服を脱ぎ、上半身裸になっている。
 凪は冷凍庫を漁り、スイカバーを咥えた。そして扇風機の前に腰を下ろし、涼みはじめる。

「んあ~、生き返る~」

 凪の上半身は汗でテロテロにてかっていた。額からは、いまだに汗を流し続けている。
 俺が隣に座ると、凪は当たり前のように軽くキスをした。

「今日、何してたの?」
「勉強」
「ははっ、やっぱり」
「……」
「ん? どうした?」
「汗すごいな」

 俺は、凪のあごに滴る汗を指ですくった。熱い体から湧き出たその塩水は、扇風機の風に当たって冷たくなっている。

「げ。俺、くさい?」
「いや、全然」

 スポーツバッグは異臭を放っているけども。

「お前よく死なないな。こんな中サッカーして」
「いや、まじで死にそう! 暑すぎ!」

 夏になって、凪の肌が日焼けで真っ黒になった。もやしのように真っ白な俺の肌との対比がえぐい。
 だが、普段服を着ている部分は、凪の本来の肌色のままだ。

「……」

 汗の跡を辿り、指を凪の胸元に這わせる。
 ――この白い部分の肌は、凪が俺にしか見せないところ。

「っ……。理玖、なに……」
「ん?」
「急になにしてんの……」
「汗で遊んでるだけだけど」

 俺の指が乳首を通ると、凪の体がピクッと反応した。
 そのまま指の腹で乳首をなぞる。凪は無反応を装おうとしているが、無言になりすぎて逆に不自然だ。

「っ……、っ、っ」

 スイカバーが溶け、薄赤い水滴が凪の手に落ちる。それでも凪はアイスを口に含もうとはしなかった。

 たまりかねた凪が口を開く。

「もっ、理玖……っ」

 乳首いじられただけでなんて顔してんだよ。

「凪、アイス溶けてる」
「あ……」

 それどころじゃない凪の代わりに、俺がアイスを舐めた。
 今にも落ちそうなアイスの雫を舐めとってから、凪の乳首に吸い付く。

「んっ……!」

 アイスで冷えた俺の舌が、凪の体温でまたたく間に熱くなる。
 凪の体、汗のせいで塩っからい。

「ちょっ……、理玖っ!」
「なに」
「アイス溶ける……っ」
「さっさと食べりゃいいじゃん」
「こんなことされながら食べられるわけないじゃん……っ」

 なんて口では言っていたが、キスしたらうざったいほど激しく舌を絡めてきた。
 凪の腕が俺の肩に回る。キスをするごとに、抱きしめる力が強くなっていく。

「あ……」

 俺の指が股間に触れると、凪がか細い声を漏らした。しかし、ベルトを外しても、チャックを下ろしても、凪は何も言わない。
 俺は凪のちんこをつつき、耳元で囁いた。

「凪」
「……」
「キスしただけでこんなになったの?」
「~~……っ」

 がっちがちに硬くなって、先っぽからだらだらと我慢汁を垂らしている。

「お前ってちんこも汗っかきだもんな」
「そ、そういうこと言うなよお……っ」

 恥ずかしいだろ、と頬を膨らませる凪。
 俺はそんな凪にキスをしつつ、ちんこを握っている手をゆっくりと動かし始めた。

「んん……っ」

 凪が両腕で俺を抱きしめる。スイカバーの汁が背中に滴り落ちるのを感じた。

「あっ……、んんっ……っ、理玖……っ、も、出る……っ……!!」
「ひうっ!?」

 射精するとき、凪の体に思いっきり力が入った。
 そのときにスイカバーが俺の首筋にべっちょりくっつき、冷たさで俺の口から変な声が出た。

 凪の精液が勢いよく放たれ、俺の服にかかる。

 凪はとろんとした目でもう一度キスを求めたかと思えば、呆れたようにため息を吐く。

「あーあ。手ぇベトベト」
「俺の服もベトベト……」
「急にエロいことしだすからびっくりした」
「だってお前がエロかったから」
「俺なんもエロいことしてなかったと思うんだけどなー」
「汗がな、エロかった」

 汗と、半分日焼けしたその体がな……

 凪は溶けかけたスイカバーを平らげ、大急ぎでシャワーを浴びたかと思えば、俺をベッドに押し倒した。
 そして凪がにっこり笑う。

「俺も理玖のエロい汗見たいなー」

 それからの凪は、部活帰りの疲れきった体とは思えないほどのスタミナを見せつけたのだった。
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 まったり書いていきます。 2024.05.14 閲覧ありがとうございます。 午後4時に更新します。 よろしくお願いします。 栞、お気に入り嬉しいです。 いつもありがとうございます。 2024.05.29 閲覧ありがとうございます。 m(_ _)m 明日のおまけで完結します。 反応ありがとうございます。 とても嬉しいです。 明後日より新作が始まります。 良かったら覗いてみてください。 (^O^)

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された

あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると… 「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」 気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 初めましてです。お手柔らかにお願いします。 ムーンライトノベルズさんにも掲載しております

ハイスペックストーカーに追われています

たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!! と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。 完結しました。

今日もBL営業カフェで働いています!?

卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ ※ 不定期更新です。

ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?

灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。 オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。 ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー 獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。 そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。 だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。 話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。 そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。 みたいな、大学篇と、その後の社会人編。 BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!! ※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました! ※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました! 旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」

日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが

五右衛門
BL
 月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。  しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──

処理中です...