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おまけ:夏休み
夏休み-1
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高校生活二度目の夏休みがやってきた。
朝起きた俺は、暑さに呻きつつ窓を開ける。
「うえっ……」
しかし、期待していた爽やかな風など入ってこず、代わりにむわっとした蒸し暑さが侵入してきた。
朝なのに三十度越えは地球の頭がおかしくなったとしか思えない。俺がまだガキの頃は、もうちょっと涼しかったと思うんだが。
凪のやつ、こんな猛暑の中でサッカーボール蹴り回しているのか? 普通に考えて死ぬぞ?
俺なんて、朝からクーラーと扇風機を全開で稼働させていてもなお暑くて死にそうなんだが。
「ただいま~! うおーっ! 涼しい~!!」
「おかえり。冷凍庫にアイスあるから食え」
「理玖最高!」
夕方、凪が帰ってきた。部屋に入るなり服を脱ぎ、上半身裸になっている。
凪は冷凍庫を漁り、スイカバーを咥えた。そして扇風機の前に腰を下ろし、涼みはじめる。
「んあ~、生き返る~」
凪の上半身は汗でテロテロにてかっていた。額からは、いまだに汗を流し続けている。
俺が隣に座ると、凪は当たり前のように軽くキスをした。
「今日、何してたの?」
「勉強」
「ははっ、やっぱり」
「……」
「ん? どうした?」
「汗すごいな」
俺は、凪のあごに滴る汗を指ですくった。熱い体から湧き出たその塩水は、扇風機の風に当たって冷たくなっている。
「げ。俺、くさい?」
「いや、全然」
スポーツバッグは異臭を放っているけども。
「お前よく死なないな。こんな中サッカーして」
「いや、まじで死にそう! 暑すぎ!」
夏になって、凪の肌が日焼けで真っ黒になった。もやしのように真っ白な俺の肌との対比がえぐい。
だが、普段服を着ている部分は、凪の本来の肌色のままだ。
「……」
汗の跡を辿り、指を凪の胸元に這わせる。
――この白い部分の肌は、凪が俺にしか見せないところ。
「っ……。理玖、なに……」
「ん?」
「急になにしてんの……」
「汗で遊んでるだけだけど」
俺の指が乳首を通ると、凪の体がピクッと反応した。
そのまま指の腹で乳首をなぞる。凪は無反応を装おうとしているが、無言になりすぎて逆に不自然だ。
「っ……、っ、っ」
スイカバーが溶け、薄赤い水滴が凪の手に落ちる。それでも凪はアイスを口に含もうとはしなかった。
たまりかねた凪が口を開く。
「もっ、理玖……っ」
乳首いじられただけでなんて顔してんだよ。
「凪、アイス溶けてる」
「あ……」
それどころじゃない凪の代わりに、俺がアイスを舐めた。
今にも落ちそうなアイスの雫を舐めとってから、凪の乳首に吸い付く。
「んっ……!」
アイスで冷えた俺の舌が、凪の体温でまたたく間に熱くなる。
凪の体、汗のせいで塩っからい。
「ちょっ……、理玖っ!」
「なに」
「アイス溶ける……っ」
「さっさと食べりゃいいじゃん」
「こんなことされながら食べられるわけないじゃん……っ」
なんて口では言っていたが、キスしたらうざったいほど激しく舌を絡めてきた。
凪の腕が俺の肩に回る。キスをするごとに、抱きしめる力が強くなっていく。
「あ……」
俺の指が股間に触れると、凪がか細い声を漏らした。しかし、ベルトを外しても、チャックを下ろしても、凪は何も言わない。
俺は凪のちんこをつつき、耳元で囁いた。
「凪」
「……」
「キスしただけでこんなになったの?」
「~~……っ」
がっちがちに硬くなって、先っぽからだらだらと我慢汁を垂らしている。
「お前ってちんこも汗っかきだもんな」
「そ、そういうこと言うなよお……っ」
恥ずかしいだろ、と頬を膨らませる凪。
俺はそんな凪にキスをしつつ、ちんこを握っている手をゆっくりと動かし始めた。
「んん……っ」
凪が両腕で俺を抱きしめる。スイカバーの汁が背中に滴り落ちるのを感じた。
「あっ……、んんっ……っ、理玖……っ、も、出る……っ……!!」
「ひうっ!?」
射精するとき、凪の体に思いっきり力が入った。
そのときにスイカバーが俺の首筋にべっちょりくっつき、冷たさで俺の口から変な声が出た。
凪の精液が勢いよく放たれ、俺の服にかかる。
凪はとろんとした目でもう一度キスを求めたかと思えば、呆れたようにため息を吐く。
「あーあ。手ぇベトベト」
「俺の服もベトベト……」
「急にエロいことしだすからびっくりした」
「だってお前がエロかったから」
「俺なんもエロいことしてなかったと思うんだけどなー」
「汗がな、エロかった」
汗と、半分日焼けしたその体がな……
凪は溶けかけたスイカバーを平らげ、大急ぎでシャワーを浴びたかと思えば、俺をベッドに押し倒した。
そして凪がにっこり笑う。
「俺も理玖のエロい汗見たいなー」
それからの凪は、部活帰りの疲れきった体とは思えないほどのスタミナを見せつけたのだった。
朝起きた俺は、暑さに呻きつつ窓を開ける。
「うえっ……」
しかし、期待していた爽やかな風など入ってこず、代わりにむわっとした蒸し暑さが侵入してきた。
朝なのに三十度越えは地球の頭がおかしくなったとしか思えない。俺がまだガキの頃は、もうちょっと涼しかったと思うんだが。
凪のやつ、こんな猛暑の中でサッカーボール蹴り回しているのか? 普通に考えて死ぬぞ?
俺なんて、朝からクーラーと扇風機を全開で稼働させていてもなお暑くて死にそうなんだが。
「ただいま~! うおーっ! 涼しい~!!」
「おかえり。冷凍庫にアイスあるから食え」
「理玖最高!」
夕方、凪が帰ってきた。部屋に入るなり服を脱ぎ、上半身裸になっている。
凪は冷凍庫を漁り、スイカバーを咥えた。そして扇風機の前に腰を下ろし、涼みはじめる。
「んあ~、生き返る~」
凪の上半身は汗でテロテロにてかっていた。額からは、いまだに汗を流し続けている。
俺が隣に座ると、凪は当たり前のように軽くキスをした。
「今日、何してたの?」
「勉強」
「ははっ、やっぱり」
「……」
「ん? どうした?」
「汗すごいな」
俺は、凪のあごに滴る汗を指ですくった。熱い体から湧き出たその塩水は、扇風機の風に当たって冷たくなっている。
「げ。俺、くさい?」
「いや、全然」
スポーツバッグは異臭を放っているけども。
「お前よく死なないな。こんな中サッカーして」
「いや、まじで死にそう! 暑すぎ!」
夏になって、凪の肌が日焼けで真っ黒になった。もやしのように真っ白な俺の肌との対比がえぐい。
だが、普段服を着ている部分は、凪の本来の肌色のままだ。
「……」
汗の跡を辿り、指を凪の胸元に這わせる。
――この白い部分の肌は、凪が俺にしか見せないところ。
「っ……。理玖、なに……」
「ん?」
「急になにしてんの……」
「汗で遊んでるだけだけど」
俺の指が乳首を通ると、凪の体がピクッと反応した。
そのまま指の腹で乳首をなぞる。凪は無反応を装おうとしているが、無言になりすぎて逆に不自然だ。
「っ……、っ、っ」
スイカバーが溶け、薄赤い水滴が凪の手に落ちる。それでも凪はアイスを口に含もうとはしなかった。
たまりかねた凪が口を開く。
「もっ、理玖……っ」
乳首いじられただけでなんて顔してんだよ。
「凪、アイス溶けてる」
「あ……」
それどころじゃない凪の代わりに、俺がアイスを舐めた。
今にも落ちそうなアイスの雫を舐めとってから、凪の乳首に吸い付く。
「んっ……!」
アイスで冷えた俺の舌が、凪の体温でまたたく間に熱くなる。
凪の体、汗のせいで塩っからい。
「ちょっ……、理玖っ!」
「なに」
「アイス溶ける……っ」
「さっさと食べりゃいいじゃん」
「こんなことされながら食べられるわけないじゃん……っ」
なんて口では言っていたが、キスしたらうざったいほど激しく舌を絡めてきた。
凪の腕が俺の肩に回る。キスをするごとに、抱きしめる力が強くなっていく。
「あ……」
俺の指が股間に触れると、凪がか細い声を漏らした。しかし、ベルトを外しても、チャックを下ろしても、凪は何も言わない。
俺は凪のちんこをつつき、耳元で囁いた。
「凪」
「……」
「キスしただけでこんなになったの?」
「~~……っ」
がっちがちに硬くなって、先っぽからだらだらと我慢汁を垂らしている。
「お前ってちんこも汗っかきだもんな」
「そ、そういうこと言うなよお……っ」
恥ずかしいだろ、と頬を膨らませる凪。
俺はそんな凪にキスをしつつ、ちんこを握っている手をゆっくりと動かし始めた。
「んん……っ」
凪が両腕で俺を抱きしめる。スイカバーの汁が背中に滴り落ちるのを感じた。
「あっ……、んんっ……っ、理玖……っ、も、出る……っ……!!」
「ひうっ!?」
射精するとき、凪の体に思いっきり力が入った。
そのときにスイカバーが俺の首筋にべっちょりくっつき、冷たさで俺の口から変な声が出た。
凪の精液が勢いよく放たれ、俺の服にかかる。
凪はとろんとした目でもう一度キスを求めたかと思えば、呆れたようにため息を吐く。
「あーあ。手ぇベトベト」
「俺の服もベトベト……」
「急にエロいことしだすからびっくりした」
「だってお前がエロかったから」
「俺なんもエロいことしてなかったと思うんだけどなー」
「汗がな、エロかった」
汗と、半分日焼けしたその体がな……
凪は溶けかけたスイカバーを平らげ、大急ぎでシャワーを浴びたかと思えば、俺をベッドに押し倒した。
そして凪がにっこり笑う。
「俺も理玖のエロい汗見たいなー」
それからの凪は、部活帰りの疲れきった体とは思えないほどのスタミナを見せつけたのだった。
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