39 / 83
想い
第三十九話
しおりを挟む
「……さすが絶倫さん。出した直後でも衰える気配なし」
「フェラだけで俺のちんこを負かせると思ったか? 甘いな」
俺は小鳥遊の体に馬乗りになり、尻に小鳥遊のペニスを添える。
すると小鳥遊が、ちょっと期待のこもった目で俺を見上げた。
「……お前が動くのか」
「今回は俺がケツで抱かせてもらいますね」
「んん……っ」
ペニスを俺の尻に呑み込まれた小鳥遊は、快感に身をよじらせた。
俺はベッドに膝をつき、ゆさゆさと体を軽く揺らす。
「気持ちいいか?」
「……うん」
「うん」だって。いつもツンツンした口調の小鳥遊が、甘えた子どもみたいな声で返事した。
「お前ってほんと可愛いなあ」
「ん……っ」
腰を揺らしながら、小鳥遊にキスをした。すると小鳥遊は縋るように俺に抱きつき、必死に舌を絡めてきた。
「はは。これじゃ、どっちが甘えん坊なのか分かんないな」
「……うるさいな。お前がこんなことするからだ……」
「実はずっと、お前のこと可愛いと思ってた」
「やめろ……気色悪い……」
「お前は気付いてないだろうけど、今もすげえ可愛い顔してんだぞ」
「~~……見るな」
そう言って、小鳥遊が腕で顔を隠した。
俺が小鳥遊の乳首を舌でつつくと、小鳥遊は驚いてこちらを見た。
「ふっ……!? お、おいっ、何してる」
「乳首舐めてるんだけど」
「や、やめろっ」
「なんで。お前だって散々俺の乳首吸ってんじゃん」
「吸うのは好きだが吸われるのは好きじゃないっ……くすぐったくて……」
「なんだ。未開発か」
俺はニシシと笑い、舌と指で小鳥遊の乳首を弄ぶ。
「これからじっくり時間をかけて、お前の乳首開発してやるよ」
「や、やめろぉ……っ」
「ちょっとずつ気持ちよくなっていこうな」
俺もこれからめいっぱい、こいつの心も体も甘やかしてやるんだ。
「俺なしじゃ生きられない体にして、俺から離れられなくしてやる」
小鳥遊は目をきゅっと閉じ、俺から顔を背ける。
「もう、とっくにそうなってる」
散々小鳥遊の体を弄んだあと、俺は膝を立てた。
「小鳥遊。イカせるぞ」
「ん……っ」
俺を見上げる小鳥遊の顔はトロトロに溶けていた。お前もそんな顔ができたんだな。
「はあ……。そんな可愛い顔されたら、手加減できねえな……」
「うっ!?」
ゆっくり小鳥遊のペニスを抜き、勢いよく腰を打ち付ける。
乱暴に与えられた快感に、小鳥遊の目がチカチカしたのが分かった。
「あ……、あ……」
「こんなんでチカッてんじゃねえよ」
「あっ!?」
それから俺は、激しく腰を振り始めた。俺の動きに合わせて小鳥遊の口から嬌声が漏れる。
「あっ……んっ、んん……っ! 月見里っ……もうちょっとゆっくり……っ!」
「さっきまで散々ノロノロしてやっただろっ……、んっ、あっ……気持ちいい……っ」
「こんなんされたら……すぐ出るだろうがっ……、やめろっ……!」
「たまには自分のイキたいときにイケよっ……、誰も怒らねえからっ……んっ、ぁぁっ」
小鳥遊がふと俺の股間に目をやった。
腰を振るたびにみっともなく上下に揺れる俺のペニス。その先から小鳥遊の腹に飛び散る俺の我慢汁。
小鳥遊はそれを見て、ぼっと顔を赤くした。そして泣きそうな顔で俺の揺れるちんこを睨みつける。
「もうお前っ……ほんとエロい……っ、もういやだ……っ」
そうぼやいたかと思えば、前触れもなく精液を注ぎ込まれた。
「んんっ……!!」
「……」
「お前な……イクとき事前に言えよ……っ、びっくりするだろ……」
「……」
小鳥遊は放心状態になっていて、返事がない。
ケツで抱くと毎回こうなるのか、こいつは。
俺は尻からペニスを抜き、小鳥遊の隣に寝ころんだ。
「大丈夫か?」
「……死ぬかと思った」
大げさだな……。
小鳥遊は天井を見上げたまま、ボソッと言った。
「……腰振ってるとき、自分のちんこがどうなっているか知ってるか?」
「まあ……うん」
「自分で腰振ってるとき、自分がどんな顔をしているか知ってるか?」
「それは……知らない」
小鳥遊はのろのろとこちらを向き、俺の頬を撫でる。
「オスかメスか分からない顔をしているぞ」
「それは褒めてるのか貶してるのかどっちだ」
俺の質問を無視して、小鳥遊は俺の顔を見つめた。
「快感に悦ぶメスの顔をしていながら、俺を食って悦ぶオスの顔をしていて……」
そしてこくんと唾を呑み込み、言葉を続ける。
「俺まで自分がオスかメスか分からなくなって……いつもの倍気持ちよくなる」
「だったらいいじゃん」
小鳥遊は快感とプライドの狭間で苦しんでいるようだった。
「まるで……ケツを掘られた気分だ……っ」
「あ、お前も興味ある? 気持ちいいぞ、ケツ。今度掘ってやろうか」
「絶対に嫌だ」
「えー。俺、一回ちんこ使ってみたいんだけど」
「テンガで我慢しろっ。お前の激ヨワちんこにはテンガで充分だっ」
おもむろに小鳥遊が起き上がり、不気味な笑みを漏らす。
「少しお前に勘違いさせてしまったようだな」
「な、なんだよ急に……」
「いいか。お前は抱かれる側だ。そして俺は抱く側であり、それ以外はありえない」
今からそれを分からせてやると言って、小鳥遊は朝まで俺を抱き潰した。
「フェラだけで俺のちんこを負かせると思ったか? 甘いな」
俺は小鳥遊の体に馬乗りになり、尻に小鳥遊のペニスを添える。
すると小鳥遊が、ちょっと期待のこもった目で俺を見上げた。
「……お前が動くのか」
「今回は俺がケツで抱かせてもらいますね」
「んん……っ」
ペニスを俺の尻に呑み込まれた小鳥遊は、快感に身をよじらせた。
俺はベッドに膝をつき、ゆさゆさと体を軽く揺らす。
「気持ちいいか?」
「……うん」
「うん」だって。いつもツンツンした口調の小鳥遊が、甘えた子どもみたいな声で返事した。
「お前ってほんと可愛いなあ」
「ん……っ」
腰を揺らしながら、小鳥遊にキスをした。すると小鳥遊は縋るように俺に抱きつき、必死に舌を絡めてきた。
「はは。これじゃ、どっちが甘えん坊なのか分かんないな」
「……うるさいな。お前がこんなことするからだ……」
「実はずっと、お前のこと可愛いと思ってた」
「やめろ……気色悪い……」
「お前は気付いてないだろうけど、今もすげえ可愛い顔してんだぞ」
「~~……見るな」
そう言って、小鳥遊が腕で顔を隠した。
俺が小鳥遊の乳首を舌でつつくと、小鳥遊は驚いてこちらを見た。
「ふっ……!? お、おいっ、何してる」
「乳首舐めてるんだけど」
「や、やめろっ」
「なんで。お前だって散々俺の乳首吸ってんじゃん」
「吸うのは好きだが吸われるのは好きじゃないっ……くすぐったくて……」
「なんだ。未開発か」
俺はニシシと笑い、舌と指で小鳥遊の乳首を弄ぶ。
「これからじっくり時間をかけて、お前の乳首開発してやるよ」
「や、やめろぉ……っ」
「ちょっとずつ気持ちよくなっていこうな」
俺もこれからめいっぱい、こいつの心も体も甘やかしてやるんだ。
「俺なしじゃ生きられない体にして、俺から離れられなくしてやる」
小鳥遊は目をきゅっと閉じ、俺から顔を背ける。
「もう、とっくにそうなってる」
散々小鳥遊の体を弄んだあと、俺は膝を立てた。
「小鳥遊。イカせるぞ」
「ん……っ」
俺を見上げる小鳥遊の顔はトロトロに溶けていた。お前もそんな顔ができたんだな。
「はあ……。そんな可愛い顔されたら、手加減できねえな……」
「うっ!?」
ゆっくり小鳥遊のペニスを抜き、勢いよく腰を打ち付ける。
乱暴に与えられた快感に、小鳥遊の目がチカチカしたのが分かった。
「あ……、あ……」
「こんなんでチカッてんじゃねえよ」
「あっ!?」
それから俺は、激しく腰を振り始めた。俺の動きに合わせて小鳥遊の口から嬌声が漏れる。
「あっ……んっ、んん……っ! 月見里っ……もうちょっとゆっくり……っ!」
「さっきまで散々ノロノロしてやっただろっ……、んっ、あっ……気持ちいい……っ」
「こんなんされたら……すぐ出るだろうがっ……、やめろっ……!」
「たまには自分のイキたいときにイケよっ……、誰も怒らねえからっ……んっ、ぁぁっ」
小鳥遊がふと俺の股間に目をやった。
腰を振るたびにみっともなく上下に揺れる俺のペニス。その先から小鳥遊の腹に飛び散る俺の我慢汁。
小鳥遊はそれを見て、ぼっと顔を赤くした。そして泣きそうな顔で俺の揺れるちんこを睨みつける。
「もうお前っ……ほんとエロい……っ、もういやだ……っ」
そうぼやいたかと思えば、前触れもなく精液を注ぎ込まれた。
「んんっ……!!」
「……」
「お前な……イクとき事前に言えよ……っ、びっくりするだろ……」
「……」
小鳥遊は放心状態になっていて、返事がない。
ケツで抱くと毎回こうなるのか、こいつは。
俺は尻からペニスを抜き、小鳥遊の隣に寝ころんだ。
「大丈夫か?」
「……死ぬかと思った」
大げさだな……。
小鳥遊は天井を見上げたまま、ボソッと言った。
「……腰振ってるとき、自分のちんこがどうなっているか知ってるか?」
「まあ……うん」
「自分で腰振ってるとき、自分がどんな顔をしているか知ってるか?」
「それは……知らない」
小鳥遊はのろのろとこちらを向き、俺の頬を撫でる。
「オスかメスか分からない顔をしているぞ」
「それは褒めてるのか貶してるのかどっちだ」
俺の質問を無視して、小鳥遊は俺の顔を見つめた。
「快感に悦ぶメスの顔をしていながら、俺を食って悦ぶオスの顔をしていて……」
そしてこくんと唾を呑み込み、言葉を続ける。
「俺まで自分がオスかメスか分からなくなって……いつもの倍気持ちよくなる」
「だったらいいじゃん」
小鳥遊は快感とプライドの狭間で苦しんでいるようだった。
「まるで……ケツを掘られた気分だ……っ」
「あ、お前も興味ある? 気持ちいいぞ、ケツ。今度掘ってやろうか」
「絶対に嫌だ」
「えー。俺、一回ちんこ使ってみたいんだけど」
「テンガで我慢しろっ。お前の激ヨワちんこにはテンガで充分だっ」
おもむろに小鳥遊が起き上がり、不気味な笑みを漏らす。
「少しお前に勘違いさせてしまったようだな」
「な、なんだよ急に……」
「いいか。お前は抱かれる側だ。そして俺は抱く側であり、それ以外はありえない」
今からそれを分からせてやると言って、小鳥遊は朝まで俺を抱き潰した。
495
あなたにおすすめの小説
氷の支配者と偽りのベータ。過労で倒れたら冷徹上司(銀狼)に拾われ、極上の溺愛生活が始まりました。
水凪しおん
BL
オメガであることを隠し、メガバンクで身を粉にして働く、水瀬湊。
※この作品には、性的描写の表現が含まれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
過労と理不尽な扱いで、心身ともに限界を迎えた夜、彼を救ったのは、冷徹で知られる超エリートα、橘蓮だった。
「君はもう、頑張らなくていい」
――それは、運命の番との出会い。
圧倒的な庇護と、独占欲に戸惑いながらも、湊の凍てついた心は、次第に溶かされていく。
理不尽な会社への華麗なる逆転劇と、極上に甘いオメガバース・オフィスラブ!
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる