30 / 41
延宝七年 夏 蓬莱楼喧嘩始末 その4
しおりを挟む
石川新右衛門が諭した大老酒井忠清への根回しだが、聞いた半兵衛はいつもと違う迅速さで動いた。
蓬莱弥九郎に頼んで豪商河村十右衛門に繋ぎを取ると、彼経由で酒井家に情報を流したのだ。
かくして、将軍の御成り前というのにお忍びで大老酒井忠清が豪商河村十右衛門の宴会に顔を出すという茶番が行われた。
それは、石川新右衛門と酒井忠清の顔合わせという側面があった事を半兵衛は後になって理解する。
「ああ。名乗りは不要だ。
この吉原にて名乗りなど不要であろう?」
あくまでお忍びで身分を出さないからこそ、半兵衛や石川新右衛門も酒井忠清と顔を合わせる事ができる訳で。
夏の山海の珍味が並べられた膳を前に手をつけていない酒井忠清は、この宴席の一番の見世物である石川新右衛門を楽しそうな目で値踏みしていた。
「左様ですな。
今の我らは太鼓持ちみたいなものでして、この席を盛り上げる小話などを披露できればと」
「うむ。吉原の幇間の小話だ。
さぞ面白い話を聞かせてくれるのだろうな」
そう言って酒井忠清は盃を手に取ると、隣に居た河村十右衛門が酒を注ぐ。
あくまで宴会の席の小話という体裁でのやばい話なので、この席には半兵衛と石川新右衛門に蓬莱弥九郎と河村十右衛門と酒井忠清の五人しかいない。
権勢を誇る大老酒井忠清と豪商河村十右衛門の宴にしてはあまりに質素に見えるが、蓬莱楼を丸ごと借り切って主なしの宴があちこちから聞こえてくる。
木を隠すには森の中。宴会を隠すには大宴会の中。
「では、小話を一席。
将軍様の御成りを前に喧嘩を行おうという旗本奴の顛末についてでございます」
そう切り出した石川新右衛門の言葉に、半兵衛は思わず吹き出しそうになる。
あくまでこれから行う事の了解を求めるはずなのに、小話では鮮やかに旗本奴たちは吉原にて喧嘩を行って負けて叩きだされる結果となっていた。
戯言と前置きしているせいか、酒井忠清と河村十右衛門は顔色を変えないが、半兵衛の隣りの蓬莱弥九郎は顔一面に夏の夜のせいではない脂汗が浮き出ていた。
「ほう? 面白そうだな。
だが、少し気に入らぬ所もある」
石川新右衛門の語りを聞き終わった酒井忠清の感想がそれである。
彼の眼は酒に酔っていなかった。
「御成りは将軍様の御威光を天下に示す行為。
旗本奴の喧嘩が離れた吉原でとはいえ、同日に行われては鼎の軽重を問われかねん」
そう言った酒井忠清に、河村十右衛門が黙って頷いて追従する。
彼ら二人とも旗本奴が何かするのは知っていたが、まさか吉原で喧嘩を行うとは思ってなかったらしい。
御成りの失敗は迎える酒井忠清の権勢に傷をつけかねない。
「これは失礼をば。
では、喧嘩の日取りをずらす事にしましょう。
さて、日がずれた旗本奴をどうやって吉原に呼び寄せましょうか?」
下馬将軍と称される大老酒井忠清を前にして石川新右衛門は臆せずに盃を口にする。
その度胸は彼が敵対する堀田正俊に仕えているからなのか、剣豪としてなのかは半兵衛にはわからない。
だが、傍で聞いていた半兵衛にも分かった事がある。
酒井忠清は御成りと同日なのが気に入らぬと言って、旗本奴の喧嘩については何も言わなかった。
つまり、実質的了承が得られたという事だ。
「ふむ。
ならば、御成りの前日までに吉原で喧嘩を行えばよいだろう。
旗本奴だが、呼び寄せるならば、手がない訳ではない」
そう言って盃を傾ける酒井忠清の顔を見て、半兵衛は悟る。
これが天下を差配する大老酒井忠清なのだと。
良いも悪いも身分の上下すら無視して、天下泰平の為ならば誰にでも会うしその策を了承する。
傍観者だからこそ、半兵衛は酒井忠清の懐の大きさを見た。
「御成りの前は騒ぎが起きぬように芝居小屋などは休ませるよう町奉行に既に命じている。
とはいえ、町衆の楽しみを御成りで奪う事は上様とて望んではおらぬ。
たとえば、江戸ではない、この吉原のような場所で行う芝居を止めるのは無理な話よ」
実に白々しく酒井忠清はお目こぼしを口にする。
その言い草は太鼓持ちのふりをしている半兵衛や石川新右衛門よりもよほど太鼓持ちらしく、緩急をつけてすっと人の心に入った。
「何しろ、吉原には吉原の理があるのだからな」
そう言って笑う酒井忠清の顔は、今まで見たどんな男よりも大きく見えた。
暑さを忘れるぐらいの、幕府を支える男の凄みを半兵衛は見ることでしかできなかった。
お忍びで来た酒井忠清や河村十右衛門が帰っても蓬莱楼の宴は続けられる。
その日の蓬莱楼の全てを買い切ったのだから、むしろ主無き宴こそ豪商河村十右衛門の権勢を吉原に示せるという訳で。
そんな宴を楽しむつもりもはない半兵衛が早々に蓬莱楼を後にして己の家に帰ると、独り身の己の家に灯りがともっていた。
「おかえりなさい。半兵衛。
お忍びだから、朝までには酒井様の御屋敷に戻らないといけないのだけど」
笑顔で出迎えてくれた冬花と彼女が作った食事を見て半兵衛は何も言えなかった。
こういう粋な計らいをしてくれた酒井忠清に恩ができた事を自覚しつつ半兵衛は冬花を抱きしめ、冬花も抵抗はしなかった。
蓬莱弥九郎に頼んで豪商河村十右衛門に繋ぎを取ると、彼経由で酒井家に情報を流したのだ。
かくして、将軍の御成り前というのにお忍びで大老酒井忠清が豪商河村十右衛門の宴会に顔を出すという茶番が行われた。
それは、石川新右衛門と酒井忠清の顔合わせという側面があった事を半兵衛は後になって理解する。
「ああ。名乗りは不要だ。
この吉原にて名乗りなど不要であろう?」
あくまでお忍びで身分を出さないからこそ、半兵衛や石川新右衛門も酒井忠清と顔を合わせる事ができる訳で。
夏の山海の珍味が並べられた膳を前に手をつけていない酒井忠清は、この宴席の一番の見世物である石川新右衛門を楽しそうな目で値踏みしていた。
「左様ですな。
今の我らは太鼓持ちみたいなものでして、この席を盛り上げる小話などを披露できればと」
「うむ。吉原の幇間の小話だ。
さぞ面白い話を聞かせてくれるのだろうな」
そう言って酒井忠清は盃を手に取ると、隣に居た河村十右衛門が酒を注ぐ。
あくまで宴会の席の小話という体裁でのやばい話なので、この席には半兵衛と石川新右衛門に蓬莱弥九郎と河村十右衛門と酒井忠清の五人しかいない。
権勢を誇る大老酒井忠清と豪商河村十右衛門の宴にしてはあまりに質素に見えるが、蓬莱楼を丸ごと借り切って主なしの宴があちこちから聞こえてくる。
木を隠すには森の中。宴会を隠すには大宴会の中。
「では、小話を一席。
将軍様の御成りを前に喧嘩を行おうという旗本奴の顛末についてでございます」
そう切り出した石川新右衛門の言葉に、半兵衛は思わず吹き出しそうになる。
あくまでこれから行う事の了解を求めるはずなのに、小話では鮮やかに旗本奴たちは吉原にて喧嘩を行って負けて叩きだされる結果となっていた。
戯言と前置きしているせいか、酒井忠清と河村十右衛門は顔色を変えないが、半兵衛の隣りの蓬莱弥九郎は顔一面に夏の夜のせいではない脂汗が浮き出ていた。
「ほう? 面白そうだな。
だが、少し気に入らぬ所もある」
石川新右衛門の語りを聞き終わった酒井忠清の感想がそれである。
彼の眼は酒に酔っていなかった。
「御成りは将軍様の御威光を天下に示す行為。
旗本奴の喧嘩が離れた吉原でとはいえ、同日に行われては鼎の軽重を問われかねん」
そう言った酒井忠清に、河村十右衛門が黙って頷いて追従する。
彼ら二人とも旗本奴が何かするのは知っていたが、まさか吉原で喧嘩を行うとは思ってなかったらしい。
御成りの失敗は迎える酒井忠清の権勢に傷をつけかねない。
「これは失礼をば。
では、喧嘩の日取りをずらす事にしましょう。
さて、日がずれた旗本奴をどうやって吉原に呼び寄せましょうか?」
下馬将軍と称される大老酒井忠清を前にして石川新右衛門は臆せずに盃を口にする。
その度胸は彼が敵対する堀田正俊に仕えているからなのか、剣豪としてなのかは半兵衛にはわからない。
だが、傍で聞いていた半兵衛にも分かった事がある。
酒井忠清は御成りと同日なのが気に入らぬと言って、旗本奴の喧嘩については何も言わなかった。
つまり、実質的了承が得られたという事だ。
「ふむ。
ならば、御成りの前日までに吉原で喧嘩を行えばよいだろう。
旗本奴だが、呼び寄せるならば、手がない訳ではない」
そう言って盃を傾ける酒井忠清の顔を見て、半兵衛は悟る。
これが天下を差配する大老酒井忠清なのだと。
良いも悪いも身分の上下すら無視して、天下泰平の為ならば誰にでも会うしその策を了承する。
傍観者だからこそ、半兵衛は酒井忠清の懐の大きさを見た。
「御成りの前は騒ぎが起きぬように芝居小屋などは休ませるよう町奉行に既に命じている。
とはいえ、町衆の楽しみを御成りで奪う事は上様とて望んではおらぬ。
たとえば、江戸ではない、この吉原のような場所で行う芝居を止めるのは無理な話よ」
実に白々しく酒井忠清はお目こぼしを口にする。
その言い草は太鼓持ちのふりをしている半兵衛や石川新右衛門よりもよほど太鼓持ちらしく、緩急をつけてすっと人の心に入った。
「何しろ、吉原には吉原の理があるのだからな」
そう言って笑う酒井忠清の顔は、今まで見たどんな男よりも大きく見えた。
暑さを忘れるぐらいの、幕府を支える男の凄みを半兵衛は見ることでしかできなかった。
お忍びで来た酒井忠清や河村十右衛門が帰っても蓬莱楼の宴は続けられる。
その日の蓬莱楼の全てを買い切ったのだから、むしろ主無き宴こそ豪商河村十右衛門の権勢を吉原に示せるという訳で。
そんな宴を楽しむつもりもはない半兵衛が早々に蓬莱楼を後にして己の家に帰ると、独り身の己の家に灯りがともっていた。
「おかえりなさい。半兵衛。
お忍びだから、朝までには酒井様の御屋敷に戻らないといけないのだけど」
笑顔で出迎えてくれた冬花と彼女が作った食事を見て半兵衛は何も言えなかった。
こういう粋な計らいをしてくれた酒井忠清に恩ができた事を自覚しつつ半兵衛は冬花を抱きしめ、冬花も抵抗はしなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
日露戦争の真実
蔵屋
歴史・時代
私の先祖は日露戦争の奉天の戦いで若くして戦死しました。
日本政府の定めた徴兵制で戦地に行ったのでした。
日露戦争が始まったのは明治37年(1904)2月6日でした。
帝政ロシアは清国の領土だった中国東北部を事実上占領下に置き、さらに朝鮮半島、日本海に勢力を伸ばそうとしていました。
日本はこれに対抗し開戦に至ったのです。
ほぼ同時に、日本連合艦隊はロシア軍の拠点港である旅順に向かい、ロシア軍の旅順艦隊の殲滅を目指すことになりました。
ロシア軍はヨーロッパに配備していたバルチック艦隊を日本に派遣するべく準備を開始したのです。
深い入り江に守られた旅順沿岸に設置された強力な砲台のため日本の連合艦隊は、陸軍に陸上からの旅順艦隊攻撃を要請したのでした。
この物語の始まりです。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
この短歌は私が今年元旦に詠んだ歌である。
作家 蔵屋日唱
別れし夫婦の御定書(おさだめがき)
佐倉 蘭
歴史・時代
★第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞受賞★
嫡男を産めぬがゆえに、姑の策略で南町奉行所の例繰方与力・進藤 又十蔵と離縁させられた与岐(よき)。
離縁後、生家の父の猛反対を押し切って生まれ育った八丁堀の組屋敷を出ると、小伝馬町の仕舞屋に居を定めて一人暮らしを始めた。
月日は流れ、姑の思惑どおり後妻が嫡男を産み、婚家に置いてきた娘は二人とも無事与力の御家に嫁いだ。
おのれに起こったことは綺麗さっぱり水に流した与岐は、今では女だてらに離縁を望む町家の女房たちの代わりに亭主どもから去り状(三行半)をもぎ取るなどをする「公事師(くじし)」の生業(なりわい)をして生計を立てていた。
されどもある日突然、与岐の仕舞屋にとっくの昔に離縁したはずの元夫・又十蔵が転がり込んできて——
※「今宵は遣らずの雨」「大江戸ロミオ&ジュリエット」「大江戸シンデレラ」「大江戸の番人 〜吉原髪切り捕物帖〜」にうっすらと関連したお話ですが単独でお読みいただけます。
アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
無用庵隠居清左衛門
蔵屋
歴史・時代
前老中田沼意次から引き継いで老中となった松平定信は、厳しい倹約令として|寛政の改革《かんせいのかいかく》を実施した。
第8代将軍徳川吉宗によって実施された|享保の改革《きょうほうのかいかく》、|天保の改革《てんぽうのかいかく》と合わせて幕政改革の三大改革という。
松平定信は厳しい倹約令を実施したのだった。江戸幕府は町人たちを中心とした貨幣経済の発達に伴い|逼迫《ひっぱく》した幕府の財政で苦しんでいた。
幕府の財政再建を目的とした改革を実施する事は江戸幕府にとって緊急の課題であった。
この時期、各地方の諸藩に於いても藩政改革が行われていたのであった。
そんな中、徳川家直参旗本であった緒方清左衛門は、己の出世の事しか考えない同僚に嫌気がさしていた。
清左衛門は無欲の徳川家直参旗本であった。
俸禄も入らず、出世欲もなく、ただひたすら、女房の千歳と娘の弥生と、三人仲睦まじく暮らす平穏な日々であればよかったのである。
清左衛門は『あらゆる欲を捨て去り、何もこだわらぬ無の境地になって千歳と弥生の幸せだけを願い、最後は無欲で死にたい』と思っていたのだ。
ある日、清左衛門に理不尽な言いがかりが同僚立花右近からあったのだ。
清左衛門は右近の言いがかりを相手にせず、
無視したのであった。
そして、松平定信に対して、隠居願いを提出したのであった。
「おぬし、本当にそれで良いのだな」
「拙者、一向に構いません」
「分かった。好きにするがよい」
こうして、清左衛門は隠居生活に入ったのである。
花嫁
一ノ瀬亮太郎
歴史・時代
征之進は小さい頃から市松人形が欲しかった。しかし大身旗本の嫡男が女の子のように人形遊びをするなど許されるはずもない。他人からも自分からもそんな気持を隠すように征之進は武芸に励み、今では道場の師範代を務めるまでになっていた。そんな征之進に結婚話が持ち込まれる。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる