【R18】嫌われていると思ったら歪すぎる愛情だった【完結】

海林檎

文字の大きさ
52 / 81

52.攻side

 随分と可愛らしく甘えてくる庵はやっぱり何処か頭が打っておかしくなったのかと思ってしまう。



 庵から抱きついてきた。



 あの庵がだ。




 こんな事今まで無かったのに。

 気分的には傷付いて人間不信になった猫を長期にわたり看病をしてやっと懐いてくれたような気分だ。


 庵は必死に俺の背中に手を回して啼きながら喘いでいる。

 あの生意気な庵が可愛すぎる。


 腕どころか足まで腰に絡みつけて「逃がさない」と、ばかりに抱き締めてくる。

 完全に俺のものになった庵は素直で甘えたがり。
 今までのツンがデレになった時の破壊力半端ねぇ。

「りぇ····りぇ、お···!·····そ、こ」


 そことは前立腺の場所のことを指している。
 庵はソコを攻めまくると嬌声を上げる。


「んぁ゛っあぁ!」

 全て俺と庵が望んだこと。


「あ、そこ····もっとぉっ!」


 素直になった庵を見れば笑みが零れる。



 可愛い





       可愛い





              可愛い





「お前、そんな可愛かったっけ?」



 つい聞いてしまう言葉。
 しかし、庵はそれには答えず

「んぁっア···ヒッァアッ!」

 望んだ快楽を必死に受け止めていた。

 こりゃあ、明日になれば忘れてそうだな。と、苦笑いをして今日の出来事をしっかり頭の中に記録しておこう。







 ---------







「······う゛ぅ·······」


 案の定、覚えていなかった。
 事が済みトんでしまった庵は案の定眠ってしまいその一時間後に目を覚ました。

 覚えていなかったから事の出来事を説明すると信じてなさそうな顔をしていたが

 庵とのハメ撮りは常に録画している為、それを見せてあげたら



「····ぅ·····うぐ·····ぅヴ·········」



 案の定べそかいた。


 べそかく庵の頭を抱きよせキスを落とした。


 何かすごく驚いて顔を真っ赤にしてる。
 耳まで真っ赤じゃねぇか。


「おま···」
 
「そんなキャラじゃねぇだろって?」


 本当にそう思います。

 何で自分も優しくしてんのか分からねぇくらい庵の事愛でてるなぁっと自覚してる。

 ただ······。


「お前がそうしてほしそうな顔をしてるからだと思う」


「はぁ!?」



 責任転嫁するなと顔を真っ赤にしたままプリプリ怒ってる。

 俺が頭蹴られたんじゃね?


 こんな庵さえも可愛いって思う俺の頭の方をCTとった方が良いんじゃね?


「······そいや、具合悪くねぇか」


「ぁ····あ~····ぃみゃ····ぃま、の、とこ」


 今のところは問題ない。
 それを聞いて心做しか安堵する。





 次からこの位の激しめなおせっせは大丈夫という事がこれで証明されたってわけだ。



次のステップまで後は様子見する事にした。

感想 5

あなたにおすすめの小説

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。

美形な幼馴染のヤンデレ過ぎる執着愛

月夜の晩に
BL
愛が過ぎてヤンデレになった攻めくんの話。 ※ホラーです

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

俺は夜、社長の猫になる

衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。 ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。 言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。 タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。 けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。