思考と口が直結しました。どうやったら黙れるのでしょうか?

tec12

文字の大きさ
5 / 17
フリューゲル王国王都にて

第5話 テンプレって誰が決めてるの?

しおりを挟む
 へい、マスター

「酒場じゃねーぞ、どうした?」

 スライムはテンプレ

「は?」

 いや、スライムってテンプレートだよね。
 って思って。

 握ってたスライムを見せる。

「汚ねぇな!!」

 えっ、汚いの?!

「汚いに決まってんだろうが。王都のスライムは下水道にいるヤツだぞ。」

 確かにばっちぃわ。
 手を拭くものを探すが相変わらず何もない。
 誰もいないな、居ない?

「こっち見んな、来んな!!」

 ッチ
 察しのいい坊主は嫌い・・でも無いな。
 察しいい人とか色々楽だし。

「とりあえず井戸行って手を洗ってこい。」

 はーい

「スライムは捨てて来いよ!!」

 *     *     *     *

 テンプレじゃなかったのかお前。

 返事がないただの

 テイッ
 側溝に投げつける。

「うぉ。なんだ急に泥が跳ねたぞ?!」

「何やってんのよ、早く洗って来なさいよ汚い。」

 この辺りに居るって事は傭兵かな?
 俺とあまり変わらない年頃の男女が居た。

 まぁいいか井戸行こ。

 *     *     *     *

 うーん、ポンプ式。

 井戸水って冷たいね。
 桶みたいなのに水溜めて手を洗う。

 うん、別に手は臭わないな。

「悪いちょっと隣で使わせてもらうぞ。」

 どうぞー。

 さっき見た男が隣でズボンを洗い出した。
 ズボンに跳ねたのか

「ん?あぁ急に泥が跳ねてな。なんか居たのか?」

 スライムだね。よく飛んだもん。

「スライムかあそこら辺は時々居るからな、ついてないな」

 泥は付いたな。

「・・お前ユウって奴か?」

 何で知ってるんだ?

「ギルマスが言ってたんだよ変な奴が入ったって。」

 ふーん。
 で、あなたはどちらさん?

「俺はジャック。よろしくな。」

 豆か海賊かあの怖い奴か、
 多いな多分もっと居るんだろうなジャック。

「いや知らねーよ。確かによくある名前だけどさ。」

 どうでもいいか。

「んでユウは何してたんだ?」

 見てお通り手を洗ってたんだよ。
 知らなかったんだスライムがテンプレじゃないし汚いって。

「スライムは汚ねぇだろ触んなよ。病気になるぞ?」

 そっかー。下水に居るもんな。

「こんなもんで大丈夫かな?」

 洗い終わったみたい。
 ちな俺に聞いてたりする?

「別に・・そういえばさ、お前が触ったスラ「ジャックー終わったー?」」

 女性の声が聞こえて来た。

「ああー、大体なー」

「何よ大体って、シミになるわよ?」

 おかん属性か。
 幼なじみ系のベタなやつ。

「何よこいつ。」

 ツンデレ系と見た。でもツインテじゃないな。
 ボブだと・・何系?

「ほらギルマスが言ってた」

「ユウって変な奴か」

 変な奴変な奴うるさいベタカップル。

「何よカップルってそんなんじゃないわよ」

 ハイハイそういうの要らないよ。

「ユウ・・ソイツ男な?」

 ごめんなさい。

 あとそろそろ仕事再開したいから早よどっかいけ?

 *     *     *     *

 マリー(マイケル)らしい

「いいじゃない別に」

 いいと思うよ?好きにすれば
 でも掃除中の俺の近くで木箱に座ってるのはダメだ。
 どっかいけ。

「フン」

「んでユウ、傭兵ギルドで年近いの俺らだけだから時々様子見ろってギルマスに言われたんだよ。」

 ふーん。続けるの?
 見てどうするの?

「・・さぁ?まぁマイケルと俺は一緒に仕事する事多いんだけど多分お前もそのうち一緒に仕事するんじゃね?」

「大丈夫?コイツ聞いてた以上に変よ?」

 ほっとけ。
 でもアレな、王都かなりデカいのに傭兵ギルドとはいえ年近いの3人って少なくね?

「まぁ王都の傭兵ギルドだからな。王都で傭兵ギルドに入るのはスラム出身の奴ばっかりで、スラムの奴はスラムから出ないか死ぬかって奴がほとんどだから少ないんだよ。」

「そうね。王都のスラム以外に住んでる人は冒険者ギルドに入るから。」

 冒険者多いんだ。

「あぁそれ微妙。あれ加入してるだけだし、ほとんどの奴が冒険者と傭兵ギルドの両方加入してる。」

 掛け持ち有りなんだ。

「冒険者ギルドは大きな町にしか無いからな。村とかは傭兵ギルドだけだし。」

 依頼人の関係か
 でも組織を分ける必要なくね?

「貴族よ貴族。暇な貴族が冒険者の真似事をするのよ。高貴なお貴族様は下賎な仕事をしたく無いって平民の依頼を全部取り下げたのよ。」

 傭兵ギルドの依頼人が平民ってそういう事か。
 貴族は側溝掃除せんわな。
 高貴な貴族は冒険者すんな?

「ねー。」

 うむ。漸く終わりが見えて来た。

「おーそろそろか。終わったら飯食いに行こうぜ。色々案内してやるよ。」

 だからそこで待ってたのね。
 ありがとう。

「まぁユウは変な奴だけど悪い奴じゃなさそうだからな仲良くしよーぜ。」

「私の事を変な目で見ないから合格かな」

 見てるよ変な目で。
 コイツいつかガチムチになるのかなって。

「・・何言ってるか分からないけど保留にしとくわ。」

 知らない?
 ガチムチのオネェ。
 本当に女性にしか見えないパターンもあるけどガチムチがテンプレだと思うんだ。

「失礼な事言われてるのは分かったから。」

 そ。後はこれ捨てたら終わりだな。
 あ、さっきのスライム居た。

「だから触んなよ、握るな!!」

 なんかゼリーだけど真ん中の方片栗粉みたいで感触が癖になる。

「お前ちゃんと手を洗えよ?」

 ニギニギしながらスライムを見て、
 お前洗ったらキレイになる?
 どうなんだい?

「下水道生まれだぞ?無理だろ。」

 返事がないただの

 テイッ
 側溝に投げつける。

「あっ」

 マリー(マイケル)がジャックを、ジャックのズボンを見る。

 うん、付いてるね泥。

「ッオイ!やっぱりテメーか!!」

 輝け俺の逃走スキル
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最弱スキル《リサイクル》で世界を覆す ~クラス追放された俺は仲間と共に成り上がる~

KABU.
ファンタジー
平凡な高校生・篠原蓮は、クラスメイトと共に突如異世界へ召喚される。 女神から与えられた使命は「魔王討伐」。 しかし、蓮に与えられたスキルは――《リサイクル》。 戦闘にも回復にも使えない「ゴミスキル」と嘲笑され、勇者候補であるクラスメイトから追放されてしまう。 だが《リサイクル》には、誰も知らない世界の理を覆す秘密が隠されていた……。 獣人、エルフ、精霊など異種族の仲間を集め、蓮は虐げられた者たちと共に逆襲を開始する。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活

シン
ファンタジー
 世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。  大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。  GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。  ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。  そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。  探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。  そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。  たまに有り得ない方向に話が飛びます。    一話短めです。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~

かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。  そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。  しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!  命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。  そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。 ――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。

処理中です...