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婚約者は私を溺愛してくれていたのに、妹に奪われた。
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婚約者のトルスティは、私のことを溺愛してくれている。
私の言うことは何でも聞いてくれるし、優しくしてくれるんだ。
トルスティは容姿も良くて声も優しかったから、すぐに私は彼に夢中になったの。
だけど、妹にトルスティを奪われてしまった。
トルスティは妹のアニーのことが好きだったらしい。
私との婚約が成立した時、アニーと出会って一目惚れしたとのこと。
当然、私との婚約は破棄になり、トルスティはアニーと婚約した。
好きな人の姉だから、彼は優しくしてくれていただけだったんだ。
泣けてくる。
溺愛してくれていると勘違いしていた自分が恥ずかしい。
婚約者には、
「お前のことなんて好きじゃない」
なんて酷いことを言われた。
目の前が真っ暗になる。
私は友人で公爵令嬢のシャルロットに、このことを全て話した。
「酷い人ね。本当に酷い」
シャルロットはそう言って、私を慰めてくれた。
その後、トルスティが浮気をしていたことが広まり、彼は肩身が狭くなったらしい。
今は引きこもりがちになっているという。
おそらく、シャルロットが他の友人に話し、どんどん広まっていったんだろう。
私はシャルロットに紹介された男性と結婚することになった。
嫁いでからは、トルスティとは会っていない。
私の言うことは何でも聞いてくれるし、優しくしてくれるんだ。
トルスティは容姿も良くて声も優しかったから、すぐに私は彼に夢中になったの。
だけど、妹にトルスティを奪われてしまった。
トルスティは妹のアニーのことが好きだったらしい。
私との婚約が成立した時、アニーと出会って一目惚れしたとのこと。
当然、私との婚約は破棄になり、トルスティはアニーと婚約した。
好きな人の姉だから、彼は優しくしてくれていただけだったんだ。
泣けてくる。
溺愛してくれていると勘違いしていた自分が恥ずかしい。
婚約者には、
「お前のことなんて好きじゃない」
なんて酷いことを言われた。
目の前が真っ暗になる。
私は友人で公爵令嬢のシャルロットに、このことを全て話した。
「酷い人ね。本当に酷い」
シャルロットはそう言って、私を慰めてくれた。
その後、トルスティが浮気をしていたことが広まり、彼は肩身が狭くなったらしい。
今は引きこもりがちになっているという。
おそらく、シャルロットが他の友人に話し、どんどん広まっていったんだろう。
私はシャルロットに紹介された男性と結婚することになった。
嫁いでからは、トルスティとは会っていない。
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