1 / 1
ずっと好きだった幼馴染が私の友人と密かに付き合っていた
しおりを挟む
私はずっと幼馴染のドーリスのことが好きだった。
先日、父からドーリスとの婚約の話をされた。
「ドーリスと結婚する気はあるか」
父から訊かれて、私は大きく頷いた。
ずっと好きな人と結婚できるんだ。
私は涙が出るほど嬉しかった。
後日、両家で顔合わせをしたのだが、ドーリスは、
「フェオドラとは結婚したくありません」
私との結婚を拒絶したのである。
なんと、ドーリスは私の友人であるレイラと密かに交際しており、結婚するつもりらしい。
私はレイラに何でも話していた。だから、私がドーリスを好いていることも知っているはずなのに。
一言報告があっても良かったんじゃないの?レイラに裏切られたような気持ちになる。
さらにドーリスは
「フェオドラが妻だなんて、虫酸が走りますよ。幼馴染として育ってきた者を女性として見ることはできません」
なんて言う。
「そこまで言わなくていいじゃないですか」
私は半泣きになりながら訴えかけた。
ドーリスがたじろぐ。
けれど、彼の気持ちは変わらなかった。
私もここまで言われたら、結婚する気はなくなる。
私とドーリスの婚約はなかったことにされた。
その後、ドーリスとレイラは結婚。
結婚式には私も招待された。だが、丁重に断った。
ずっと好きだったのだ。簡単に恋が冷めるわけじゃない。結婚式なんて行けない。
レイラは「来ないなんて寂しい」みたいな手紙をよこしたが、黙って付き合ってた彼女に返事をする気力もない。
しかし、数カ月後、ドーリスとレイラは離婚した。
レイラの浮気が原因だった。彼女はお金目当てでドーリスと結婚し、浮気相手に貢いでいたという。
ドーリスはかなり落ち込んだらしい。
レイラの方は浮気相手の身分が低いことから、無理やり別れさせられたそうだ。
私の方は両親に紹介された男性と婚約した。
ドーリスとは正反対で、私がドーリスのことを話したら背中を擦って慰めてくれた。
この人となら安心できる。きっと幸せになれると思う。
先日、父からドーリスとの婚約の話をされた。
「ドーリスと結婚する気はあるか」
父から訊かれて、私は大きく頷いた。
ずっと好きな人と結婚できるんだ。
私は涙が出るほど嬉しかった。
後日、両家で顔合わせをしたのだが、ドーリスは、
「フェオドラとは結婚したくありません」
私との結婚を拒絶したのである。
なんと、ドーリスは私の友人であるレイラと密かに交際しており、結婚するつもりらしい。
私はレイラに何でも話していた。だから、私がドーリスを好いていることも知っているはずなのに。
一言報告があっても良かったんじゃないの?レイラに裏切られたような気持ちになる。
さらにドーリスは
「フェオドラが妻だなんて、虫酸が走りますよ。幼馴染として育ってきた者を女性として見ることはできません」
なんて言う。
「そこまで言わなくていいじゃないですか」
私は半泣きになりながら訴えかけた。
ドーリスがたじろぐ。
けれど、彼の気持ちは変わらなかった。
私もここまで言われたら、結婚する気はなくなる。
私とドーリスの婚約はなかったことにされた。
その後、ドーリスとレイラは結婚。
結婚式には私も招待された。だが、丁重に断った。
ずっと好きだったのだ。簡単に恋が冷めるわけじゃない。結婚式なんて行けない。
レイラは「来ないなんて寂しい」みたいな手紙をよこしたが、黙って付き合ってた彼女に返事をする気力もない。
しかし、数カ月後、ドーリスとレイラは離婚した。
レイラの浮気が原因だった。彼女はお金目当てでドーリスと結婚し、浮気相手に貢いでいたという。
ドーリスはかなり落ち込んだらしい。
レイラの方は浮気相手の身分が低いことから、無理やり別れさせられたそうだ。
私の方は両親に紹介された男性と婚約した。
ドーリスとは正反対で、私がドーリスのことを話したら背中を擦って慰めてくれた。
この人となら安心できる。きっと幸せになれると思う。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
18
この作品は感想を受け付けておりません。
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる