【R-18単話】RPGの魔王が乙女ゲームに転移して、俺様王子に逆攻略される話

二階堂まりい

文字の大きさ
1 / 1

魔王、実績解除する

しおりを挟む
 俺、魔王トラゴス・ビケット・オーデーが乙女ゲームの王子ジーヴル・ポエジーと恋人になって一か月後の話。

 俺達はほぼ毎日デートを重ねてきた。
 町でショッピングしたり、馬で野原まで遠駆けしたり、互いの寮室でのんびり過ごしたり。

 ジーヴルは、欲しい物があれば買ってくれるし、やってほしいことはなんでもやってくれる。
 何でも叶えてくれる溺愛彼氏と言えるだろう。
 元々乙女ゲームの王子なのだから、恋愛スキルはまあ高い高い。
 勇者と戦うために生まれてきた俺とは雲泥の差だ。

 実は最初は、何でもしてもらって当たり前だと思っていた。
 何故なら俺は最強の魔王なのだから、それにかしずくのは当然だろう?

 しかし、だんだんある考えがよぎるようになっていたのだ。
 俺はジーヴルに何かしてやらなくていいのか? 
 俺がジーヴルにしてやったことと言えば……決闘を持ちかけて迷惑をかけてやったことくらいか?
 恋人としてそれは如何なものか!? と寮室で椅子に腰掛け一人悩んでいたその時であった。
「大切なことに気付いたようね」
 女の声がした。

「誰だ!?」
 声がした方を振り向き、少し見上げる。
 赤い髪の女が、空中に浮かんで微笑んでいた。

「私は愛の女神シャルルよ。
 トラゴス君、ステータスをご覧なさい」

 この世界のシステムである女神は、信頼に値する存在だ。
 大人しく従い、俺が念じると目の前にあらゆる物理法則を無視してステータス画面が表示された。

 いつもは空腹度などのどうでもいいことしか書いていないステータスに、何か表示が増えている。

 なになに……「恋人とやることリストハードモード」?

 このリストに書いてあることを率先してやれば、ジーヴルに何かしてやれたことになるのか!?
 俺の頭にはそんな名案が浮かんだ。

 しかし。

「何故いきなりハードモードなのだ!」
「イージーとノーマルはジーヴル君のエスコートで全部こなしちゃってるじゃないの。
 私から提案出来るのはこれだけよ」
 シャルルからの容赦ない断言。

 むう……。

 ハードモードの項目は恋人繋ぎ、キス、一緒にお風呂、夜伽の四つか。
 めちゃくちゃハードルが高い。

 しかし、ジーヴルに恋人らしいことをしてやるならこれしか無い。
 簡単なことはもう先を越されてしまっているのだから!

「じゃあ頑張るのよ、トラゴス君」
 シャルルはそれだけ言い残して、掻き消えてしまった。

 

 
 今日のデートは、ダンジョンへの素材集めであった。
 行き先は俺の案……というか、どこに行きたいかと言われておねだりしただけだ。
 そういうところだぞ、魔王トラゴス。
 後の展開で挽回しなくては、またやってもらいっぱなしになってしまう。

 しかし背中を預けあってモンスターと戦うなど、俺達らしくて良いデートだと思う。


 暮れていく陽の中、二人でダンジョンの出入り口まで戻ってきた。
 モンスターからドロップした素材を詰めた籠を提げたジーヴルが言う。
「明日は休みだし、今日は王城に泊まっていくか。ここからならその方が近い」
 
 王城はジーヴルの実家だが、馬鹿みたいに広いのであまり気を遣わなくていい。
 王も王妃も優しいので、居心地が良い。
 俺にとっても楽な場所だ。

「うむ」
 俺は相槌一つ打つと、ジーヴルの手を取り、さっと指と指を絡めた。
 所謂恋人繋ぎの完成だ。

 ジーヴルは少し目を瞠り、それから微笑むと歩き出した。
 まずは一つ、実績解除出来ただろうか。
 ジーヴルが喜んでくれていれば良いのだが……。



 王城に迎えられ、俺達は早速ジーヴルの私室に向かう。
 
「汗をかいたな……風呂に入りたい」
 俺はさりげなく呟いた。
 風呂は私室の中に備え付けられている。

「お先にどうぞ」
 そう言うジーヴルの肩を抱き、俺は耳元で囁いてやる。
 cvベテラン声優なラスボス様の吐息の威力を喰らえ!
「一緒に入らないか? その方が長くジーヴルと居られるだろう」
「……ああ、ビケットがそう言うなら」
 少し驚いた後、ジーヴルは笑顔で了承した。


 ふふふ、この調子だ! なんだ、まるでRTAではないか!
 あとはジーヴルとキ、キスして……夜伽をするだけ……だけ?
 前言撤回! 難しいのはここからだ……。
 一応夜伽の仕方などは書物で勉強してきたので、大丈夫だとは思う……多分。


 
「トラゴスの身体はどこもかしこも綺麗だな」
 湯船の中で座ったまま、俺達は向かい合う。

 ムード満点な沈黙の中、俺から切り出してやる。
「俺の肉体美を堪能することを特別に許す……!」
「本当か? 嬉しいよ」
 すぐにジーヴルの右腕がするりと伸びてきて、俺の胸を触り、あえかな突起を弾いた。
「ふ……ぅん」
 くすぐったさに身を捩る俺を凝視しながら、ジーヴルは俺の胸を撫で回し、突起を指先で摘み、押し潰した。
「ぁ……っ」
 ジーヴルの手は腋、脇腹、骨盤を撫で下ろし、とうとう股間へと向かう。
 俺は覚悟を決めた。

 王子のわりに戦いで少し荒れた手が、俺の竿を包み込んだ。
 俺は生物ですらない概念系の魔王だし、排泄の必要すらないから、そんなところ風呂で洗う以外に触る機会は無いわけで……!

 時に握り込んで大胆に、時に細かく這うように、ジーヴルの手はなんともテクニカルに動く。
 雁首の周りも擦られ、腰がびくびくと跳ねた。

「触るの、楽しいか?」
「ああ、とても……!」
 恥ずかしすぎてジーヴルの方を全然見れていなかったが、よく見たらこいつもおっ勃てていた。
 太くて長くて、湯よりも熱そうなもの。

「俺も触ってやる」
 やってもらいっぱなしは良くないという本来の目的を思い出した俺は、ジーヴルの竿を握ってゆるゆると擦り始めた。
 しかし俺のやり方が下手なのか、ジーヴルが強すぎるのか、ジーヴルは余裕綽々だ。
 解せぬ。
 もっとこちらから仕掛けていかねば。
 例えば……そうだ、今がキスのタイミングではないか!
「ジーヴル、俺に口づける許可を出してやっても良いのだぞ……!」
「では許可を」
「ん、許す……」
 柔らかな唇が触れ合い、二人にしか聞こえない程度の水音を立てた。
 お上品なキスはすぐに終わり、ジーヴルの舌が俺の口の中に侵入してくる。
 長い舌が器用に、俺の舌を絡め取って舐め上げた。
「ん、むぅっ……」
 舌だけではない、陰茎同士も擦れている。
 先端同士が触れ合い、硬度が勝るジーヴルの方が俺のものを押し潰す。
 先走りだけがだらだらと流れ、湯に混ざっていく。

 ジーヴルは顔を上げると、俺の顔を覗き込んできた。
「激しくしすぎたか」
「はあっ、はあ……苛烈なる魔王の初体験に、ふさわしい口づけであったぞ」
 はい、強がりです。予想の何百倍も激しくて腰が砕けました。

「居てくれるだけでも嬉しいのに、どうして今日の君は私が喜ぶことばかりするんだ? 
 もう少しゆっくりリードしてあげようと思っていたのに……我慢出来ない」
 湯から上がったジーヴルはバスローブを着ると、俺を抱え上げてバスタオルでわしわしと拭いてきた。
 そしてベッドにダイブする。
 ベッド中が、爽やかなサボンの香りで満たされる。
 
「ビケット。君をもっと深い所で可愛がらせてくれないだろうか」
 俺を押し倒しながらジーヴルが言った。
「俺こそ、可愛がってやる」
 俺がジーヴルの股間を撫でると、奴は少し困ったような笑みを浮かべながら、サイドボードから潤滑剤の瓶を取り出した。
 準備の良いことだ。
 この変態と思うよりも、スパダリ来たこれ……と思ってしまう俺は、かなりの重症と言えよう。
 
「君は消化管はあるが排泄が無いんだったな。
 ではこのまま慣らすぞ」
「っ……!」
 四つん這いにされたかと思うと、粘液を纏った中指と人差し指を後孔に突っ込まれる。
 同時に、親指が尻尾の付け根をくすぐった。
 正直、尻の穴なんぞに心地良い感触など無い。
 だが尻尾の付け根は、丹念に弄られ続けると少しくるものがある。
 尻尾が心地良いせいか、身体が勘違いして尻の奥まで疼くようだ。
 
 尻尾を弄るのをやめたかと思えば、中で指をぐるんと回される。
「ぅああっ!」
 ……一瞬、頭が真っ白になった。
 
 悦いところに当たった、というやつか……?

「ビケット」
 指を抜かれ、仰向けに横たえられる。

「なるべく優しくする……」
 自分に言い聞かせるように囁いて、ジーヴルは剛直を俺の尻のあわいにあてがった。

「あ……っ」
 期待感で切ない声を漏らしてしまった俺の痴態をその目に収めながら、ジーヴルはゆっくり腰を進めた。
「うあっ、ああっ……!」
 指とは比べものにならない質量に思わず腰が引けそうになるが、ジーヴルに腰骨を掴まれたために逃げられない。
「あっ、ああっ!やぁっ!」
 容赦なく侵入してくるジーヴルの圧迫感で息が止まりそうになる。
 皮膚がめりめりと広がって少し怖いが、慣らしたお陰で案外すんなり入るものなのだな。
 むしろ、孔を広げられるのが心地良くすらある。
 これは生理的な反応なのか、それともナカまでジーヴルに暴かれているという被征服感のせいなのか。

「はぁ……っ、あっ……」
 もうこれ以上は入らないというところまで押し込んで、ジーヴルは一旦動きを止めた。
「半分くらい入ったが……大丈夫か?」
「は、半分」
 その事実に軽く目眩を覚えた。
 感覚としてはいっぱいいっぱいなのだが、まだ半分とは。

「まあ……痛くはないが」
 むしろ、ちょっと腰がゾクゾクしている。
 するとジーヴルは俺の反応を見ながら、ゆっくりと抽挿を始めた。
「ふぁっ、ああっ」
 動き自体はゆっくりなのに、凶悪な形の雁首が内壁をこそげるせいで、身体がびくつく。

 ジーヴルも俺の中で満足してくれている……筈だ。
 少し眉を顰めて、しかしうっとりと俺を見つめている。


 ジーヴルが俺を串刺しにしたまま、軽く腰を揺らす。
 ああ、奥がジーヴルを受け入れようとふわふわに弛んできているのが自分でも分かる。

 ずるり、と熱いものが俺の奥まで侵入してきた。
 同時に、再び頭が真っ白になった。
 今度は指で弄られていた時よりも強烈に意識が飛んだ。
 尻尾がぶわっと毛羽立ち、脚は快感を逃そうと宙を彷徨う。
「~~~っ! あ、ぁ……」
 硬い肉棒に前立腺をごりごり潰されている。
 弱々しく喘ぐ俺に煽られたのか、ジーヴルは俺を正面から抱き締めると更に激しく俺を喰らい始めた。
 艶かしい水音、肌と肌がぶつかる音が、耳まで犯してくる。

 それに、高められたまま一度も達していない俺の陰茎が、ジーヴルの腹筋に擦れている。
 裏筋まで余すことなく擦られているのに、決定的な刺激が無くてもどかしい!
 

 ひときわ強く、ジーヴルが俺を抱き締めた。
 同時に、ごちゅんっと最奥を突かれた。
「んおぉっ!?」
 魔王なのにみっともない声を出して、全身が痙攣している俺。
 全身とは勿論体内も含んでいる。
 ジーヴルのものをきゅんきゅんと締め付け、その形を覚えようとしている。
 
 同時に俺のものから勢いなく流れ出た白濁が、二人の腹を濡らした。
 魔王だから射精自体初めてなのに、結腸をぶち抜かれたついでのようにだらだらと溢してしまうなんて……アブノーマルで、凄く興奮している……。

 あっちもこっちも絶頂して、俺の性感帯は神経が剥き出しになったかのように敏感になっている。
 それなのにジーヴルはより激しく腰を揺り動かすのだから、たまったものではない。
「あっ、ジーヴルっ、もっとゆっくりぃ!」
「意地悪を言うな。
 俺ももう少しで、っ……」
 ジーヴルは息を詰め、ほんのり赤らんだ顔で言った。
 まるで俺に懇願するように。

 ジーヴルも俺で感じてくれているのだな……。

 ジーヴルは数度強く杭打ったかと思うと、俺の中に熱いものを注ぎ、満たす。
「ふぅっ、ふーっ……」
 息を落ち着かせているジーヴルを、下からそっと抱き締める。
「ジーヴルに身を捧げられたことを、光栄に思ってやる……」
 すると、ジーヴルは微笑んだ。
「ありがとう、俺のビケット」

 人のために何かをするというのも悪くない。
 相手が大好きな人なら尚更。

 
 すると、枕元でばさっと音がした。
 さっきまでは無かった筈のものが落ちている。
 白い、布。

 心当たりならある。
 これは実績解除の報酬だ。

 で、それが何かと言うと……白いベビードールだった。
「何だこれは」
 立ち上がったジーヴルが布を拾い、不思議そうに首を傾げている。

「あー、多分愛の女神からのプレゼントではないか……」
 どう説明していいか分からず、曖昧なことしか言えない。
 するとジーヴルはベビードールを広げながら、俺に振り向いた。
「ふむ。君に似合いそうだな」
「あはは……ご冗談」

 愛の女神からの贈り物が俺達の愛にスパイスをぶち込むのは、もう少し先の話。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

異世界に勇者として召喚された俺、ラスボスの魔王に敗北したら城に囚われ執着と独占欲まみれの甘い生活が始まりました

水凪しおん
BL
ごく普通の日本人だった俺、ハルキは、事故であっけなく死んだ――と思ったら、剣と魔法の異世界で『勇者』として目覚めた。 世界の命運を背負い、魔王討伐へと向かった俺を待っていたのは、圧倒的な力を持つ美しき魔王ゼノン。 「見つけた、俺の運命」 敗北した俺に彼が告げたのは、死の宣告ではなく、甘い所有宣言だった。 冷徹なはずの魔王は、俺を城に囚え、身も心も蕩けるほどに溺愛し始める。 食事も、着替えも、眠る時でさえ彼の腕の中。 その執着と独占欲に戸惑いながらも、時折見せる彼の孤独な瞳に、俺の心は抗いがたく惹かれていく。 敵同士から始まる、歪で甘い主従関係。 世界を敵に回しても手に入れたい、唯一の愛の物語。

(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。

キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。 気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。 木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。 色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。 ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。 捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。 彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。 少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──? 騎士×妖精

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~

液体猫(299)
BL
暫くの間、毎日PM23:10分に予約投稿。   【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸にクリスがひたすら愛され、大好きな兄と暮らす】  アルバディア王国の第五皇子クリスは冤罪によって処刑されてしまう。  次に目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。    巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。  かわいい末っ子が過保護な兄たちに可愛がられ、溺愛されていく。  やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな気持ちで新たな人生を謳歌する、コミカル&シリアスなハッピーエンド確定物語。  主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ ⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌ ⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中  二日に一度を目安に更新しております

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

処理中です...