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体感25℃のバッファ
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「う~~ん、なんて過ごしやすいんだろう」
部屋で伸びをしながらこの一週間を振り返った。
時間を巻き戻せるという能力に気づいてから気が楽になっている。
だっていざとなった時に使える強みがあるから。
このことで大きな変化を得たと思っている。
思えば誕生日を迎えたあの日、気持ちを切り替えようと決意していた。
実際に行動を起こそうとしたものの、うまくいかなかった。
でも流されずに奮闘して突き進んだからこの能力が認識できたといえる。
とはいえ、コレは安易には使わないと決めた。
だって使った後の代償が大きいといえば大きい。
1日一回しか使えないのだから重要な時に使えなくなってしまう。
この間みたいな会社規模の迷惑が掛かる大規模なミスのような案件でなければ割に合わないと感じた。
寝坊程度で使っていたらきりがない。
しかも代償の食欲も半端ない。距離移動した際は食べ放題でないと対応できないほど空腹感が尋常でなかった。
お財布にも厳しいと判り、簡単に手を出すものではないと判断した。
それにそれ頼みの生活になってしまえばいいかげんな人間になりそうな気がする。
今まで通り過ごし、ここぞって時に使うと決めてからますます気合が入った。
だから河合さんにも強気になっていけたんだ。
週明け早々に仕事の割り振りを見直し、手伝わない意思を見せつけた。
さすがに残業が嫌なのか、今までの勤務態度は何だったのかと思わせるほどの仕事ぶり。
まあ、ただ与えられた仕事は熟す……という点だけなんだが。
私の新人時代がアレだったから気を回しすぎて墓穴を掘りまくってたことに気づいてからようやく観察するようになったけど、向こうが上手だったと思う。
何故かそれが許せてしまう環境と河合さん本人の資質がそうさせていただけ。
可愛らしい容姿と言動で庇護欲が湧くって感じなんだよね。
だから優しく丁寧に指導すべき、私の新人時代の二の舞を踏ませたくないという変な先入観もあって気づけなかったんだ。
大体入社して8か月も経つというのにほとんど仕事が身に付いていないことがおかしかったのだ。
複雑な内容はわからないと言っていれば教育係の私が指導する立場として説明しながら操作していつの間にか仕事を丸投げされていた状況が見えてない。
それでいて勤務時間だけは有効利用して働いたようになってる。
私に丸投げしながら雑談したり、休憩をはさんだりしてただけなのに気づく余裕すらなかった。
あの決意から放置してみれば一目瞭然。
そう、彼女は故意にできないアピールして他の誰かにさせるのが得意ってこと。
けど仕事ができないわけじゃない。自分でしたくないからさせるよう仕向けてた。
見事にそれに引っかかってしまった中心が私だっただけ。
丸投げできなくなったと判断してから河合さんの口調や仕草は変わらないものの、態度は少し変わってきている。
定時に帰るためだけに割り当てられた分はさっさと済ませ、自分の仕事が終わってないようみせかけ時間をつぶしてうまい具合に他の仕事を押し付けられないようにしていることが判ってきた。
つまり仕事量を増やしても問題ない能力の持ち主ってこと。
本来河合さんに引き継ぐべき仕事がまだ3分の1ほどあったから今週に入って強引に進めていくことにした。
もういつもの甘えた口調や仕草をアピールしても通じないと悟ったのか、大人しく熟しだす。
これで今まで私が被ってきたものが排除されるから無意味な残業はなくなっていた。
社会人3年目、ようやく理想としていたほんの少しの余裕が生まれた瞬間だった。
それからというもの遅れを取り戻すかのように指導を進めていく。
驚くことに今までできなかったのがウソのように身についているのが判った。
それどころか時折、雑談に入る余裕すらある。
万が一、大きな失敗を行なった場合は時間を巻き戻せばいいと目論む必要は全くなかった。
本当は同期の新人よりできる人物なのかもしれないとうっすら感じた。
とはいえ、私に対しての態度が変わってきたのが判る。
甘えた態度や口調ながらも私を揶揄してきているのに気づく。
やたらとプライベートなことを聞いてきては吹聴しているのだから。
身だしなみや独り身の事情など心配という表現で。
確かに最低限の身支度やお付き合い経験がないのは仕方がないこと。
だからといってこれまでは余裕がなかったし、今は懐事情が厳しい状態。
これからの一歩を踏み出す時がようやく訪れているんだし。
その一因が河合さんにもあったことを忘れないでほしい。
とまあ、週末に入って食材を買い込み、作り置きという料理に挑戦してみたわけで。
連日の残業が無くなり、スーパーのおつとめ品を購入する度、これではいけないと意識を向けられるようになった。
段々と寒くなっていく季節の変わり目。
過ごしやすい快適な室温は25℃らしいけどそれを保つのは大変。
だけど今の私は過ごしやすい快適な時期が来たんだといえる。
余裕が生まれるっていうのはホント大事なんだとつくづく思った。
「おはようござぃまぁす。五条先ぱぁい」
相変わらず時間ギリギリに席に着くものの、以前と比べて荷物もお手洗いも先に済ませるようになっていた。
「おはよう。今日はこれお願いね」
いつものように書類を渡し、念のため手伝わない素振りを見せる。
「はぁい。わかりました。これだけで他に余計なものはないですよね?」
「一応、今のところはそうだけど。午後から急に何か入れば追加があるかもしれないけどね」
「ええ~っ、ネイルの予約入れてるんで増やさないでくださいよぉ。先輩と違って手入れするの大変なんですからぁ」
あ~、はいはい。ただ伸ばしてるだけの私とは違うってことね。
さすが河合さん可愛さを保つためにもいろんな場所に気を配っているのね。
週明け早々に美容を意識できる余裕があるのはある意味すごいけど。
「まあ、そうならないことを祈ってて。けど仕事は仕事だから」
そうくぎを刺しながらお互い仕事に取り掛かった。
部屋で伸びをしながらこの一週間を振り返った。
時間を巻き戻せるという能力に気づいてから気が楽になっている。
だっていざとなった時に使える強みがあるから。
このことで大きな変化を得たと思っている。
思えば誕生日を迎えたあの日、気持ちを切り替えようと決意していた。
実際に行動を起こそうとしたものの、うまくいかなかった。
でも流されずに奮闘して突き進んだからこの能力が認識できたといえる。
とはいえ、コレは安易には使わないと決めた。
だって使った後の代償が大きいといえば大きい。
1日一回しか使えないのだから重要な時に使えなくなってしまう。
この間みたいな会社規模の迷惑が掛かる大規模なミスのような案件でなければ割に合わないと感じた。
寝坊程度で使っていたらきりがない。
しかも代償の食欲も半端ない。距離移動した際は食べ放題でないと対応できないほど空腹感が尋常でなかった。
お財布にも厳しいと判り、簡単に手を出すものではないと判断した。
それにそれ頼みの生活になってしまえばいいかげんな人間になりそうな気がする。
今まで通り過ごし、ここぞって時に使うと決めてからますます気合が入った。
だから河合さんにも強気になっていけたんだ。
週明け早々に仕事の割り振りを見直し、手伝わない意思を見せつけた。
さすがに残業が嫌なのか、今までの勤務態度は何だったのかと思わせるほどの仕事ぶり。
まあ、ただ与えられた仕事は熟す……という点だけなんだが。
私の新人時代がアレだったから気を回しすぎて墓穴を掘りまくってたことに気づいてからようやく観察するようになったけど、向こうが上手だったと思う。
何故かそれが許せてしまう環境と河合さん本人の資質がそうさせていただけ。
可愛らしい容姿と言動で庇護欲が湧くって感じなんだよね。
だから優しく丁寧に指導すべき、私の新人時代の二の舞を踏ませたくないという変な先入観もあって気づけなかったんだ。
大体入社して8か月も経つというのにほとんど仕事が身に付いていないことがおかしかったのだ。
複雑な内容はわからないと言っていれば教育係の私が指導する立場として説明しながら操作していつの間にか仕事を丸投げされていた状況が見えてない。
それでいて勤務時間だけは有効利用して働いたようになってる。
私に丸投げしながら雑談したり、休憩をはさんだりしてただけなのに気づく余裕すらなかった。
あの決意から放置してみれば一目瞭然。
そう、彼女は故意にできないアピールして他の誰かにさせるのが得意ってこと。
けど仕事ができないわけじゃない。自分でしたくないからさせるよう仕向けてた。
見事にそれに引っかかってしまった中心が私だっただけ。
丸投げできなくなったと判断してから河合さんの口調や仕草は変わらないものの、態度は少し変わってきている。
定時に帰るためだけに割り当てられた分はさっさと済ませ、自分の仕事が終わってないようみせかけ時間をつぶしてうまい具合に他の仕事を押し付けられないようにしていることが判ってきた。
つまり仕事量を増やしても問題ない能力の持ち主ってこと。
本来河合さんに引き継ぐべき仕事がまだ3分の1ほどあったから今週に入って強引に進めていくことにした。
もういつもの甘えた口調や仕草をアピールしても通じないと悟ったのか、大人しく熟しだす。
これで今まで私が被ってきたものが排除されるから無意味な残業はなくなっていた。
社会人3年目、ようやく理想としていたほんの少しの余裕が生まれた瞬間だった。
それからというもの遅れを取り戻すかのように指導を進めていく。
驚くことに今までできなかったのがウソのように身についているのが判った。
それどころか時折、雑談に入る余裕すらある。
万が一、大きな失敗を行なった場合は時間を巻き戻せばいいと目論む必要は全くなかった。
本当は同期の新人よりできる人物なのかもしれないとうっすら感じた。
とはいえ、私に対しての態度が変わってきたのが判る。
甘えた態度や口調ながらも私を揶揄してきているのに気づく。
やたらとプライベートなことを聞いてきては吹聴しているのだから。
身だしなみや独り身の事情など心配という表現で。
確かに最低限の身支度やお付き合い経験がないのは仕方がないこと。
だからといってこれまでは余裕がなかったし、今は懐事情が厳しい状態。
これからの一歩を踏み出す時がようやく訪れているんだし。
その一因が河合さんにもあったことを忘れないでほしい。
とまあ、週末に入って食材を買い込み、作り置きという料理に挑戦してみたわけで。
連日の残業が無くなり、スーパーのおつとめ品を購入する度、これではいけないと意識を向けられるようになった。
段々と寒くなっていく季節の変わり目。
過ごしやすい快適な室温は25℃らしいけどそれを保つのは大変。
だけど今の私は過ごしやすい快適な時期が来たんだといえる。
余裕が生まれるっていうのはホント大事なんだとつくづく思った。
「おはようござぃまぁす。五条先ぱぁい」
相変わらず時間ギリギリに席に着くものの、以前と比べて荷物もお手洗いも先に済ませるようになっていた。
「おはよう。今日はこれお願いね」
いつものように書類を渡し、念のため手伝わない素振りを見せる。
「はぁい。わかりました。これだけで他に余計なものはないですよね?」
「一応、今のところはそうだけど。午後から急に何か入れば追加があるかもしれないけどね」
「ええ~っ、ネイルの予約入れてるんで増やさないでくださいよぉ。先輩と違って手入れするの大変なんですからぁ」
あ~、はいはい。ただ伸ばしてるだけの私とは違うってことね。
さすが河合さん可愛さを保つためにもいろんな場所に気を配っているのね。
週明け早々に美容を意識できる余裕があるのはある意味すごいけど。
「まあ、そうならないことを祈ってて。けど仕事は仕事だから」
そうくぎを刺しながらお互い仕事に取り掛かった。
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