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第一章 リーツェン王国
第三話 神から与えられし力
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【ラルクside】
「2人とも助かったよ~怖かったよ~」
僕は安心したのかメアリーとローザに抱きついて、涙を流していた。
そんな僕のことをローザとメアリーは抱きしめ返して頭を撫でてくれた。
「ヨシヨシ坊ちゃま、もう大丈夫ですからね。このローザが付いていますから」
「むぅ。私もいますよ。坊ちゃまは、年相応にたくさん甘えて良いんです!メアリーがたくさん甘やかしてあげます」
もう、僕を子供扱いして。
まぁ、まだ8歳だから子供なんだけどさ。
でも、人に殺意を向けられるって、本当に怖かった。
摘み出せって、外に放り出すって意味だと思ってたけど近付いてきた2人の騎士は、得体の知れない僕のことを警戒して、武器を構えていたもん。
そんな騎士2人に臆することなくミサイルキックをかますなんて、僕のせいでローザが死んでたかと思うと気が気じゃなかったよ。
だから、ちゃんと注意しとかないと。
「ローザ!武器を構えてる騎士にミサイルキックをかますなんて、あんな危ない真似、二度としちゃダメだぞ!」
「申し訳ありません。坊ちゃまをお助けしなければとつい」
「あれには驚きました。でも、私もローザ様と同じ気持ちでしたので。それよりも危ないことに巻き込まれに行く坊ちゃまの方が問題です」
「ギクッ」
僕、自分から巻き込まれに行ったなんて、言ったっけ?
それよりも園山君たちは無事かな。
僕だけ、なんか特別扱いされて、怒ってたりしないかな。
それに他のみんなも。
宮殿を初めて見て、目をキラキラさせてる女の子や勇者と聞いて、興奮してる男の子もいたけど。
大多数は困惑してる感じだったし、良く泣かなかったと褒めてあげたい。
僕みたいに親と不仲じゃなくて、親が仕事優先とかで構ってくれないとかならともかく。
でもそんな僕でさえ、両親に会いたいと思ったし、1番会いたいと思ったのはローザやメアリーやホプキンスさんに屋敷のみんなだけど。
「ハァ。坊ちゃまは優しすぎます。どうせ、ここが過去のドイツだと思い込み、プロイセン王に不敬を働きそうな誰かを助けて、結果御自身の身が危なくなったとかでしょ?」
「ギクッ」
「坊ちゃま、図星を突かれた時にギクッと声を発するからメアリーにバレバレなんですよ。それよりも、ここが過去のドイツではないことはわかっていますか?」
えっ?
そうなの?
だって、ここシャルロッテンブルク宮殿だよね。
「ローザ様。坊ちゃま、わかってないみたいです」
「ギクッ」
僕って、そんなにわかりやすいのかな。
「私には、バレバレです。もう、何年一緒にいると思ってるんですか。専属メイドのメアリーお姉さんにはバレバレなのですよ」
自分のことをお姉さんと言ってるし。
まぁ、いっか。
「もうメアリーお姉ちゃんには、隠し事できないなぁ」
「ふほぉ!?」
メアリーは、お姉ちゃんと呼ばれるとは思ってなかったのか盛大に驚いて、咽せていた。
フッフッフッ。
僕のことを散々、揶揄ったんだからこれぐらいの仕返しはしないとね。
【ローザside】
メアリーお姉ちゃんですと!?
私のことはお姉ちゃんと呼んでくださらないのに。
メアリー、ずるいわ。
この乳デカ!尻デカ!痩せ型女!
悪口を言ってみたつもりだけど、自分と見比べて、女として劣っている部分を言ってるみたいで惨めになっちゃう。
「ゴホン。乳繰り合うのはその辺で。坊ちゃま、ここが過去のドイツではなく。魔物という存在がある世界である以上、異世界に召喚された私たちには、神様からギフトが与えられているはずです」
「えっ?そうなの?」
あれっ?
そこは、そうなのローザお姉ちゃん、ギフトについて教えてってなるものだとばかり。
「ローザ様は、日本で今流行りの異世界小説マニアですもんね」
この牛女、何言ってるんですか!
確かに小説を読み漁るのは、好きですがマニアではありません!
「ふーん。ローザ母さんにそんな趣味が」
「ブホォ」
ローザ母さんですと!?
あぁ、坊ちゃまの母になれるならこんな幸せなことはありません。
お姉ちゃんよりお母さん。
私の方が魅力的ってことですよね。
良いじゃないですかお母さん。
「ゴホン、取り敢えずギフトの確認をするために『ステータスオープン』と!?」
名前 ローザ
職業 ラルク=フォン=ビスマルク専属執事
ギフト 鑑定(その眼は、全ての物の本質を見通す。人に対して使えば、その人の正確な情報を。物に使えば、本物か偽物かを一瞬で明らかにする)
生い立ち ラルク=フォン=ビスマルクが0歳の時にビスマルク公爵家に迎え入れられ専属執事となる。趣味は、小説漁りとラルク=フォン=ビスマルクの残り香で余韻を楽しむこと。
「どうしたのローザ?」
「いえ、そのまさか本当にステータスが出てくるとは思わず焦っただけです」
というかこのギフトを別の人が持ってたら私の経歴がこうやって晒されてたってこと?
特に坊ちゃまの残り香で余韻を楽しんでることなんて、絶対に知られたくない!
せっかくですから坊ちゃまとメアリーのことも鑑定しておきましょう。
名前 ラルク=フォン=ビスマルク
職業 次期ビスマルク公爵
ギフト 吸収(手で相手に触れ『吸収』と言葉に出す又は心の中で唱えることで、相手のギフトを奪え、自身が認めた相手にギフトを付与することができる)
生い立ち シエル=フォン=ビスマルクとアン=フォン=ビスマルクの1人息子として、生を受ける。産まれた時から両親が仕事で忙しく、専属執事のローザに育てられた。そのため、ローザのことを母親のように慕っている。本人は、そのことを口に出すと実の両親が可哀想だと言わないようにしている。
名前 メアリー
職業 ラルク=フォン=ビスマルクの専属メイド
ギフト 収納(どんなに重たい物でも異空間に収納でき、食料は時間が止まり腐ることがない。但し、容量に限りのある場合がある)
生い立ち バックパッカーをしてた時にシャルロッテンブルク宮殿で、資金が尽き行き倒れていたところをラルク=フォン=ビスマルクに拾われる。尚、本人は拾われたとは思っていない。普段は、完璧なのだがラルク=フォン=ビスマルクが絡まるとポンコツになる時がある。趣味は、ラルク=フォン=ビスマルクの匂いを嗅ぎ妄想すること。
坊ちゃまに母親のように慕ってもらえているなんて、ローザ感激です。
メアリー!
お前か!
たまに坊ちゃまの下着が無くなってたのは、何と浅ましいことをしているのだ!
「2人とも助かったよ~怖かったよ~」
僕は安心したのかメアリーとローザに抱きついて、涙を流していた。
そんな僕のことをローザとメアリーは抱きしめ返して頭を撫でてくれた。
「ヨシヨシ坊ちゃま、もう大丈夫ですからね。このローザが付いていますから」
「むぅ。私もいますよ。坊ちゃまは、年相応にたくさん甘えて良いんです!メアリーがたくさん甘やかしてあげます」
もう、僕を子供扱いして。
まぁ、まだ8歳だから子供なんだけどさ。
でも、人に殺意を向けられるって、本当に怖かった。
摘み出せって、外に放り出すって意味だと思ってたけど近付いてきた2人の騎士は、得体の知れない僕のことを警戒して、武器を構えていたもん。
そんな騎士2人に臆することなくミサイルキックをかますなんて、僕のせいでローザが死んでたかと思うと気が気じゃなかったよ。
だから、ちゃんと注意しとかないと。
「ローザ!武器を構えてる騎士にミサイルキックをかますなんて、あんな危ない真似、二度としちゃダメだぞ!」
「申し訳ありません。坊ちゃまをお助けしなければとつい」
「あれには驚きました。でも、私もローザ様と同じ気持ちでしたので。それよりも危ないことに巻き込まれに行く坊ちゃまの方が問題です」
「ギクッ」
僕、自分から巻き込まれに行ったなんて、言ったっけ?
それよりも園山君たちは無事かな。
僕だけ、なんか特別扱いされて、怒ってたりしないかな。
それに他のみんなも。
宮殿を初めて見て、目をキラキラさせてる女の子や勇者と聞いて、興奮してる男の子もいたけど。
大多数は困惑してる感じだったし、良く泣かなかったと褒めてあげたい。
僕みたいに親と不仲じゃなくて、親が仕事優先とかで構ってくれないとかならともかく。
でもそんな僕でさえ、両親に会いたいと思ったし、1番会いたいと思ったのはローザやメアリーやホプキンスさんに屋敷のみんなだけど。
「ハァ。坊ちゃまは優しすぎます。どうせ、ここが過去のドイツだと思い込み、プロイセン王に不敬を働きそうな誰かを助けて、結果御自身の身が危なくなったとかでしょ?」
「ギクッ」
「坊ちゃま、図星を突かれた時にギクッと声を発するからメアリーにバレバレなんですよ。それよりも、ここが過去のドイツではないことはわかっていますか?」
えっ?
そうなの?
だって、ここシャルロッテンブルク宮殿だよね。
「ローザ様。坊ちゃま、わかってないみたいです」
「ギクッ」
僕って、そんなにわかりやすいのかな。
「私には、バレバレです。もう、何年一緒にいると思ってるんですか。専属メイドのメアリーお姉さんにはバレバレなのですよ」
自分のことをお姉さんと言ってるし。
まぁ、いっか。
「もうメアリーお姉ちゃんには、隠し事できないなぁ」
「ふほぉ!?」
メアリーは、お姉ちゃんと呼ばれるとは思ってなかったのか盛大に驚いて、咽せていた。
フッフッフッ。
僕のことを散々、揶揄ったんだからこれぐらいの仕返しはしないとね。
【ローザside】
メアリーお姉ちゃんですと!?
私のことはお姉ちゃんと呼んでくださらないのに。
メアリー、ずるいわ。
この乳デカ!尻デカ!痩せ型女!
悪口を言ってみたつもりだけど、自分と見比べて、女として劣っている部分を言ってるみたいで惨めになっちゃう。
「ゴホン。乳繰り合うのはその辺で。坊ちゃま、ここが過去のドイツではなく。魔物という存在がある世界である以上、異世界に召喚された私たちには、神様からギフトが与えられているはずです」
「えっ?そうなの?」
あれっ?
そこは、そうなのローザお姉ちゃん、ギフトについて教えてってなるものだとばかり。
「ローザ様は、日本で今流行りの異世界小説マニアですもんね」
この牛女、何言ってるんですか!
確かに小説を読み漁るのは、好きですがマニアではありません!
「ふーん。ローザ母さんにそんな趣味が」
「ブホォ」
ローザ母さんですと!?
あぁ、坊ちゃまの母になれるならこんな幸せなことはありません。
お姉ちゃんよりお母さん。
私の方が魅力的ってことですよね。
良いじゃないですかお母さん。
「ゴホン、取り敢えずギフトの確認をするために『ステータスオープン』と!?」
名前 ローザ
職業 ラルク=フォン=ビスマルク専属執事
ギフト 鑑定(その眼は、全ての物の本質を見通す。人に対して使えば、その人の正確な情報を。物に使えば、本物か偽物かを一瞬で明らかにする)
生い立ち ラルク=フォン=ビスマルクが0歳の時にビスマルク公爵家に迎え入れられ専属執事となる。趣味は、小説漁りとラルク=フォン=ビスマルクの残り香で余韻を楽しむこと。
「どうしたのローザ?」
「いえ、そのまさか本当にステータスが出てくるとは思わず焦っただけです」
というかこのギフトを別の人が持ってたら私の経歴がこうやって晒されてたってこと?
特に坊ちゃまの残り香で余韻を楽しんでることなんて、絶対に知られたくない!
せっかくですから坊ちゃまとメアリーのことも鑑定しておきましょう。
名前 ラルク=フォン=ビスマルク
職業 次期ビスマルク公爵
ギフト 吸収(手で相手に触れ『吸収』と言葉に出す又は心の中で唱えることで、相手のギフトを奪え、自身が認めた相手にギフトを付与することができる)
生い立ち シエル=フォン=ビスマルクとアン=フォン=ビスマルクの1人息子として、生を受ける。産まれた時から両親が仕事で忙しく、専属執事のローザに育てられた。そのため、ローザのことを母親のように慕っている。本人は、そのことを口に出すと実の両親が可哀想だと言わないようにしている。
名前 メアリー
職業 ラルク=フォン=ビスマルクの専属メイド
ギフト 収納(どんなに重たい物でも異空間に収納でき、食料は時間が止まり腐ることがない。但し、容量に限りのある場合がある)
生い立ち バックパッカーをしてた時にシャルロッテンブルク宮殿で、資金が尽き行き倒れていたところをラルク=フォン=ビスマルクに拾われる。尚、本人は拾われたとは思っていない。普段は、完璧なのだがラルク=フォン=ビスマルクが絡まるとポンコツになる時がある。趣味は、ラルク=フォン=ビスマルクの匂いを嗅ぎ妄想すること。
坊ちゃまに母親のように慕ってもらえているなんて、ローザ感激です。
メアリー!
お前か!
たまに坊ちゃまの下着が無くなってたのは、何と浅ましいことをしているのだ!
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