いじめられっ子の僕が可愛い人外娘と行く冒険旅〜但し人外娘へと変える方法が独特で〜

揚惇命

文字の大きさ
8 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう

現実世界で復讐される!

しおりを挟む
 目を開けると見慣れた場所、そこはいつものベッドの上だった。
「フグオ、起きなさーい」
「はーい、今行くよ」
 ポケットがやけに重い。手を突っ込むと10万3千円が出てきた。
「やっぱり夢じゃないんだな」
 寝る前に天谷麻弥と今宮春香を倒した痕跡が残っていた。異世界での1万G。現実世界での10万円だ。これを持って行けば、天谷麻耶に全て奪われる。僕は、アイツらと多く話したくないと一万円だけポケットに突っ込み。下へと降りた。
「やっと起きたのね。最近、起きるの遅くなってない。家では引きこもりだったフグオが急に走り込みし出したから身体が疲れてるのねきっと」
「母さん、きっとそうだよ」
「無理しちゃダメよ」
「うん」
 僕は、朝御飯を食べて、学校へと向かった。
「クソ、キモヲなんかに負けるとは、ムカつくぜ」
「あのスライム、めちゃ強くないマジぱなかったんですけど」
「でもよ。幼女の姿をしたスライムなんて、今まで見たか?」
「そういえばそうだね。でもさ、それならこっちでキモヲに聞き出せば良くない」
「確かに、こっちには、あのスライムも居ないわけだもんな。良いところに気がついたな春香」
「麻弥のためだもん」
 そんな話をしてるとも知らずガラガラガラと扉を開けて中に入るフグオ。
「良し、キモヲのやつが来たな」
「あのスライムについて色々聞いちゃおう~」
 2人が近付いてきた。
「天谷さん、はいこれ」
「おぅサンキューな。ところでよ。聞きたいことあんだよ」
「何?」
「あのスライムについてに決まってんだろうが」
 そりゃ知りたいよな。あんなスライム。今まで見たことないもんな。ここで、俺が性の伝道師とかいう職業って言うよりも上級職の魔物使いってことにして、偶然テイムしたことにして、乗り切ろう。それしかない。
「知らないよ。洞窟で寂しそうにしてたから自分を見てるみたいでほっとけなくてテイムしただけだよ」
「その時からあんな可愛い姿だったの?」
「うん。そうだよ」
「新種のスライムってことか」
 コイツらバカで良かった。何だか勝手に納得してくれてる。
「んなわけないっての。アンタら馬鹿?」
 今宮春香よりもさらにギャルを加速させたような見た目のこのハーフの女は、井手浦梨里杏《イデウラリリアン》。こんな見た目なのは、ハーフってだけだ。いつもは、何も言わないのに、口を出してきた。
「梨里杏、言ってくれんじゃん。次のターゲットアンタにしてやろうか?」
「御勝手にどうぞ。さっきの話だけどデモンズフロンティアの話でしょ?」
「井手浦さんもやってるんだ」
「うん。魔物でプレイしてるんだよ。だから断言させてもらうけど新種のスライムなんてあり得ない」
 笑顔が可愛い。
「何で、んなことわかんだよ」
「魔物プレイだとね。全ての魔物になれるのよ。最終的に魔王を目指すわけだから。そんな中に幼女の見た目のスライムなんて居たら真っ先に自分の見た目に選ぶわよ。可愛いものに目がないんだもん」
「えっすっごくわかる~。アタシも昨日見た時、魔物プレイならこんな可愛いのに慣れたんだって思ったもん」
「春香、お前はどっちの味方だ」
「勿論可愛いものの味方だよ~」
「ハァ、まぁそれは置いといて、ってことは、当然変異とかそういうことか?」
「それもあり得ないわね。とは言えないところね。でも新種ではないことは確かよ。だから、アナタ達が昨日遭遇した幼女の見た目をしたスライムは、スライムであることは確かよ」
「スライムなのにあんなに強いのかよ」
「全体に4回攻撃で全て天井の攻撃だったもんね」
 説明しよう。天井とは、これ以上表示されない値のことである。
「それは、すごく興味深いわね。フグオ君だったかしら」
「はっはぃぃぃぃぃ」
「何、緊張してるのよ。お願いがあるんだけど。向こうで会ったらそのスライムじっくり見せてくれないかな」
「はっはい」
「ありがと、じゃあね」
「おい、キモヲ。何ニヤニヤしてんだよ。お前と梨里杏が釣り合うわけねぇだろ」
「えっまさか付き合えるとか思ってたわけ。マジありえなーい」
 夢ぐらい見たって良いじゃないか。
「あっキモヲ、昨日は、お前のスライムに散々やられたからよ。きつ~いお仕置きをしてやらねぇとな」
「待ってましたぁ~」
「えっ?」
 授業が終わった放課後誰もいない教室で下半身を露出させられた。
「マジこれで顔がイケメンとかだったら最高なのに勿体無いよね~」
「こんなことして何の意味があるんですか」
「向こうでやられたから少し辱めてやっただけじゃねぇかよ」
「これに懲りたら、向こうの世界でも楯突かないでね~。次は、こんなもんじゃ済まさないから。キャハ」
「ぐっ」
 解放されて、家に帰った。アイツらマジ許せねぇ。こっちの世界でもマリンみたいに強い味方が居れば良いんだけど。高望みだな。今の僕には、マリンという癒やしがある。早く、家に帰って、寝てデモンズフロンティアの世界に行こう。その前によく眠れるように体力作りも兼ねて走り込みしないと。アイツらのせいで走り込みの時間も1時間遅くなり20時になっていた。
「ただいま~」
「フグオ、おかえり。また走り込んでたのね。ホラ、汗を流してきなさい」
「はーい」
 今日は、辱められる程度で済んだけど次向こうの世界で、ボコボコにしたらどうなるんだろう。まさか、身体中傷だらけに。それにしても、今日は、天谷さんの視線が僕の下半身に釘付けだった。いつもは、すぐに蹴り上げるのにどうしたんだろう?いや、蹴られたかったわけじゃないよ。いつもと反応が違うとさ。何って思うだけで。そんなことを考えながらお風呂を出て、晩ご飯を食べて、パジャマに着替えて眠りにつくのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった

椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。 底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。 ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。 だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。 翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜

くまみ
ファンタジー
 前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?  「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。  仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。  病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。  「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!  「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」  魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。  だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。  「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」  これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。    伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!    

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~

月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』 恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。 戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。 だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】 導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。 「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」 「誰も本当の私なんて見てくれない」 「私の力は……人を傷つけるだけ」 「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」 傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。 しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。 ――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。 「君たちを、大陸最強にプロデュースする」 「「「「……はぁ!?」」」」 落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。 俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。 ◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。 それは、最強の魔道具だった。 魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく! すべては、憧れのスローライフのために! エブリスタにも掲載しています。

処理中です...