いじめられっ子の僕が可愛い人外娘と行く冒険旅〜但し人外娘へと変える方法が独特で〜

揚惇命

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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう

王都パピルスへ

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 マリンたちも戻ってきたので、最低限のものだけを持って、王都パピルスへ向かうことにする。
「麻弥、お前本当に付いて来る気かよ」
「えぇ、ダメなのかしら?」
「マヤと離れるなんて嫌なのだ」
「私もだよ~マリン」
 マリンにスリスリする麻弥。
「マヤのお肌ツヤツヤなのだ」
「マリンはモチモチね」
「エヘヘ」
 この短期間でマリンを堕としたのか麻弥の奴。
「わかったわかったよ。でも春香とかは良いのかよ?」
「ハルのことなら心配ないわよ。私が居なくても元気にやってるでしょ」
「幼馴染の割にそこはドライなんだな」
「えぇ、まぁね」
 マヤが仲間になったのでマヤの能力値を見ておこう。
 名前 マヤ
 職業 魔法使い
 次のレベルアップに必要な経験値♾️
 LV.99
 HP500
 MP999
 力50
 守50
 速50
 賢99
 運0
 攻撃力50+α
 守備力50+α
 所持スキル ファイヤーボール(消費MP10で敵全体に賢の2倍の火属性ダメージ)マジックリフレックス(消費MP20で味方1人に魔法を反射するバリアを貼る)トルネード(消費MP20で敵全体に賢の3倍の風属性ダメージ)ディフェンスダウン(消費MP5で敵1人の守備力を半分にする)バブルショットガン(消費MP10で敵全体に賢の2倍の水属性ダメージ)脅威の集中力(常時発動。魔法のダメージが常に3倍の補正を受ける)ウィズダムアップ(消費MP10で自身の賢を2倍にする)サンダーボルト(消費MP20で敵全体に賢の3倍の雷属性ダメージ)アースクエイク(消費MP30で敵全体に賢の4倍の土属性ダメージ)ライトウェーブ(消費MP40で敵全体に賢の5倍の光属性ダメージ)ダークマタ(消費MP90で敵全体に賢の10倍の闇属性ダメージ)
 うん、自分がラディッシュだった時に共に鍛え上げた状態のままだ。これに装備で賢さが200台に乗ってるから基本、ダークマタで一撃だと思うじゃん。この世界、闇耐性や光耐性高い敵が多いから消費MPに見合わないダメージになるんだよなぁ。後半のそこら辺に歩いてるモンスターなんてHP10000越えとかザラだし。魔王に至っては5万もあるんだよな。光特攻だから勇者のアレでワンパンで落ちるんだけど、そもそもあの装備を集めるのが難し過ぎて誰も勇者を目指さないからな。
「何よ。何見つめてんのよ。ここで盛らないでよ」
「誰が盛るか!」
「盛るって何なのだ?」
「盛るって言うのはね」
「マリンに変な言葉教えんじゃねぇ」
「あの、王都パピルスへはまだ向かわないのでしょうか?」
「パピィ様が待ちかねています。早くしてくださいませんかフグオさん」
「すっすみません」
 スケルトン娘の時は僕のことをマスターと呼んでいたキャサリンの名前呼びにも慣れてきたな。デモンズフロンティアの世界では、2つ目に訪れるのが王都パピルスだ。パピルスの王から魔王討伐を頼まれるところからメインクエストの分岐が始まる。魔王を倒さずに農業などの開拓に勤しむ者。商人となり、物品の売買でお金を稼ぐ者。魔物に心を売り、魔王の手先となる者など。どんなプレイスタイルも選び放題の世界なのだが王と会うまでは、分岐クエストが出ない仕様となっている。そのはずなのだが俺のクエスト帳はおかしかった。
 王都パピルスを解放せよ
 メインクエスト1 ギルドの解放
 メインクエスト2 ゾンビとなって徘徊する王女の侍女を救え
 メインクエスト3 魔王の手先となりし最強勇者を討伐せよ
 メインクエスト4 スケルトンにされてしまったパピルスの王女を救い出せ
 メインクエスト5 王都パピルスへ向かえ
 そう、クエスト帳がこのように変わっていて、どうやら俺は王都パピルスを解放する運命を背負いし者となっていた。しかし、メインクエストの項目が他と違い全て隠されている。王都パピルスへ向かえは、普通のメインクエストなのだ。その間のクエストは、全く身に覚えがない。そもそも、俺の職業である性の伝道師からして謎が多い。他の職業でHPの上がりが1しか上がらない職業など知らない。それに全能力値が必ず1ずつ上がる職業も見たことがない。だいたい何処かあがればどこかは0があるのだ。それこそ勇者でもない限り。
「あの勇者様?」
「あっすみません、少し考え事をしておりました。行きましょうか」
 正直、王都パピルスまでそんなに遠い道のりでもない。ゲーム時間にして、5時間程。日数にして5日ってところだろう。デモンズフロンティアの世界では、1日1時間で1日が過ぎる。俺がまるまる2日寝ていなかった時のプレイ時間が20時間だったことから。10時間までは現実世界で次の日の朝に目覚めるはずだ。だが、前みたいなことがあってはならない、9時間程度で寝るのが良いだろう。ちょうど着いてから寝ればいいとこの時は考えていた。王都パピルスに着いて、俺が見たものは、外からでもはっきりとわかるほどの廃墟と化した城だった。
「嘘でしょ。何が起こってるの?外から見た王都パピルスは綺麗で、中に入ったら廃墟が広がってるって感じだったじゃない。ここは本当にデモンズフロンティアの世界なの?」
「麻弥、落ち着け。俺も驚いてる」
「パピィ様、御気を確かに」
「えぇ、ありがとうキャサリン。この様子だと全滅かしら。トト様。カカ様。やっと戻ってきたのにこんなのって」
「城の中を調べるのは明日からにしましょう。疲れたので、テントを張って休みましょう」
「そうですわね。お心遣いに感謝いたします勇者様」
 俺はこんな状態の中、タイムリミットを迎え、テントを張った簡易拠点で眠るのだった。
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