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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
行方不明事件!
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風呂階家のメイド室の扉が開いて、母さんが立っていた。
「河豚男、無事でよかった」
「母さん、どうしてここに?」
「私ね。河豚男に嘘ついてたの。私は貴方のお母さんではないの」
「知ってたよ」
「そう」
「驚かないんだね」
「えぇ、なんとなくそんな気はしてたから。私の仕事はね」
「裁判官でしょ?」
「!?全く、どうして知ったのよ。これに関しては隠し切っていたと思っていたのに」
「母さんの仕事場を知りたくて一度ついて行ったことがあるんだ。その時に、正道義子判事って呼ばれてたのを聞いたんだ」
「全く、付けられてることに気付かなかったなんてダメね。私はね。刑事の友達に頼んで、貴方の両親を探してもらったの。その時にね。貴方の両親が風呂階家の分家であることを知ったの。貴方は、そこにいる風呂階羽陽音さんの従兄弟なのよ」
「えっ?」
「そのことを知っている学園の者は居ません。そして、貴方こそがfrontier社の社長だった叔父様、桶階作斗の1人息子なのです」
「そして、私の親友の未智の息子なのよ」
「でも、母さんはさっき刑事の友達に僕の両親を探してもらったって言ってたじゃないか。親友の息子だったなら初めから知ってたんじゃ」
「それがね。調べて知ったのよ。私は未智が結婚していたこともその相手が大財閥の分家である桶階家であることも知らなかったのよ。こんなんで親友なんて言えないわよね」
「いえ、無理もありません。未智叔母様は、河豚男さんを産んでからすぐに行方不明となっています。逃げる途中、信頼できる正道さんに息子を託したのではないかと」
「でも、俺の名前、肝田の説明は?」
「私が付けたの。貴方が包まれていた敷物に見覚えがあったから。私が学生時代に未智にプレゼントしたものだったのよ。私は何かに未智が巻き込まれたんじゃないかって。ううん、そうじゃないことを祈りたくて、刑事の友達に貴方の両親について調べてもらった。そして確信したの。だから貴方の名前を全て変えた。本当の名前は、桶階作智。両親から一字づつを貰った素敵な名前よ」
いや、母さん。名前を付けたってヘンテコすぎだろ。
「肝が好きだったから。後、河豚って美味しいわよね。アハハ」
心を読まれた!?
「私がfrontier社の株を集めていたのは、数ヶ月程前に叔父様が行方不明になって、専務の御離羅貞朝が株を集め始めたからなの。そんな矢先、今度は風呂階家で異変が起こった。全員がまるで神隠しにあったように消えたの。私たちがプレイしていたデモンズフロンティアの世界に囚われる形でね。そんな時、勇者である作智従兄さんが私を助けてくれたの。私だけでなく梨里杏も。どうかお願い、私とデモンズフロンティアの世界で謎を解き明かしてほしいの。恐らく、これから妨害も増すと思う。危険を承知でお願いします」
「当たり前だ。最初は虐めてきた女に復讐するつもりで最強の勇者になって好き勝手してた」
「えっええええええ?ラディッシュって河豚男だったの?」
「うん」
「今の方が全然良いよ。特に下半身が。なんでラディッシュのは、小さくしたの?」
「コンプレックスだよ!」
「うん、ごめんね。今なら言える。河豚男のアレはカッコいい」
「煩いわ」
「私も安心したわ」
「母さん、これだけは言わせて。例え、俺の母さんじゃなかったとしても俺の母さんは母さんだけだから」
「もう。何言ってんのかしら。この子は。行ってきなさい。でもきちんと毎日帰ってくること。あったかいご飯作って待っててあげるから」
「わかったよ。どれだけ助け出せるかわからないけどやれるだけやってみるよ」
母さんの許可も貰ったところで明日からの夏休み。必ず今宮春香を麻弥の元に返すと固く誓い眠りについた。
【御離羅家】
椅子に座り目の前の女を品定めする茶色のスーツとハット帽を被り葉巻を咥えた、見た目は紳士の様に見える男。この男こそがfrontier社の専務を務める御離羅貞朝である。
「フハハ。良いぞ良いぞ。お前の写真をばら撒かれたく無かったらわかっているな」
裸でダンスを踊っている女は今宮春香だった。
「相手は貴方の息子です。そんなことできるはずがありません」
「ううん。洗脳の効きが弱いか。相手の男は肝田河豚男。相手の男は肝田河豚男。相手の男は肝田河豚男」
「それだけは、おやめください。こんなことが親友の麻弥に知られたら。私が麻弥の彼氏にちょっかいを出したなんて」
「わかっている。では、どうすれば良いかわかっているな?」
「はい。ダメ。それだけはダメよ春香」
「ほぅ。洗脳に打ち勝つか。それもまた面白い」
「もう嫌、被せないで。私をデモンズフロンティアの世界に送り込まないで。いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「次にお前が帰ってきた時が私がfrontier社を手に入れる時だ。フフフ。ハーッハッハッハ。出来の悪い息子を持つと親は苦労するな」
「親父、今一度、チャンスを。俺が必ず麻弥を手に入れてみせる」
「無駄だ。私の血を濃く受け継ぎ。男性のそれが育つことの無かったお前は、私が未智を手に入れられなかったのと同じようにただの負け犬だ。だが私は違う。frontier社を桶階社長から奪うのだ。新しく産まれてくる子次第では、身の振り方を考えるのだな」
「親父、頼む。頼むから今一度チャンスを」
「お前に期待して、どうなった?風呂階家の使用人に殴り飛ばされ、肝田河豚男とかいうただの一般人にfrontier社の株を持つ天谷麻弥を奪われた。負け犬が泥を塗っただけ。2度と期待などできると思うか?どうしてもというのなら勝手にせよ。だが、次しくじればお前は御離羅家とは関係ない。そう肝に銘じてな」
「あぁ、わかった」
デモンズフロンティアの世界に行く御離羅司。
「馬鹿息子め。所詮、女は下半身で生きているのだ。お前も私も精力剤を飲まなければまともにできぬ身体。勝ち目などあるわけが無かろう。男を知らぬ女でなければな」
昔、こんな歌が流行ったそうだ。
ゴリラのアレは3センチ。動物園で飼育員さんに確認しよう。御離羅のアレも3センチ。連れションしに行き確認しよう。
「河豚男、無事でよかった」
「母さん、どうしてここに?」
「私ね。河豚男に嘘ついてたの。私は貴方のお母さんではないの」
「知ってたよ」
「そう」
「驚かないんだね」
「えぇ、なんとなくそんな気はしてたから。私の仕事はね」
「裁判官でしょ?」
「!?全く、どうして知ったのよ。これに関しては隠し切っていたと思っていたのに」
「母さんの仕事場を知りたくて一度ついて行ったことがあるんだ。その時に、正道義子判事って呼ばれてたのを聞いたんだ」
「全く、付けられてることに気付かなかったなんてダメね。私はね。刑事の友達に頼んで、貴方の両親を探してもらったの。その時にね。貴方の両親が風呂階家の分家であることを知ったの。貴方は、そこにいる風呂階羽陽音さんの従兄弟なのよ」
「えっ?」
「そのことを知っている学園の者は居ません。そして、貴方こそがfrontier社の社長だった叔父様、桶階作斗の1人息子なのです」
「そして、私の親友の未智の息子なのよ」
「でも、母さんはさっき刑事の友達に僕の両親を探してもらったって言ってたじゃないか。親友の息子だったなら初めから知ってたんじゃ」
「それがね。調べて知ったのよ。私は未智が結婚していたこともその相手が大財閥の分家である桶階家であることも知らなかったのよ。こんなんで親友なんて言えないわよね」
「いえ、無理もありません。未智叔母様は、河豚男さんを産んでからすぐに行方不明となっています。逃げる途中、信頼できる正道さんに息子を託したのではないかと」
「でも、俺の名前、肝田の説明は?」
「私が付けたの。貴方が包まれていた敷物に見覚えがあったから。私が学生時代に未智にプレゼントしたものだったのよ。私は何かに未智が巻き込まれたんじゃないかって。ううん、そうじゃないことを祈りたくて、刑事の友達に貴方の両親について調べてもらった。そして確信したの。だから貴方の名前を全て変えた。本当の名前は、桶階作智。両親から一字づつを貰った素敵な名前よ」
いや、母さん。名前を付けたってヘンテコすぎだろ。
「肝が好きだったから。後、河豚って美味しいわよね。アハハ」
心を読まれた!?
「私がfrontier社の株を集めていたのは、数ヶ月程前に叔父様が行方不明になって、専務の御離羅貞朝が株を集め始めたからなの。そんな矢先、今度は風呂階家で異変が起こった。全員がまるで神隠しにあったように消えたの。私たちがプレイしていたデモンズフロンティアの世界に囚われる形でね。そんな時、勇者である作智従兄さんが私を助けてくれたの。私だけでなく梨里杏も。どうかお願い、私とデモンズフロンティアの世界で謎を解き明かしてほしいの。恐らく、これから妨害も増すと思う。危険を承知でお願いします」
「当たり前だ。最初は虐めてきた女に復讐するつもりで最強の勇者になって好き勝手してた」
「えっええええええ?ラディッシュって河豚男だったの?」
「うん」
「今の方が全然良いよ。特に下半身が。なんでラディッシュのは、小さくしたの?」
「コンプレックスだよ!」
「うん、ごめんね。今なら言える。河豚男のアレはカッコいい」
「煩いわ」
「私も安心したわ」
「母さん、これだけは言わせて。例え、俺の母さんじゃなかったとしても俺の母さんは母さんだけだから」
「もう。何言ってんのかしら。この子は。行ってきなさい。でもきちんと毎日帰ってくること。あったかいご飯作って待っててあげるから」
「わかったよ。どれだけ助け出せるかわからないけどやれるだけやってみるよ」
母さんの許可も貰ったところで明日からの夏休み。必ず今宮春香を麻弥の元に返すと固く誓い眠りについた。
【御離羅家】
椅子に座り目の前の女を品定めする茶色のスーツとハット帽を被り葉巻を咥えた、見た目は紳士の様に見える男。この男こそがfrontier社の専務を務める御離羅貞朝である。
「フハハ。良いぞ良いぞ。お前の写真をばら撒かれたく無かったらわかっているな」
裸でダンスを踊っている女は今宮春香だった。
「相手は貴方の息子です。そんなことできるはずがありません」
「ううん。洗脳の効きが弱いか。相手の男は肝田河豚男。相手の男は肝田河豚男。相手の男は肝田河豚男」
「それだけは、おやめください。こんなことが親友の麻弥に知られたら。私が麻弥の彼氏にちょっかいを出したなんて」
「わかっている。では、どうすれば良いかわかっているな?」
「はい。ダメ。それだけはダメよ春香」
「ほぅ。洗脳に打ち勝つか。それもまた面白い」
「もう嫌、被せないで。私をデモンズフロンティアの世界に送り込まないで。いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「次にお前が帰ってきた時が私がfrontier社を手に入れる時だ。フフフ。ハーッハッハッハ。出来の悪い息子を持つと親は苦労するな」
「親父、今一度、チャンスを。俺が必ず麻弥を手に入れてみせる」
「無駄だ。私の血を濃く受け継ぎ。男性のそれが育つことの無かったお前は、私が未智を手に入れられなかったのと同じようにただの負け犬だ。だが私は違う。frontier社を桶階社長から奪うのだ。新しく産まれてくる子次第では、身の振り方を考えるのだな」
「親父、頼む。頼むから今一度チャンスを」
「お前に期待して、どうなった?風呂階家の使用人に殴り飛ばされ、肝田河豚男とかいうただの一般人にfrontier社の株を持つ天谷麻弥を奪われた。負け犬が泥を塗っただけ。2度と期待などできると思うか?どうしてもというのなら勝手にせよ。だが、次しくじればお前は御離羅家とは関係ない。そう肝に銘じてな」
「あぁ、わかった」
デモンズフロンティアの世界に行く御離羅司。
「馬鹿息子め。所詮、女は下半身で生きているのだ。お前も私も精力剤を飲まなければまともにできぬ身体。勝ち目などあるわけが無かろう。男を知らぬ女でなければな」
昔、こんな歌が流行ったそうだ。
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