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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
御離羅司との決着
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フグオがハルの説得をしている頃、マリン・ピグミィ・マヤはツカーザと戦っていた。
「キモヲの女ども。お前らも俺のモノにしてやるよ」
「はぁ、死んでもお断りなのだ」
「御主人様以外となんて嫌です」
「ここまで拗らせてるなんてね。その発端に私も絡んでるからなんか申し訳ない」
「マーヤが謝る必要なんてないのだ」
「そうなのです。私あの人大嫌い。陰険だし、御主人様の優しさを分けてあげたいくらいです。偶に凶暴ですけどキャッ」
「アイツ、行為に慣れた時は限りなくSだからね」
「何言ってるかわからないのだ。でもおしゃべりしてる余裕はないみたいなのだ」
ツカーザが薬物を飲んだ。
「これは良い。俺の身体に良く馴染む。流石姉さんだ」
「姉さん?」
「この薬を開発した保健医の桃葉姉さんのことだよ」
「薬師先生が司の姉さん?そんな話一度も」
ツカーザが声を荒げる。
「できるわけねぇだろ。父さんが愛人に産ませた子供だ。そして捨てた。でも俺はずっと姉さんと連絡を取り合っていた。それでも親父の愛を求める大好きな姉さんに。マヤ、お前は姉さんの代用品だったんだよ。お前は姉さんによく似てた性格も顔立ちも。なのにお前は、お前は父親からの呪縛に立ち向かって排除しやがって、それどころかこの俺に恥まで。許さねぇ。絶対に許さねぇ。俺をコケにしたやつを姉さんの薬で屈服させてやる」
ツカーザの言葉を受けてマーヤが逆ギレした。
「アンタ馬鹿なの?私が下半身だけでフグオを選んだと思ってるなら大間違いなんだけど。アンタのその歪んだ性格だよ。私を一度でも女らしく扱ってくれたか?何処でも呼び出して、やるだけやって自分だけ満足してポイ。私はなぁ道具じゃねぇんだよ。血の通った生き物なんだ。そんな私にフグオは、優しさをくれた。救ってくれた。そして愛を教えてくれた。お前がフグオに勝ってるところなんて一つもねぇんだよ」
「よく言ったのだマーヤ」
「えぇ、マーヤ様の言う通りだと思います」
マーヤの言葉に激昂するツカーザ。
「煩い煩い煩い。俺が誰だか分かってんのか。天下に名を轟かせるfrontier社の次期社長御離羅貞朝の嫡男だぞ。お前らの人生を必ず破滅させてやる。今頃はハルがキモヲにトドメ刺してる頃だろうしなぁ」
3人が笑う。
「何がおかしいんだ」
「いや、ツカーザはフグオのことなんも知らないんだと思って、逆に今頃ハルを手懐けてるかもね」
「2人きりにさせたのはお前が側だと説得が困難だと思ったからなのだ。マスターにかかればハルとやらの凝り固まった心も解きほぐしてくれるのだ」
「御主人様を見くびらないでください。なんたって、私たち人外娘を束ねる御方なのですから」
そこに周りを片付けたバニーとハニーが合流した。
「ダーリンが負けるわけがないのじゃ」
「マスターのこと、なーんにも知らないんですね~。仕方ないですわよね~。あぁいうのを表の世界ではインキャというのでしたかしら。イェーイ」
ツカーザが周りを見渡す。そこにはもう冒険者は誰1人残っていなかった。
「馬鹿な!?あんなに大量に雇ったんだぞ。どんだけ金かけたと思ってんだ。ふざけんな。おい、見てんだろfrontier社の者共、次期社長の御子息のピンチだぞ。とっとときやがれ」
「はいはーい、ナビゲーターのアイリィンだよ~。あらあら、貴方の名前見てよ」
「勝手に出てきた!?それに名前、なんで俺の名前から御離羅の性が消えるんだよ」
そこにラードが現れた。
「申し訳ありません。若。いえ、司というクズでしたな。我らが主からの言葉を伝える『司、お前がデモンズフロンティアに行く前に話したことは覚えているな。しっかり見させてもらった。私が策を弄して追い詰めた麻弥だけでなく春香まで、河豚男とやらに奪われるとはな。約束通りお前は我が御離羅家とは関係ない。奴隷としての扱いでも良いのなら話は別だが。お前の後は、次男の和に任せる事にした。今まで御苦労だった。えーっと司君だったか。ハッハッハッハッ』それではこれにて」
煙玉が巻き上がりそれが鮮明になる頃には姿を消していた。
「どういう事だよ。俺が捨てられた。ハルがキモヲに懐柔された?なんなんだよコレ。ふざけんな。ふざけんじゃねぇ。もう良い。だがお前らだけは絶対に許さねぇ。道連れにしてやる。この薬でな。姉さんからは2瓶はダメだって言われてたんだけどこっそりくすねといたんだ。グビグビ」
ツカーザが薬を飲んだ。
「ヒヒャヒャヒャヒャ。アピャピャピャ。ウヒョ」
そこにフグオがハルを連れて現れた。
「これは一体何が?」
「アイツ、まさか2瓶めを飲んだの。皆、とにかく回避に専念して、心だけでなく身体のリミッターまで外れた協力な一撃が来るわよ」
「ハル、良かった。元に戻ったんだな」
「マヤ、話は後。今はツカーザを倒す事に専念して」
「あぁ、わかってる」
「皆、ちょっと退いてて」
「マスター、何するつもりなのだ」
「ちょっとね」
今ならできる気がすると思ったんだ。自身がラディッシュだった時に魔王を一撃で沈めた光の一撃必殺フラッシュオブライトを。この技は相手の攻撃に合わせてカウンターを決める事で、相手に相手の攻撃力の10倍のダメージを与える文字通り一撃必殺の技だ。正直、AIとして現れた最強勇者ラディッシュが雷撃の一閃ではなくこの技を覚えていたら俺たちは成す術なく負けていた。こんな木の棒でできるかわからないがやるしかない。皆を守るために。
「キヒヒヒヒヒヒヒ。しねぇいキモヲーーーーーーーー」
「マヤやハルが受けた報いを受けてもらうよ」
フグオは、光の一閃の構えに入る。
「あの構えは、どうして河豚男がラディッシュ様の技を?」
「あれをやるつもりなのね河豚男」
「マヤ、どういう事?」
「後でね」
ツカーザの攻撃に合わせて、木の棒が光の大剣に姿を変え、そしてツカーザを真っ二つに斬ったのだった。
「キモヲの女ども。お前らも俺のモノにしてやるよ」
「はぁ、死んでもお断りなのだ」
「御主人様以外となんて嫌です」
「ここまで拗らせてるなんてね。その発端に私も絡んでるからなんか申し訳ない」
「マーヤが謝る必要なんてないのだ」
「そうなのです。私あの人大嫌い。陰険だし、御主人様の優しさを分けてあげたいくらいです。偶に凶暴ですけどキャッ」
「アイツ、行為に慣れた時は限りなくSだからね」
「何言ってるかわからないのだ。でもおしゃべりしてる余裕はないみたいなのだ」
ツカーザが薬物を飲んだ。
「これは良い。俺の身体に良く馴染む。流石姉さんだ」
「姉さん?」
「この薬を開発した保健医の桃葉姉さんのことだよ」
「薬師先生が司の姉さん?そんな話一度も」
ツカーザが声を荒げる。
「できるわけねぇだろ。父さんが愛人に産ませた子供だ。そして捨てた。でも俺はずっと姉さんと連絡を取り合っていた。それでも親父の愛を求める大好きな姉さんに。マヤ、お前は姉さんの代用品だったんだよ。お前は姉さんによく似てた性格も顔立ちも。なのにお前は、お前は父親からの呪縛に立ち向かって排除しやがって、それどころかこの俺に恥まで。許さねぇ。絶対に許さねぇ。俺をコケにしたやつを姉さんの薬で屈服させてやる」
ツカーザの言葉を受けてマーヤが逆ギレした。
「アンタ馬鹿なの?私が下半身だけでフグオを選んだと思ってるなら大間違いなんだけど。アンタのその歪んだ性格だよ。私を一度でも女らしく扱ってくれたか?何処でも呼び出して、やるだけやって自分だけ満足してポイ。私はなぁ道具じゃねぇんだよ。血の通った生き物なんだ。そんな私にフグオは、優しさをくれた。救ってくれた。そして愛を教えてくれた。お前がフグオに勝ってるところなんて一つもねぇんだよ」
「よく言ったのだマーヤ」
「えぇ、マーヤ様の言う通りだと思います」
マーヤの言葉に激昂するツカーザ。
「煩い煩い煩い。俺が誰だか分かってんのか。天下に名を轟かせるfrontier社の次期社長御離羅貞朝の嫡男だぞ。お前らの人生を必ず破滅させてやる。今頃はハルがキモヲにトドメ刺してる頃だろうしなぁ」
3人が笑う。
「何がおかしいんだ」
「いや、ツカーザはフグオのことなんも知らないんだと思って、逆に今頃ハルを手懐けてるかもね」
「2人きりにさせたのはお前が側だと説得が困難だと思ったからなのだ。マスターにかかればハルとやらの凝り固まった心も解きほぐしてくれるのだ」
「御主人様を見くびらないでください。なんたって、私たち人外娘を束ねる御方なのですから」
そこに周りを片付けたバニーとハニーが合流した。
「ダーリンが負けるわけがないのじゃ」
「マスターのこと、なーんにも知らないんですね~。仕方ないですわよね~。あぁいうのを表の世界ではインキャというのでしたかしら。イェーイ」
ツカーザが周りを見渡す。そこにはもう冒険者は誰1人残っていなかった。
「馬鹿な!?あんなに大量に雇ったんだぞ。どんだけ金かけたと思ってんだ。ふざけんな。おい、見てんだろfrontier社の者共、次期社長の御子息のピンチだぞ。とっとときやがれ」
「はいはーい、ナビゲーターのアイリィンだよ~。あらあら、貴方の名前見てよ」
「勝手に出てきた!?それに名前、なんで俺の名前から御離羅の性が消えるんだよ」
そこにラードが現れた。
「申し訳ありません。若。いえ、司というクズでしたな。我らが主からの言葉を伝える『司、お前がデモンズフロンティアに行く前に話したことは覚えているな。しっかり見させてもらった。私が策を弄して追い詰めた麻弥だけでなく春香まで、河豚男とやらに奪われるとはな。約束通りお前は我が御離羅家とは関係ない。奴隷としての扱いでも良いのなら話は別だが。お前の後は、次男の和に任せる事にした。今まで御苦労だった。えーっと司君だったか。ハッハッハッハッ』それではこれにて」
煙玉が巻き上がりそれが鮮明になる頃には姿を消していた。
「どういう事だよ。俺が捨てられた。ハルがキモヲに懐柔された?なんなんだよコレ。ふざけんな。ふざけんじゃねぇ。もう良い。だがお前らだけは絶対に許さねぇ。道連れにしてやる。この薬でな。姉さんからは2瓶はダメだって言われてたんだけどこっそりくすねといたんだ。グビグビ」
ツカーザが薬を飲んだ。
「ヒヒャヒャヒャヒャ。アピャピャピャ。ウヒョ」
そこにフグオがハルを連れて現れた。
「これは一体何が?」
「アイツ、まさか2瓶めを飲んだの。皆、とにかく回避に専念して、心だけでなく身体のリミッターまで外れた協力な一撃が来るわよ」
「ハル、良かった。元に戻ったんだな」
「マヤ、話は後。今はツカーザを倒す事に専念して」
「あぁ、わかってる」
「皆、ちょっと退いてて」
「マスター、何するつもりなのだ」
「ちょっとね」
今ならできる気がすると思ったんだ。自身がラディッシュだった時に魔王を一撃で沈めた光の一撃必殺フラッシュオブライトを。この技は相手の攻撃に合わせてカウンターを決める事で、相手に相手の攻撃力の10倍のダメージを与える文字通り一撃必殺の技だ。正直、AIとして現れた最強勇者ラディッシュが雷撃の一閃ではなくこの技を覚えていたら俺たちは成す術なく負けていた。こんな木の棒でできるかわからないがやるしかない。皆を守るために。
「キヒヒヒヒヒヒヒ。しねぇいキモヲーーーーーーーー」
「マヤやハルが受けた報いを受けてもらうよ」
フグオは、光の一閃の構えに入る。
「あの構えは、どうして河豚男がラディッシュ様の技を?」
「あれをやるつもりなのね河豚男」
「マヤ、どういう事?」
「後でね」
ツカーザの攻撃に合わせて、木の棒が光の大剣に姿を変え、そしてツカーザを真っ二つに斬ったのだった。
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