いじめられっ子の僕が可愛い人外娘と行く冒険旅〜但し人外娘へと変える方法が独特で〜

揚惇命

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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう

骸骨兵士との死闘

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 拠点が完成して、王都の探索の準備も整ったので、探索を開始する。
「次の魔物は骸骨兵士なのだ」
「骸骨ということは、ひょっとしたら私と同じように変えられてしまった風呂階家の女中の誰かかもしれません。マリン様、どうか女の骸骨兵士を見つけてくださいませ」
「任せておくのだ」
 今回もダークナイトが遠くから手伝ってくれていた。話すことはできないがこちらのやりたいことは理解しているらしく他の魔物どもを威圧し近づけないようにしつつマリンをサポートしてくれていた。その甲斐もあり、すぐに見つけたのだろうマリンが骸骨兵士を追い立て、こっちに釣り出した。最近涙目になる魔物が多かったがやけにやる気満々の骸骨兵士だ。能力値の確認をするとしよう。
 名前 骸骨兵士(女)
 職業 魔物
 LV.8
 HP40
 MP0
 力18
 守18
 速9
 賢0
 運0
 所持スキル 攻守一体(常時発動。攻守が同じ値になる)盾剣(盾を構えて受けるダメージを半分にしつつ相手に力1.2倍のダメージを与える)骨身に染みる(次ターン、相手に与えるダメージを3倍にする)
 そうだよな骸骨系統特有の技である骨身に染みる持ちだよな。あれ使われると大ダメージ確定なんだよな。まぁ、そもそも俺のHPなら盾剣で即死だけど。ってことでバトルスタートだ。
「さぁ、今回も熱いバトル展開を期待したいですねぇ。実況のバニーです。今回も解説にはマリンさんをお呼びしています。解説のマリンさん、挑戦者のマス、ゴホン。失礼しました。フグオ選手ですが今回はどうなると思われますか?」
「どの攻撃も即死級の技なのだ。回避せずにやられるしかないのだ。その前に骨肉生成のスキルを使うのが効果的なのだ」
「ほぅほぅ。成程。聞きましたか。挑戦者のフグオ選手」
 うるせぇよ。何度も言うけどそれ解説じゃねぇっての答えだから所謂その通りやれば大丈夫だからねって事実それしか選択肢ねぇんだよ。後、ピグミィ何してんのん?鉢巻巻いて、応援団が着るような服着て、旗には何々『愛する御主人様に捧げます。この想いを』何それ?告白?意味わからんわ。後、そこ。また、ちゃっかりダークナイトも参加してるし。ハニーとシャインは飲み会と勘違いしてるだろ。また、蜜と血でへべれけになんのか。おい。
「何、これ。皆んなフグオ君がやられるのを見て見ぬ振りなの?」
「仕方ないのよ。私達が手を出せばフグオの身体が文字通り爆裂四散だから」
「えっ!嘘だよね?この世界ゲームの世界だよ。フグオ君が死ぬなんて」
「わからない以上、手を出すことは得策ではありませんわ」
「そういうことですハル様。ここはぐっと堪えてくださいませ」
 うっ。ハルが助けてくれると期待したんだがそれを言われて助けに入る訳ないよな。それにしても、本当に爆裂四散なんてするのか?男とやったら爆裂四散。人外娘になる魔物との戦闘に他のものが参加しても爆裂四散って。なんなんだよこの職業はーーーーーーーー。デメリットの方が多いじゃねぇか。
「おーっとチャンピオンの骸骨兵士選手。ここでウォーミングアップと言わんばかりの骨身に染みるだーーーーー」
 いやいや、待て待て。骸骨兵士ちゃん、なんでそんなにイキイキしてんの?普通に盾剣で1発死だからさ。ダメージ3倍マシとかやめてくれないかなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
「これに対して、挑戦者のフグオ選手はどう出るんでしょうか?」
「相手が無駄行動をしてターンを回してくれたのだ。ここは、骨肉生成なのだ」
 無駄行動とか言うんじゃねぇよ。受けるダメージ3倍はマジで痛いんだからな。3回殺される痛みをお前にはわからないだろうなマリン!まぁ、骨肉生成するんだけどさ。骨肉生成により骸骨兵士が人間の女の子の姿になる。それを見て、驚くキャサリンとパピィ。
「パピィ様、あの見た目は!」
「嘘、菜多莉愛ナタリアなの?返事をしてって私も無理だったもの無理よね。勇者様、お願いします。菜多莉愛を元に戻してあげてくださいませ」
 この骸骨兵士もどうやら風呂階家と関わりのある者みたいだ菜多莉愛か。金髪のサラサラロング。切れ目の整った美しい顔立ち。なんか、風呂階家のメイドって、ハーフが多いんだな。なんか異世界で違和感が無いんだよな。
「おーっと、骸骨兵士チャンピオンによる骨身に染みるからの盾剣ムーブだ。これには堪らずフグオ選手もダウンだ」
「うんうん、それで良いのだ」
 痛い痛すぎる。全身打撲ってぐらい痛い。吹き飛ばされ打ちつけられ立ち上がれない俺に近づいてきて、色々確認している。やめろ。そこをツンツンすな。男の大事な部分なんだぞ。ヒィッ、剣はやめて。ちょんぎらないでごめんなさーい。俺は、恐怖で大量のアレを放出した。うん仕方ないよな。男は生命の危機を感じると子孫を残そうとするらしい。当然それが骸骨兵士に降りかかる。ちょっと骸骨兵士が光った感じがした。
「(何、この酷い匂いは?それに、この姿は魔物?思い出しました。あの日は確か。梨里杏と羽陽音お嬢様が部屋で、デモンズフロンティアにアクセスした日でしたかしら。その後すぐに何者かが屋敷に押し入り、皆薬を嗅がされ眠らされ何処かに連れ去られたのでしたわね。その後の記憶がありません。一体どういうことでしょう。しかもこの姿、目の前の少年は?。あそこにいるのは、見間違えるはずがありません羽陽音お嬢様!お嬢様の前でこのような姿を晒してしまうなんて、風呂階家のメイド失格ですわね)」
 光った後動かない骸骨兵士を前にフグオは気絶した。
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