いじめられっ子の僕が可愛い人外娘と行く冒険旅〜但し人外娘へと変える方法が独特で〜

揚惇命

文字の大きさ
134 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう

格の違い

しおりを挟む
 一際大きくここに舞い降りたその鳥は、クエストボスの怪鳥ガルーダだった。しかもこのクエストボスと戦うのはずっと先、魔王を倒してからの追加クエストなのだ。そのためこの怪鳥ガルーダの強さは魔王を遥かに超える。それがここに居る。うん。勝てないって普通ならなるんだけど。この怪鳥ガルーダも人外娘たちには遠く及ばないんだよな。だって見てよこの能力値。
 名前 怪鳥ガルーダ
 職業 魔物
 LV.120
 HP12000
 MP♾️
 攻1200
 守800
 速2400
 賢1200
 運800
 攻撃力1200
 魔法攻撃力1200
 物理防御力800
 魔法防御力800
 属性無効 風・土
 属性耐性 火・水
 属性弱点 雷
 状態異常無効 全て
 所持スキル ウインドシャムシール(消費MP100で敵全体に魔法攻撃力分の風属性ダメージを与える)圧倒的スピード(常時発動。行動回数が3回になる)暴風雨(消費MP100で敵全体に魔法攻撃力分の風・水属性ダメージを与える)ハリケーンデンジャラス(消費MP500で敵全体のHPを1にする。但し、これを使用した次のターンは疲れて動けない)
 お分かりいただけたであろうか。このほかにも鷲掴み。急転直下などの物理技もしっかりと完備している。さらにとんでもない速度で3回動く。装備が貧弱なら一瞬で溶ける。そして、整えていても3回行動で殺されるなんてことは多々ある。ウインドシャムシール・暴風雨・鷲掴みを引いた時には、絶望が待っている。パーティが半壊するからな。後衛職は耐えられない。コイツの攻略方法は至って簡単だ。相手の行動が速いことを利用して、毎ターン全体完全回復魔法をヒーラー職に使わせつつ。攻撃力を高めた防御無視の攻撃を畳み込んでいくやり方だ。負け筋として考えられるのはヒーラー職を鷲掴みで行動不能にされることだ。その対策は、ヒーラー職をタンク職に庇うで守らせることで回避する。こうすることで、一応、膨大なアイテムを用意しておけば勝つことは可能だ。だが実装された時のコイツを倒したプレイヤーの数1%なんだよな。つまり、数人の選ばれた者しかコイツに勝ててない。単にレベルを上げれば勝てるってもんでもないしな。今でこそレベルの上限が999になってるけど当時は99だったから。999のHPで耐えるのはな。割ときつい。今だと、この程度のボス。瞬殺できるプレイヤーの方が多そうだけどな。そんな実装された当時裏ボスに相応しいこの怪鳥ガルーダがここにいて、尚且つファランの主さんらしい。廓言葉での主さんは、アナタという意味らしい。即ち、旦那さんってことだろう。そう解釈しているのだが。ファランを見る限り間違いないのだろう。
「我が雌を奪いし、人間の男よ。我と勝負せよ」
「お前、話せるのか?」
「貴様の頭に直接話しかけておる。我が雌は、さぞ美味かったであろう。このような姿にしたことも看過し難い。我が鉄槌で貴様を殺してやろう」
「ちょっと待て、話せるなら別の勝負にしないか?お前は、そのモテるんだよな?」
「別の勝負?命乞いにしては、面白いことを言うようだ。どう言う勝負だ」
「どちらがファランを愛しているかってのはどうだ?」
「ほぅ。我に有利なバトルを挑もうとは。面白い。その勝負乗ってやろうぞ」
「ピーイ(我が雌のファルコンライダーよ)」
「主さん、なんでありんすか?」
「ピーイ(話はまとまった。今からあの人間の男とお前をどちらがより愛しているかの勝負をすることとなった。我の勝ちは目に見えているが、人間の男などにくれぐれも籠絡されるでないぞ)」
「あちきは主さん一筋でありんす。あんな消し炭とやるのは、気が乗りんせんが主さんの頼みなら仕方ないでありんす」
「ピーイ(物分かりの良い我が雌よ。共にあの人間の男を喰らってやろうぞ)」
 えっ?いやいや、許可しないと思って、この場を切り抜けるための方便のつもりだったんだけど。乗り気なの?いや、流石に旦那さん相手に勝てるわけないよ。
「人間の男よ。勝負と申したな?では、先攻後攻を決めねばならんな」
「ガルーダ様からどうぞ」
「そうかそうか。我とこの雌の交わいが先で良いのか。我が早々に勝ってしまうぞ」
「うん。構わないよ。寧ろ、どんな感じで絡むのか見てみたいなって」
「物好きな男だ。良かろう」
 この隙に、って嘘。もう終わったの?早すぎるだろ!どんだけ早漏なんだ。そんなんじゃ。ファランも満足するわけってええええええ!!!!あれで満足なの?どんだけ淡白なんだよ。はぁ。勝負なんてやるつもりなかったんだけどさ。あんな雑なの見せつけられると見せつけたくなるよね。人間様の力ってのを。
「どうじゃ。人間の男よ。この雌のこの恍惚な顔。これ以上の顔をお前が引き出せるのか。我は楽しみに見ているとしよう」
「主さん、すごく気持ちよかったでありんす。天に昇ってしまいそうでありんした。消し炭はん、素直に負けを認めた方が良いでありんすな」
「うん。そのつもりだったんだけどさ。気が変わっちゃった。覚悟してねファラン」
「フグオの勝ちは確実ね。あんなので恍惚の表情浮かべてるならフグオのは多分耐えられないわ」
「フグオ君、マヤの時みたいに寝取っちゃえー」
「ハル、人聞き悪いこと言わないで!」
「流石に、こう言うバトルなら実況は遠慮しておきますわ~」
「マスター、やっちゃえなのだ」
「御主人様の素晴らしさを見せつけてあげてくださいませ」
「カレピッピ、マジヤバ汁ドバドバでNTRっしょ」
「バナテインの恐ろしさを味わうが良いファラン」
 任せとけって、お前らに毎日鍛えられてるからな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~

ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。 玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。 「きゅう、痩せたか?それに元気もない」 ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。 だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。 「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」 この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。

魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。 音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、 幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。 魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。 そして再び出会う幼馴染。 彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。 もういい。 密かにやってた支援も打ち切る。 俺以外にも魔道具職人はいるさ。 落ちぶれて行く追放したパーティ。 俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

【完結】テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

処理中です...