いじめられっ子の僕が可愛い人外娘と行く冒険旅〜但し人外娘へと変える方法が独特で〜

揚惇命

文字の大きさ
147 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう

魔王四天王が1人、火龍サラマンダー

しおりを挟む
 クソッ。火龍サラマンダーである妾ともあろうものが逃げるしかできんとは。あの男自体は貧弱そうだったのに。最弱の炎系の魔物であるボムをあそこまで強化する力は油断ならん。あのまま増やし続けられれば、いずれは魔王様と事を構えることとなろうがその時には既に我々の勝ちは厳しくなろう。それにしても勇者ラディッシュ様にベッタリであった魔法使いの女と僧侶の女ですらあそこまで調教されていようとは。もしや、勇者ラディッシュ様は、背中を討たれたのではないか。魔王様を何度も倒した最強の勇者ラディッシュ様があのような男に殺されるとは到底思えん。にしても最近良く勇者ラディッシュ様の夢をみる。四天王である我らを軽々と打ち倒して、魔王様をもボコボコにする圧倒的な力。懐かしいな。だが、あの時は少し違った。いつも連れている魔法使いの女と僧侶の女がいない時だ。いつものように勇者ラディッシュ様が魔王城に入ってきたと部下から報告を受け、第一の関門として向かった妾だったのだが。その日はいつもと違っていた。
「勇者ラディッシュ、また来たのか。今度は負けん」
「火龍サラマンダーか。また素材をもらいにきたぞ」
「1人でやってきて妾のことを素材呼ばわりとは、此度こそ。必ず打ち倒してくれる」
「あのクソ女どもの援護など不要」
「仲間のことをクソ女呼ばわりとは、このような男に毎回負けてるのか。しかし今度はそうはいかんぞ」
「(クソッ。向こうの世界ではアイツらが俺を虐めるから今日も魔王倒しにいくからログインしろって言ったのによ。あーイライラするぜ。アイツらの身体を好き勝手するつもりだったのによ。これを魔王討伐にぶつけてやるよ)」
「何を黙っている。舐めやがって、妾が殺してくれるわ」
「ドラゴン狩り」
「うぐっ。妾の硬い鱗を一瞬で断ち切るとは見事。さぁ、先に進むが良い」
「(この四天王の魔物はテレパシー系の魔法を使っているのか人語を話しているよな。しかもなんか人間でいう胸の辺りも膨らんでるし、女だよな?アイツらがばっくれやがるからイライラするぜ。この魔物とやるか)」
「どうした?さっさと行かぬか」
「なぁ、サラマンダー」
「なんだ?まだ何かあるのか?」
「やらせてくれ!」
「なっ何を言ってるのだ!気でも狂ったのか」
「お前のことが好きになってしまったんだ。なぁ、勝ったんだから好きにしても良いよな。なっ」
「おい、お前正気なのか?火龍サラマンダーである妾とやりたいなど。妾は魔物だぞ」
「関係ねぇ。好きになったのがサラマンダーだっただけだ!」
「!?そんな、妾のことを本当に」
「あぁ(この反応は押せばやれる。所詮魔物だ。気持ちいいわけがない。ゲームの世界だしやり捨てもし放題ってな)」
「そげんこと突然言われても困るけん。あんた、うちんことすいとーと?」
「えっ?(顔を赤らめてる?そして、なんか知らんけどさっきまでとは明らかに違う言葉遣いになってる!?)」
「うちんこと遊びじゃないけんね?ほんにすいとーと?」
「(すいとーと?意味わからんが言葉から察するに好きなのって聞いてるってことか。アイツらの代わりだし、適当に同意してできるなら良いか)すいとーよ」
「!?そしたらしかたなかね。好きにしてよかばい」
「(身を預けてるってことは、良いってことか?魔物とやるのは初めてだがどんな感じなんだろうな。VRだし楽しみだぜ)」
「そげんとこ、ねぶっちゃいやよ」
「(いやってのはもっとやってってことだ)」
「そこはデリケートやけん。つまらんって言うてるやろ」
「(つまらん?気持ち良くないってことか?それにしても人間と同じように濡れてるのに、気持ち良くないだと。なんかムカついてきたぜ)」
 でも面白い男やった。嫌がる妾の全身を舐め回して、それ以上やられたらなんか別世界に行きそうだったからやめてって懇願したのに、執拗にやってきて、変な感覚に襲われた後は、人間のものを妾の中で、喰らっていたな。それにしても魔物である妾とやりたいなんて言い出す男、後にも先にも勇者ラディッシュ様以外現れないだろうと思っていたのだがあの男は、どんな魔物とでもやる。女狂いの浮気者ほど厄介な男は居らん。それに引き換え、勇者ラディッシュ様は、何度も何度も妾のことを愛しにきてくれた。いつしかきてくれるのが楽しみになって、進んで妾の貴重な素材を渡していたな。いかんいかん。早く魔王様の元へ戻り。あの男が危険であることを告げなければ。それにしてもどうしてあやつと勇者ラディッシュ様が重なったのであろうな。アヤツは勇者ラディッシュ様を殺した憎き存在のはずなのだが。あのボムに対して向けている優しい目は、勇者ラディッシュ様が私に向けてくれた目と重なるのだ。そんなことあるはずがないのにな。それにしてもレイとキキーにはがっかりした。簡単に籠絡させられた挙句。妾のことを裏切ったのだからな。いつかきつ~いお仕置きをしてやるとしよう。今は一刻も早く魔王様の元へ戻らねばな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜

くまみ
ファンタジー
 前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?  「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。  仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。  病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。  「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!  「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」  魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。  だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。  「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」  これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。    伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!    

異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜

沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。 数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

処理中です...