いじめられっ子の僕が可愛い人外娘と行く冒険旅〜但し人外娘へと変える方法が独特で〜

揚惇命

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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう

もふもふパラダイスをぶち壊す音

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 ムニュッとした感触が心地いい。いつの間にか寝ちゃってたみたいだ。ふわぁ。これはルルとミミのお腹の部分だなぁ。ニヤニヤ。今日だけは独り占めするんだ。ぷにぷにの肉球。程よく肉がついてぽよぽよのお腹周り。肌触りの良い尻尾。全部全部僕のものだ。
「御主人様、眠りながら尻尾触ってるにゃ」
「うちのも触ってるで。贅沢なマスターはんやな」
「どんな夢見てるにゃ。いい夢だと良いにゃん」
「うちらが挟んであげてるんやさかい。いい夢に決まってるやろ」
 もふもふ。ムニャムニャ。もふもふ。なんて贅沢な気持ち良さなんだ。このまま二度寝と思ったんだけどなんだか外が騒がしいな。
「ふわぁ。おはよう。ルルミミ」
「ひっつけて呼びはるやなんて」
「御主人様が気持ちよさそうで、こっちも幸せだったにゃん」
「うふふ。堪能しちゃった。それより外が騒がしいみたいだけど何かあったのか?」
「わかんないにゃ」
「そう言えば、先ほどから慌ただしいでんな」
 外に出ると温泉地だった。そう言えば、仮拠点作って、ここで寝てたんだった。セーブポイント忘れちゃってた。というか最近変なんだよな。寝てら間の記憶もあるんだ。こっちの世界で寝ると現実世界では学校に行ってるのに、最近は両方の記憶がある。まるで分身してるみたいだ。まぁ、身体に悪影響は出てないみたいだし、いっか。音のする方を見ると。
「なんだよあの巨大な鬼の化け物は!?あっちの方角はキシャンテの街の方角じゃ?あんなの行かせたら不味い。いや既視感なんですけど!?」
「フグオ、おはよう。あっ、姿形一緒だし、アレッサンドロさんなんじゃない」
「いやいや、あの姿は意識保てないから自分から成るとは思えない。あれは明らかに異常だ」
「フグオ君、おはよう。マヤ、温泉行こう」
「ハル、待って。すぐ行くから」
「いやいや、お前ら呑気すぎるだろ!」
「煩いなぁ。そういうならフグオがファランに跨って、ちゃちゃっと見てきたら。私はハルと温泉に」
「おいおい。マジかよ。行っちまったんだが。ファラン、頼めるかい?」
「主様の頼みならいつでもウェルカムでありんす」
 俺はファランに跨ると大きな鬼の化け物のところに向かった。
「いけ~ツカデモン。街を踏み潰しちゃえ!マゾオンナは、村人たちをその身体で誘惑するんだ。フグオの居場所を聞き出せ~」
「タカシ、メイレイ、ゼッタイ。ジャマスルヤツ、フミツブース」
「タカシ様のためなら何なりと」
 おいおい嘘だろ。あの女、丸裸かよ。ゴクリ。スタイルが良い。まるで裏川さんみたいだ。いやいや、何言ってんだ。んなわけないのに。いつまで、未練たらたらなんだか。って言ってる場合じゃねぇ。あの姿は人々にエッチな夢を見させて、精気を吸い取るサキュバスだ。指示してるのは子供?小学生か幼稚園生ってぐらい幼い。無邪気な悪意ってやつか。こんな子供が魔物を使役しているなんて。
「メザワリナトリ、オトース」
「ファラン、気をつけて」
「あんなノロマに捉えられないでありんす」
「うっ。なんだこれ。急に眠たく」
「主様、大丈夫でありんすか?主様、主様、返事しておくんなんし」
「無理よ。全ての男は眠りにつくの。そしてタカシ様のため。欲しい情報を私がもらうのよ」
「アンタでありんすか?主様に変なことを、許さないでありんす」
「あら、トリ風情が生意気な口を聞きますのね。私の強制睡眠にかからないところを見ると女でしょうか?トリに一丁前に性別がありましたか。ウフフ」
「ふざけたやつでありんすな。そんな口聞けなくしてやるでありんす」
「あらあら、私にかまけてるから注意力が散漫じゃなくって」
「タカシ、メイレイ、ゼッタイ。トリ、オトース」
「そうだ。目障りな鳥なんて羽もいで地面に叩き落として分解しちゃえ~」
 ファランにツカデモンの一撃が突き刺さる。
「うぐっ。主様、大丈夫でありんすか?寝息は聞こえるでありんすな。主様にかけられた魔法の詳細は分かりんせんが今は主様を安全な場所へ運ぶことが優先でありんす」
「あらあら逃げるのかしら。たわいもないトリだこと。別にいいわよん」
「ニゲル。ユルサナイ。タカシ、メイレイ、ゼッタイ。トリ、オトース」
「ツカデモン、良いぞ~。そのまま追いかけろ~。マゾオンナは、情報収集宜しく~」
「かしこまりました。そのタカシ様、御褒美を」
「もう、仕方ないなぁ。跪いて、頭を下げろ」
「はぃ」
 マゾオンナの頭を踏みつけて、罵倒するタカシ。
「マゾオンナは本当に使えないな~はい豚の鳴き真似」
「はぃぃぃぃぃぃぃぃ。ブヒィィィィィィ」
 豚の鳴き真似に合わせて、鞭で尻を叩く。
「はぁぁぁぁぁぁぁん。いいですぅぅぅぅぅぅぅぅ。タカシ様~」
「じゃあ、この辺で良いよね。見失うと困るから」
「はぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。こちらのことはタカシ様の忠実なペットのマゾオンナにお任せくださいませぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
 ファランは形勢不利と判断し、マリンの判断を仰ぐため、深い淫夢に堕ちてしまったフグオを連れ、一時撤退することを決める。それを追うタカシが乗るツカデモン。その頃、キシャンテの街でも男達が眠りから冷めないという異常事態が起こり、キチヨが対応に追われるのだった。
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