52 / 821
2章 反董卓連合
長安遷都
しおりを挟む
董卓たちが楊奉たちに守られて、洛陽を脱出してすぐ御所門を守る華雄の元に李傕軍がやってきた。
李傕「テメェが守ってるってことは中に董卓と献帝が居るのは間違いなさそうだな」
華雄「李傕殿ではないか、董卓様を呼び捨てになさるなど、どうされたのだ?」
李傕「ちょっと、野暮用でな。通してくれや」
華雄「武器を携帯したまま献帝様の在わすところへ行かせることなどできん。武器をそこに置いていかれよ」
郭汜「それはできねぇなぁ」
李楽「華雄といえどこの数では何もできぬでしょう」
王方「そういうことだ」
華雄「なるほど反乱というわけですか。ならばこの華雄ここは一歩も通せんな。死にたいやつからかかってきやがれ」
多勢に無勢とはこういう事を言うのであろう。1000を軽く超える李傕軍に対し、華雄は御所を守る兵と合わせても数100人いるかいないかだ。やがて限界がやってくる。身体も傷だらけの満身創痍。それでも引く事は無い。
李傕「もう諦めろや華雄」
華雄「それはできぬ相談だな」
郭汜「とっとと死ねや」
華雄「それもできぬ相談だな」
李蒙「化け物が」
やがて騒ぎを聞きつけた兵がやってくる。
王允「これは一体何の騒ぎか?」
李傕「王允殿じゃねぇか。俺たちは董卓を暗殺しようとしてんだ。手貸してくれや」
王允「なんと、そうでございましたか。では、私は華雄殿に助太刀致しますぞ」
李傕「!?どういうことだ。王允、テメェは董卓を暗殺しようとしてたんじゃねぇのか」
王允「確かにそんな時もありましたな。今はそんな事をするなどとんでもない。我が私兵たちよ。李傕軍を食い止めるのだ」
王允の私兵「王允様に受けた恩の数々を返す時だぞ。気張ってやるぜ」
華雄「王允殿、かたじけない」
王允「さぁ、もう暫く時を稼ぎますぞ」
華雄「!?。全く、貴方という方は」
王允「ホッホッホ」
満身創痍の華雄に王允の私兵が合わさったとしてもせいぜい3百人程度だ。李傕軍により徐々に徐々に押し込まれていく。
李傕「王允、テメェも哀れだな。董卓の暗殺をしてやるっていう俺に協力すれば良いものを」
王允「董卓様の暗殺を考えていたのは昔のこと」
郭汜「ウゼェウゼェ。じゃあテメェも死ねや」
王允「華雄殿、もう持ちませんな。先に逝く事になりそうじゃ」
華雄「巻き込んでしまい申し訳ない」
王允「気にするでない。(あの御方だと早々に気付かなかったワシのせめてもの償いなのじゃからな)」
その時、足音が聞こえる。
王方「まずいかもしれやせんぜ」
樊稠「まさか、アイツらが来たってのかよ」
郭汜「迎え撃つしかねぇよ」
李傕兵「李傕様に至急お話ししたいことが」
李傕「お前らが帰ってきたってことは董卓殺して献帝を確保したんだな」
李傕兵「それが、御所内に董卓も献帝も見当たりません」
李傕「まさか!?とうに逃げてたのかよ。全ては、陽動ってことか」
呂布「この呂奉先を楽しませてみろ」
呂布軍が李傕軍に襲いかかる。張遼と高順の奮戦により押し込み華雄と王允を助け出した。
李傕「流石呂布軍だな」
郭汜「どうすんだよ」
李傕「いや、奴らの狙いは華雄と王允の救援さ。それ以上こちらに攻撃を加えねぇよ」
李蒙「これで董卓の暗殺は失敗じゃねぇか」
李傕「先程、御所内に侵入した兵から聞いたが中にいなぇらしい。おそらくだがよ。長安へと逃げたんだろうぜ。だからよ。呂布軍を追いかけて長安に向かうように持ってくほうがいいからよ。包囲を強めるぜ」
郭汜「わかったぜ」
李傕は呂布軍の兵を的確に狙い撃ちし、兵を減らして包囲をどんどんと狭めた。こうすることで呂布軍の撤退を誘ったのだ。
王允「呂布殿、かたじけない」
華雄「呂布殿、ありがとよ。董卓様は、長安へと引かれた。王允殿を連れて、長安へと向かってくれ」
呂布「しかし、それでは華雄殿が」
華雄「呂布殿がここにきたってことは連合軍も間も無くだろう。俺の心配はいらない。董卓様のことを頼む」
呂布「了解した」
呂布は王允を連れて、李傕軍の包囲を突破しようと試みる。
高順「殿、お任せください。俺の陥陣営にて、必ずや殿の道を切り拓きます」
高順の勢いは凄まじく、李傕軍の包囲の一点を狙い全軍で突破したのだ。
李傕「もう少し兵を減らしてやりたかったがこの包囲を突破しやがるとは」
郭汜「でも、別に抜かれても問題ねぇだろ」
李傕「問題大有りだ。こちらの損害を減らすために呂布軍の兵をある程度減らせば、こちらからバレない程度に穴を開けるつもりだったんだがな。こりゃあ被害が甚大だぜ」
郭汜「まぁ、仕方のない犠牲だったと思うしかねぇだろ」
李傕「まぁ、そうだな。全軍、華雄は捨て置き呂布を追うぞ」
華雄「待て、貴様ら何処へ行く?董卓様と献帝様はこの中におるのだぞ」
李傕「華雄、残念だがもうそれには乗らねぇ。中にいないことはわかってんだ。じゃあな」
呂布は高順の突破力により、李傕軍を抜け、長安へと向かった。
呂布「高順、相変わらずの突破力だな」
高順「お褒めいただき感謝致す。俺の陥陣営に崩さぬものは無し」
張遼「全く、高順殿は頼もしい限りだ」
呂布「うむ、では長安へと参るとしよう」
王允「急ぎましょうぞ」
その頃、楊奉たちに守られた董卓たちは長安へと辿り着いていた。皆の奮戦が身を結んでいたのである。
董卓「楊奉、助かったぞ」
王栄「献帝の母として、私からも礼を言います。ありがとう」
献帝「其方が居なければ父上も母上も失うところでした。感謝します」
楊奉「勿体なき御言葉。このまま長安の防衛へと移ります」
董卓「うむ、よろしく頼む」
献帝「父上、私からも一つ、洛陽は焼け野原となってしまいました。当分帰れぬでしょう。ここは長安へ都を遷都致しましょう」
董卓「そうだな。献帝よ。詔を出すのだ」
献帝「はっ」
李傕により焼け野原となった洛陽に代わり、長安へと都を遷都した。しかし、その長安にも李傕の魔の手が忍び寄っていたのだった。
李傕「テメェが守ってるってことは中に董卓と献帝が居るのは間違いなさそうだな」
華雄「李傕殿ではないか、董卓様を呼び捨てになさるなど、どうされたのだ?」
李傕「ちょっと、野暮用でな。通してくれや」
華雄「武器を携帯したまま献帝様の在わすところへ行かせることなどできん。武器をそこに置いていかれよ」
郭汜「それはできねぇなぁ」
李楽「華雄といえどこの数では何もできぬでしょう」
王方「そういうことだ」
華雄「なるほど反乱というわけですか。ならばこの華雄ここは一歩も通せんな。死にたいやつからかかってきやがれ」
多勢に無勢とはこういう事を言うのであろう。1000を軽く超える李傕軍に対し、華雄は御所を守る兵と合わせても数100人いるかいないかだ。やがて限界がやってくる。身体も傷だらけの満身創痍。それでも引く事は無い。
李傕「もう諦めろや華雄」
華雄「それはできぬ相談だな」
郭汜「とっとと死ねや」
華雄「それもできぬ相談だな」
李蒙「化け物が」
やがて騒ぎを聞きつけた兵がやってくる。
王允「これは一体何の騒ぎか?」
李傕「王允殿じゃねぇか。俺たちは董卓を暗殺しようとしてんだ。手貸してくれや」
王允「なんと、そうでございましたか。では、私は華雄殿に助太刀致しますぞ」
李傕「!?どういうことだ。王允、テメェは董卓を暗殺しようとしてたんじゃねぇのか」
王允「確かにそんな時もありましたな。今はそんな事をするなどとんでもない。我が私兵たちよ。李傕軍を食い止めるのだ」
王允の私兵「王允様に受けた恩の数々を返す時だぞ。気張ってやるぜ」
華雄「王允殿、かたじけない」
王允「さぁ、もう暫く時を稼ぎますぞ」
華雄「!?。全く、貴方という方は」
王允「ホッホッホ」
満身創痍の華雄に王允の私兵が合わさったとしてもせいぜい3百人程度だ。李傕軍により徐々に徐々に押し込まれていく。
李傕「王允、テメェも哀れだな。董卓の暗殺をしてやるっていう俺に協力すれば良いものを」
王允「董卓様の暗殺を考えていたのは昔のこと」
郭汜「ウゼェウゼェ。じゃあテメェも死ねや」
王允「華雄殿、もう持ちませんな。先に逝く事になりそうじゃ」
華雄「巻き込んでしまい申し訳ない」
王允「気にするでない。(あの御方だと早々に気付かなかったワシのせめてもの償いなのじゃからな)」
その時、足音が聞こえる。
王方「まずいかもしれやせんぜ」
樊稠「まさか、アイツらが来たってのかよ」
郭汜「迎え撃つしかねぇよ」
李傕兵「李傕様に至急お話ししたいことが」
李傕「お前らが帰ってきたってことは董卓殺して献帝を確保したんだな」
李傕兵「それが、御所内に董卓も献帝も見当たりません」
李傕「まさか!?とうに逃げてたのかよ。全ては、陽動ってことか」
呂布「この呂奉先を楽しませてみろ」
呂布軍が李傕軍に襲いかかる。張遼と高順の奮戦により押し込み華雄と王允を助け出した。
李傕「流石呂布軍だな」
郭汜「どうすんだよ」
李傕「いや、奴らの狙いは華雄と王允の救援さ。それ以上こちらに攻撃を加えねぇよ」
李蒙「これで董卓の暗殺は失敗じゃねぇか」
李傕「先程、御所内に侵入した兵から聞いたが中にいなぇらしい。おそらくだがよ。長安へと逃げたんだろうぜ。だからよ。呂布軍を追いかけて長安に向かうように持ってくほうがいいからよ。包囲を強めるぜ」
郭汜「わかったぜ」
李傕は呂布軍の兵を的確に狙い撃ちし、兵を減らして包囲をどんどんと狭めた。こうすることで呂布軍の撤退を誘ったのだ。
王允「呂布殿、かたじけない」
華雄「呂布殿、ありがとよ。董卓様は、長安へと引かれた。王允殿を連れて、長安へと向かってくれ」
呂布「しかし、それでは華雄殿が」
華雄「呂布殿がここにきたってことは連合軍も間も無くだろう。俺の心配はいらない。董卓様のことを頼む」
呂布「了解した」
呂布は王允を連れて、李傕軍の包囲を突破しようと試みる。
高順「殿、お任せください。俺の陥陣営にて、必ずや殿の道を切り拓きます」
高順の勢いは凄まじく、李傕軍の包囲の一点を狙い全軍で突破したのだ。
李傕「もう少し兵を減らしてやりたかったがこの包囲を突破しやがるとは」
郭汜「でも、別に抜かれても問題ねぇだろ」
李傕「問題大有りだ。こちらの損害を減らすために呂布軍の兵をある程度減らせば、こちらからバレない程度に穴を開けるつもりだったんだがな。こりゃあ被害が甚大だぜ」
郭汜「まぁ、仕方のない犠牲だったと思うしかねぇだろ」
李傕「まぁ、そうだな。全軍、華雄は捨て置き呂布を追うぞ」
華雄「待て、貴様ら何処へ行く?董卓様と献帝様はこの中におるのだぞ」
李傕「華雄、残念だがもうそれには乗らねぇ。中にいないことはわかってんだ。じゃあな」
呂布は高順の突破力により、李傕軍を抜け、長安へと向かった。
呂布「高順、相変わらずの突破力だな」
高順「お褒めいただき感謝致す。俺の陥陣営に崩さぬものは無し」
張遼「全く、高順殿は頼もしい限りだ」
呂布「うむ、では長安へと参るとしよう」
王允「急ぎましょうぞ」
その頃、楊奉たちに守られた董卓たちは長安へと辿り着いていた。皆の奮戦が身を結んでいたのである。
董卓「楊奉、助かったぞ」
王栄「献帝の母として、私からも礼を言います。ありがとう」
献帝「其方が居なければ父上も母上も失うところでした。感謝します」
楊奉「勿体なき御言葉。このまま長安の防衛へと移ります」
董卓「うむ、よろしく頼む」
献帝「父上、私からも一つ、洛陽は焼け野原となってしまいました。当分帰れぬでしょう。ここは長安へ都を遷都致しましょう」
董卓「そうだな。献帝よ。詔を出すのだ」
献帝「はっ」
李傕により焼け野原となった洛陽に代わり、長安へと都を遷都した。しかし、その長安にも李傕の魔の手が忍び寄っていたのだった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる