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5章 天下統一
停戦期間(蜀漢)
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曹操と劉備の間で冬の間における停戦合意が結ばれた蜀漢では、劉備が許昌から漢中へと本拠地を変えた。
来るべき曹操との最終決戦を前に後ろでどっしりと構えているつもりはないという覚悟の現れだ。
劉備「では、献帝様。吉報をお待ちくだされ」
献帝「劉公叔よ。やはり行ってしまうのだな」
劉備「はい。曹操は私との戦いを望んでおられます。その場に私が居ないのは失礼に当たりましょう」
献帝「止めはせぬ。先帝からも好きにさせるようにとキツく言われたのでな」
劉備「この数年で献帝様はみるみるうちに生力を取り戻された」
献帝「ゴホン。そ、そうだな。やはりおなごは良い。曹操の娘ばかりだが。そうだ。劉公叔よ。娘を朕に」
劉備「いえ、それには及びません。献帝様の次代は、もうお決まりでしょう」
献帝「誰も継ぎたがらぬのだ。曹操の娘の産んだ子に任せるのは良くない気がしてな」
劉備「それなら私の娘の産んだ子でも同じでありましょう。それにあの3人は今は私の養女でもあります。私も子供たちに政略結婚を多く敷いてきましたがこれからは丁の言うような自由意志での恋愛を推し進めて行きたいとも考えています」
献帝「自由意志での恋愛か。確かに父も昔決められた相手との間で、取り返しのつかないことをしてしまったと悔いておられた。そういう悔いがなくなる時代が来るのだな。王族でも好きな人と結婚できるような」
劉備「はい。そういう世界が間も無く近づいています」
献帝「そうか。それは楽しみだな。ところで、劉公叔よ。夜の営みについて相談があるのだが」
劉備「私でよければお聞きしましょう」
献帝「曹節の奴がな。いつまで経っても落ち着いてくれんのだ」
劉備「と言いますと?」
献帝「子供の世話を曹憲と曹華に押し付けて、毎晩、種を奪いに来る」
劉備「献帝様、それは惚気でしょうか?」
献帝「いや、毎晩。代わる代わるいろんな女を抱いている劉公叔の意見をだな」
劉備「なっ!?ゴホン。やはり子供はたくさん作っておくに越したことはないと精力的に励ませてもらっています。献帝様もそうすれば良いのでは?」
献帝「そのなんだ。同じ奴ばかりだと飽きてくるであろう?」
劉備「そんなこと丁に言ったら殺されますよ」
献帝「アイツは飽きもせずに1人の女に尽くして尽くされて、おかしいのだ」
劉備「翼徳もそうですが」
献帝「ぐっ。だからこんな話できるのは劉公叔しか居ないのだ」
劉備「確かに。俺も丁に子をたくさん作るようにと言われるまでは、女と子供は行きずりと考えていました。何処かの女に種だけ残しておけば後が続くと。教育まで考えた丁には、頭が下がります。丁のお陰で子供達は皆、伸び伸びと育った」
献帝「ヨシカタ塾であったか。その存在については、曹操に許昌が統治されていたときも聞いていた」
劉備「あれは画期的でした。次代の子供達を集めて教育するなんて。あのお陰で、私の土地では、大人から子供まで読み書きができるようになった。その結果、伝達事項がより早く伝わるようになりました」
献帝「ふむ。まだ6つほどの時に父上と離れることを強要した時は恨んだものだ」
劉備「その節は、申し訳ありません」
献帝「良い。確かに父上が生きていることを隠すためには仕方のないこと。あの苦しい時があったからこそ今の幸せがあると思っている」
劉備「成長されました」
献帝「やめよ。数年前、劉義賢の奴に会った時は、あの幼子がねぇと言われたわ」
劉備「献帝様はイキイキとされておられます。そのまま、妻にせがまれていることを誇りに務めに励んでください」
献帝「なんか良い感じにまとめようとしてないか?」
劉備「バレましたか?」
献帝「全く。こうしてると歳の離れた兄ができたような気分だ。劉公叔よ。死ぬことは許さぬ。約束せよ」
劉備「勿論です献帝様」
豫州では。
孫策「おいおい。袁燿、お前マジかよ?」
袁燿「はい。揚州の権限その全てを孫権殿に移譲し僕は今日よりこの豫州の太守に就任します」
周瑜「それは献帝様の御意志なのか?」
袁燿「はい。どうやら養父上が漢中へと向かわれるようで補佐が必要になったとのことです」
孫策「成程な。で、今一緒にいる俺に権への伝令を頼んだわけか」
袁燿「はい。お願いできますか?」
孫策「わかった。それにしてもお前本当に敬語だよな」
袁燿「丁寧な言葉を使うようにと叔父上に躾けられましたから」
孫策「劉丁か。それにしても青州を守り抜くとはアイツは本当に恐ろしい男だ。もう2度と刃を交えたくはない」
周瑜「あぁ、それは俺も同感だ」
徐州では。
呂布「お前に任せて正解だったな」
劉虎龍「今度は前線に共をさせてよ。内政はあんまり得意じゃないんだからさ」
呂布「何を言う。防衛で敵の将を殺さず捕まえて交渉で陳留を奪い取って、ちゃっかりそこの太守になったくせに」
劉虎龍「バレたか」
呂布「お前は本当に義賢に似ている」
劉虎龍「叔父上に?」
呂布「あぁ、前線に出たがるところが特にな」
劉虎龍「いやぁ。それほどでも~」
呂布「褒めてないのだが。劉丁にしてもお前にしても蜀漢に無くてはならない存在なのだ。命を軽々しく使うなとだな」
劉虎龍「叔父上のために命を投げ出そうとした人がよく言うよ」
呂布「なっ!?それとこれとは」
劉虎龍「一緒。じゃあ。僕はもう行くから。補佐に陳登殿と治安に臧覇殿と孫観殿、借りてくから宜しく~」
呂布「話はまだ。ったく。そこまで似なくても良いだろうに」
蜀漢では冬の間に人員配置と物資の集束が進められ、来るべき曹操との最終決戦を前に整えるのだった。
来るべき曹操との最終決戦を前に後ろでどっしりと構えているつもりはないという覚悟の現れだ。
劉備「では、献帝様。吉報をお待ちくだされ」
献帝「劉公叔よ。やはり行ってしまうのだな」
劉備「はい。曹操は私との戦いを望んでおられます。その場に私が居ないのは失礼に当たりましょう」
献帝「止めはせぬ。先帝からも好きにさせるようにとキツく言われたのでな」
劉備「この数年で献帝様はみるみるうちに生力を取り戻された」
献帝「ゴホン。そ、そうだな。やはりおなごは良い。曹操の娘ばかりだが。そうだ。劉公叔よ。娘を朕に」
劉備「いえ、それには及びません。献帝様の次代は、もうお決まりでしょう」
献帝「誰も継ぎたがらぬのだ。曹操の娘の産んだ子に任せるのは良くない気がしてな」
劉備「それなら私の娘の産んだ子でも同じでありましょう。それにあの3人は今は私の養女でもあります。私も子供たちに政略結婚を多く敷いてきましたがこれからは丁の言うような自由意志での恋愛を推し進めて行きたいとも考えています」
献帝「自由意志での恋愛か。確かに父も昔決められた相手との間で、取り返しのつかないことをしてしまったと悔いておられた。そういう悔いがなくなる時代が来るのだな。王族でも好きな人と結婚できるような」
劉備「はい。そういう世界が間も無く近づいています」
献帝「そうか。それは楽しみだな。ところで、劉公叔よ。夜の営みについて相談があるのだが」
劉備「私でよければお聞きしましょう」
献帝「曹節の奴がな。いつまで経っても落ち着いてくれんのだ」
劉備「と言いますと?」
献帝「子供の世話を曹憲と曹華に押し付けて、毎晩、種を奪いに来る」
劉備「献帝様、それは惚気でしょうか?」
献帝「いや、毎晩。代わる代わるいろんな女を抱いている劉公叔の意見をだな」
劉備「なっ!?ゴホン。やはり子供はたくさん作っておくに越したことはないと精力的に励ませてもらっています。献帝様もそうすれば良いのでは?」
献帝「そのなんだ。同じ奴ばかりだと飽きてくるであろう?」
劉備「そんなこと丁に言ったら殺されますよ」
献帝「アイツは飽きもせずに1人の女に尽くして尽くされて、おかしいのだ」
劉備「翼徳もそうですが」
献帝「ぐっ。だからこんな話できるのは劉公叔しか居ないのだ」
劉備「確かに。俺も丁に子をたくさん作るようにと言われるまでは、女と子供は行きずりと考えていました。何処かの女に種だけ残しておけば後が続くと。教育まで考えた丁には、頭が下がります。丁のお陰で子供達は皆、伸び伸びと育った」
献帝「ヨシカタ塾であったか。その存在については、曹操に許昌が統治されていたときも聞いていた」
劉備「あれは画期的でした。次代の子供達を集めて教育するなんて。あのお陰で、私の土地では、大人から子供まで読み書きができるようになった。その結果、伝達事項がより早く伝わるようになりました」
献帝「ふむ。まだ6つほどの時に父上と離れることを強要した時は恨んだものだ」
劉備「その節は、申し訳ありません」
献帝「良い。確かに父上が生きていることを隠すためには仕方のないこと。あの苦しい時があったからこそ今の幸せがあると思っている」
劉備「成長されました」
献帝「やめよ。数年前、劉義賢の奴に会った時は、あの幼子がねぇと言われたわ」
劉備「献帝様はイキイキとされておられます。そのまま、妻にせがまれていることを誇りに務めに励んでください」
献帝「なんか良い感じにまとめようとしてないか?」
劉備「バレましたか?」
献帝「全く。こうしてると歳の離れた兄ができたような気分だ。劉公叔よ。死ぬことは許さぬ。約束せよ」
劉備「勿論です献帝様」
豫州では。
孫策「おいおい。袁燿、お前マジかよ?」
袁燿「はい。揚州の権限その全てを孫権殿に移譲し僕は今日よりこの豫州の太守に就任します」
周瑜「それは献帝様の御意志なのか?」
袁燿「はい。どうやら養父上が漢中へと向かわれるようで補佐が必要になったとのことです」
孫策「成程な。で、今一緒にいる俺に権への伝令を頼んだわけか」
袁燿「はい。お願いできますか?」
孫策「わかった。それにしてもお前本当に敬語だよな」
袁燿「丁寧な言葉を使うようにと叔父上に躾けられましたから」
孫策「劉丁か。それにしても青州を守り抜くとはアイツは本当に恐ろしい男だ。もう2度と刃を交えたくはない」
周瑜「あぁ、それは俺も同感だ」
徐州では。
呂布「お前に任せて正解だったな」
劉虎龍「今度は前線に共をさせてよ。内政はあんまり得意じゃないんだからさ」
呂布「何を言う。防衛で敵の将を殺さず捕まえて交渉で陳留を奪い取って、ちゃっかりそこの太守になったくせに」
劉虎龍「バレたか」
呂布「お前は本当に義賢に似ている」
劉虎龍「叔父上に?」
呂布「あぁ、前線に出たがるところが特にな」
劉虎龍「いやぁ。それほどでも~」
呂布「褒めてないのだが。劉丁にしてもお前にしても蜀漢に無くてはならない存在なのだ。命を軽々しく使うなとだな」
劉虎龍「叔父上のために命を投げ出そうとした人がよく言うよ」
呂布「なっ!?それとこれとは」
劉虎龍「一緒。じゃあ。僕はもう行くから。補佐に陳登殿と治安に臧覇殿と孫観殿、借りてくから宜しく~」
呂布「話はまだ。ったく。そこまで似なくても良いだろうに」
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