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2章 ゴブリン共の脅威から防衛せよ!
ゴブリンによって滅ぶ王都
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「クソッ間に合わなかったか!」
王都エインヘリヤルの惨状を目にして、そう呟くのは、服のポケットからひょっこりと白い狐のシャーベットフォックスのキラリが顔を出し、熊のような見た目のキングベアーの幼児個体で特殊個体に跨る身長120センチほどの少年は、この物語の主人公であるトモカズだ。
「御主人様、まだ全滅したとは限りません。王様の元に急ぎましょう」
「ナイアちゃんの言う通りよ僕ちゃん。まさか魔王様が村ではなく先に王都を狙うだなんて、予測できないことだもの」
「トモカズ様、王様をお助けしてくださいまし」
3人の言葉を聞き急ぐ4人の前に現れたのは一際大きなゴブリンで、意思疎通ができることから恐らくガイルのように長の1人なのだろう。
「ギギギギギ。そんなに急いでどこに行くってんだぁ。俺の部下どもが女と宜しくやってんだ。邪魔させねぇぞ。おっ、リザードマンの女に兎の獣人に人間の女か。良いねぇ。俺様が可愛がってやるぜ」
メイメイに乗ってる俺のことが見えるのは、仲間だけのはずだが、目の前のゴブリンは的確に俺の顔面を金棒で粉砕してきたのだ。
飛び散る血、俺の名前を叫ぶ3人、飛ばされた俺の元に駆け寄り、顔を舐め回すメイメイとキラリ、しかし、俺が目を覚ますことはなかった。
圧倒的力による頭蓋骨の破壊だ。そんな状態で生きられる人間なんて居ないだろう。こんな事なら村の防衛だけでなく王都の防衛も意識しておくんだった。
俺が最後に聞いたのは、簡単に捕まって、俺の目の前で、裸にひん剥かれて、ゴブリンのモノに貫かれて泣き叫ぶ声だった。
話は2週間前に戻る。空が黒い雲に覆われて、魔王が現れて、次は村にリザードマンとゴブリンの混合部隊を送り込むと宣戦布告を受けた。
その防衛のため、ゴブリンについて知っている情報を俺が親父に話していた。
「ゴブリンとはどういう魔物なのだ?あの男は小鬼と呼んでおったが?」
「親父でも流石に鬼はわかるよな?」
「真っ赤な身体で人間のように二足歩行で歩き角を生やした醜い化け物で良かったか?」
「あぁ、それの緑版で耳は尖らせて、さらに醜悪さが増した姿で、大量殺戮の道具を作り、徒党を組んでとてつもない速さで街一つを簡単に踏み潰すと言えば、恐ろしさが伝わるか?」
「そんな奴らが村に来るのはまずいであろう!」
「あぁ、かなりな。この防衛設備がどれだけ役に立つかもわからない。でも、俺たちには与えられた力があるだろ?」
「成程、先ずは、敵の動きを見極めるため一度死ぬということか?」
「あぁ。並行世界に移動してるのなら限りがあるのかと思ったけど女神様が言うにはあくまで勇者が死んで、教会に戻るのと同じ現象だと言ってたからな。その点、俺たちのレベルが上がる条件も」
「村を防衛した時であったな」
「あぁ、だからデメリットは全くない。利用しない手は無いよ」
「心得た。こちらでも何かゴブリンの足を止められるものが作れないか考えておく。トモカズは、できうる限り絆を深めておくが良い」
「あぁ、そのつもりさ」
そう、俺たちにもレベルの概念があったのだ。それがわかったのは、魔王からの宣戦布告の後に頭の中で声が聞こえたのだ。それは親父も同じで。
村防衛レベル1
弓兵隊の編成が可能
ブーメラン部隊の編成が可能
1つの騎士団のゲスト参加が可能
堀・落とし穴・弓櫓・柵の設置が可能
戦闘参加人数の上限200(各部隊のリーダー及び名のある武将は含まない)
上記のステータスが下記のステータスへと変わった。
村防衛レベル2
弓兵隊の編成が可能
槍兵隊の編成が可能 NEW
ブーメラン部隊の編成が可能
投擲部隊の編成が可能 NEW
1つの騎士団の支配下登録が可能 NEW
1つの騎士団のゲスト参加が可能
堀・落とし穴・弓櫓・柵の設置が可能
物見櫓・針罠の設置が可能 NEW
戦闘参加人数の上限が300人に拡大 NEW
こんな感じだ。今回新たに追加されたものがゴブリンとの戦いでどう生かされるというのか全くわからないため、取り敢えずは先の世界を見て死ぬことにしたので、毎日代わる代わるナイアとペコラとリーシアと逢瀬を重ねて、結び付きを強くしておいた。
そんな感じで2週間が経ち、目の前に現れたのは、リザガイルの率いるリザードマンだけだったのである。
「また会ったな強気小僧よ!その驚いた顔が見たかったぞ」
「どうして、リザガイル様。いえ、ガイルだけなのです!」
「ナイアよ。久しいな。さぁ何故であろうな。当ててみるが良い」
「相変わらず、良い趣味してるわね」
「ペコラよ。お前の飯が食えないことが残念よ。しかし、此度は我らの勝ちぞ」
しかしリザードマンだけだと前回の防衛設備でなんとなるもので。
「良い良いぞ。こうでなくてはな強気小僧よ。しかし残念だ。我らの勝ちは確定した。忌々しい王都の方角を見るが良い」
リザガイルの言葉で王都の方角を見ると赤々と燃えていたのだ。
「まさか!?村と王都の同時攻めか!」
「その判断に至るのが少し遅かったな強気小僧よ。此度は、人間の。おっとこれ以上は無粋であったな。さらばだ」
撤退したガイルを見届けて、安全を確保したトモカズは、ナイアとペコラとリーシアを連れて、王都へと急いだのである。そして冒頭へと戻る。
本来は勇者にだけ与えられる死んでも教会で何度も生き返る力を使って、この記憶を待って、2週間前から再びやり直すのである。
王都エインヘリヤルの惨状を目にして、そう呟くのは、服のポケットからひょっこりと白い狐のシャーベットフォックスのキラリが顔を出し、熊のような見た目のキングベアーの幼児個体で特殊個体に跨る身長120センチほどの少年は、この物語の主人公であるトモカズだ。
「御主人様、まだ全滅したとは限りません。王様の元に急ぎましょう」
「ナイアちゃんの言う通りよ僕ちゃん。まさか魔王様が村ではなく先に王都を狙うだなんて、予測できないことだもの」
「トモカズ様、王様をお助けしてくださいまし」
3人の言葉を聞き急ぐ4人の前に現れたのは一際大きなゴブリンで、意思疎通ができることから恐らくガイルのように長の1人なのだろう。
「ギギギギギ。そんなに急いでどこに行くってんだぁ。俺の部下どもが女と宜しくやってんだ。邪魔させねぇぞ。おっ、リザードマンの女に兎の獣人に人間の女か。良いねぇ。俺様が可愛がってやるぜ」
メイメイに乗ってる俺のことが見えるのは、仲間だけのはずだが、目の前のゴブリンは的確に俺の顔面を金棒で粉砕してきたのだ。
飛び散る血、俺の名前を叫ぶ3人、飛ばされた俺の元に駆け寄り、顔を舐め回すメイメイとキラリ、しかし、俺が目を覚ますことはなかった。
圧倒的力による頭蓋骨の破壊だ。そんな状態で生きられる人間なんて居ないだろう。こんな事なら村の防衛だけでなく王都の防衛も意識しておくんだった。
俺が最後に聞いたのは、簡単に捕まって、俺の目の前で、裸にひん剥かれて、ゴブリンのモノに貫かれて泣き叫ぶ声だった。
話は2週間前に戻る。空が黒い雲に覆われて、魔王が現れて、次は村にリザードマンとゴブリンの混合部隊を送り込むと宣戦布告を受けた。
その防衛のため、ゴブリンについて知っている情報を俺が親父に話していた。
「ゴブリンとはどういう魔物なのだ?あの男は小鬼と呼んでおったが?」
「親父でも流石に鬼はわかるよな?」
「真っ赤な身体で人間のように二足歩行で歩き角を生やした醜い化け物で良かったか?」
「あぁ、それの緑版で耳は尖らせて、さらに醜悪さが増した姿で、大量殺戮の道具を作り、徒党を組んでとてつもない速さで街一つを簡単に踏み潰すと言えば、恐ろしさが伝わるか?」
「そんな奴らが村に来るのはまずいであろう!」
「あぁ、かなりな。この防衛設備がどれだけ役に立つかもわからない。でも、俺たちには与えられた力があるだろ?」
「成程、先ずは、敵の動きを見極めるため一度死ぬということか?」
「あぁ。並行世界に移動してるのなら限りがあるのかと思ったけど女神様が言うにはあくまで勇者が死んで、教会に戻るのと同じ現象だと言ってたからな。その点、俺たちのレベルが上がる条件も」
「村を防衛した時であったな」
「あぁ、だからデメリットは全くない。利用しない手は無いよ」
「心得た。こちらでも何かゴブリンの足を止められるものが作れないか考えておく。トモカズは、できうる限り絆を深めておくが良い」
「あぁ、そのつもりさ」
そう、俺たちにもレベルの概念があったのだ。それがわかったのは、魔王からの宣戦布告の後に頭の中で声が聞こえたのだ。それは親父も同じで。
村防衛レベル1
弓兵隊の編成が可能
ブーメラン部隊の編成が可能
1つの騎士団のゲスト参加が可能
堀・落とし穴・弓櫓・柵の設置が可能
戦闘参加人数の上限200(各部隊のリーダー及び名のある武将は含まない)
上記のステータスが下記のステータスへと変わった。
村防衛レベル2
弓兵隊の編成が可能
槍兵隊の編成が可能 NEW
ブーメラン部隊の編成が可能
投擲部隊の編成が可能 NEW
1つの騎士団の支配下登録が可能 NEW
1つの騎士団のゲスト参加が可能
堀・落とし穴・弓櫓・柵の設置が可能
物見櫓・針罠の設置が可能 NEW
戦闘参加人数の上限が300人に拡大 NEW
こんな感じだ。今回新たに追加されたものがゴブリンとの戦いでどう生かされるというのか全くわからないため、取り敢えずは先の世界を見て死ぬことにしたので、毎日代わる代わるナイアとペコラとリーシアと逢瀬を重ねて、結び付きを強くしておいた。
そんな感じで2週間が経ち、目の前に現れたのは、リザガイルの率いるリザードマンだけだったのである。
「また会ったな強気小僧よ!その驚いた顔が見たかったぞ」
「どうして、リザガイル様。いえ、ガイルだけなのです!」
「ナイアよ。久しいな。さぁ何故であろうな。当ててみるが良い」
「相変わらず、良い趣味してるわね」
「ペコラよ。お前の飯が食えないことが残念よ。しかし、此度は我らの勝ちぞ」
しかしリザードマンだけだと前回の防衛設備でなんとなるもので。
「良い良いぞ。こうでなくてはな強気小僧よ。しかし残念だ。我らの勝ちは確定した。忌々しい王都の方角を見るが良い」
リザガイルの言葉で王都の方角を見ると赤々と燃えていたのだ。
「まさか!?村と王都の同時攻めか!」
「その判断に至るのが少し遅かったな強気小僧よ。此度は、人間の。おっとこれ以上は無粋であったな。さらばだ」
撤退したガイルを見届けて、安全を確保したトモカズは、ナイアとペコラとリーシアを連れて、王都へと急いだのである。そして冒頭へと戻る。
本来は勇者にだけ与えられる死んでも教会で何度も生き返る力を使って、この記憶を待って、2週間前から再びやり直すのである。
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