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5章 協力関係
ライガー親衛隊
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巨躯な身体の虎の獣人は、ライガーに仕える親衛隊の1人タイガー。
金を釣り上げにきた傭兵どもを反逆者として、なぶり殺した男だ。
タイガーは、どうやってシシオの女が侵入してきたかを調べていた。
「ふむぅ。門から出て行った形跡は無しか。となると内部に潜伏している可能性が高いか。全く、雑魚の癖に力量を弁えず金を釣り上げにきた傭兵どもを駆逐したが。次から次へと厄介ごとはやってくるものだな」
そこに1人の兵士が成果を聞きにやってきた。
「タイガー様、何かわかりましたでしょうか?」
「全くわからんことがわかった」
「はぁ。その。出て行った形跡が無いのなら内部に協力者が潜んでいるのでは?」
「その可能性はあるな。レオの奴に伝えておけ」
「レオパルド様にですか?」
「何か問題でも?」
「い、いえ。直ぐに伝えます」
兵士が立ち去るとタイガーは。
「あの兵士、相当ビビっておったな。シシオの女如きにビビるとは、寝返るかもしれん。早めに対処しておくか」
レオパルドに連絡を取るタイガー。
「レオか。俺だ」
「兄弟、電話なんて珍しいな。どうした?何かわかったのか?」
「いや。そのことは何も分からないことが分かった」
「そうか。で、そんなことで電話してきたわけじゃ無いよな?」
「あぁ。お前の元に遣いを出した兵士だがシシオに寝返るかもしれん。相当、ビビっていた。早めに対処を頼む」
「そういうことか。分かった。こちらで対処しておく。こちらも部下に街に潜伏してないか虱潰しに調べてるが協力を拒否したのが数人いる。場所を教えるから連行してくれ」
「承知した。レオも気を付けろ」
「あぁ。兄弟もな」
電話を切るとタイガーはレオパルドから聞いた場所へと向かう。
「邪魔するぞ」
「な、何なんだいきなり」
「ライガー様のため、シシオの協力者を探す」
「だから知らないって、何度も言ってるだろう!」
「なら、なぜ捜索に協力しなかった?」
「そ、それは」
タイガーが羊獣人の男の腕を掴んでポキッと折った。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ。イタイイタイイタイ」
「答えないのなら反逆の意思とみなす」
「やめてくれ。話すから」
「初めからそうしていれば良い」
「あの日は、娘が来ていたんだ」
「それがどうした?」
「む、娘はシシオの妻の1人なんだ。でも待ってくれ、俺は俺はライガー様一筋だ。でも血を分けた娘を差し出すことはどうしてもできなくて、そのことを咎められたく。あがぁぁぁぁぁ」
「残念だ。要は敵と密通していたわけだ」
「違う。それは断じて」
「昨日、襲撃してきたのはシシオの妻どもだ。その中にお前の娘も居たのではないか?お前は、そのことを聞いて、ライガー様に差し出さず匿った。だから協力に拒否した。違うか?」
「そ、それは。あがが」
「もう良い。言い訳など聞くに耐えん。死ね」
タイガーは力を込めると首をポキッと折って絶命させた。
「全く次から次にライガー様を批判する馬鹿にライガー様の敵を匿う馬鹿にライガー様ではなくシシオを選んだ馬鹿女ども。殺さないといけない奴が増えていく。レオの方はどうだ?」
その頃、レオパルドの元には、1人の兵士がやってきていた。
「ほ、報告します。タイガー様が現場を見分していたのですがどうやって侵入したかを分からなかったと」
「そうか。分かった。ところでどうしてお前の目は泳いでいる?」
「な、目なんて泳いでませんよ」
「お前は、シシオの女如きに蹂躙された駒を見て、こう思ったんじゃ無いのか?こんな得体の知れない奴らと戦いたく無い。隙を見て、ライガー様を裏切ろうと」
「そ、それは」
「否定しないのなら肯定だな。残念だよ」
「そ、それは。な、何を?」
「不穏分子は早めに処理しないとな」
「正気ですか?ただでさえ減った味方に手をかけるのですか?」
「二心を抱いた時点で、お前は既に味方では無い。反逆者は殺さないとな」
「待て、待ってください!二心なんて、抱いてま。ガフッ」
「簡単には殺さん。苦しませながらゆっくりと殺すことで、お前の死に様を見た馬鹿どもがライガー様に恐れを抱き、などと反乱を起こそうなどという気は起きなくなるだろう」
「そ、そんなことをしても意味はない。どこから現れるとも分からない奴らに蹂躙され、恐れを抱いた者は、僕だけじゃないはずだ。あがっ」
「そういう奴らにもお前が苦しみながら死ぬことで、良いメッセージとなるだろう」
「こんな。こんなのが俺の憧れたライガー様の親衛隊だなんて。お前らはただ殺戮を楽しんでいるだけだ。ゴフッ」
「だったらどうした?ライガー様に逆らう者、ライガー様に仕えない者、馬鹿は全員死なねば分からないんだよ」
「や、やめへ。もう、殴らないへ。ガハッ」
「お前の死がこれ以上の馬鹿を生み出さなくなるのだ。とことん苦しんで死ぬが良い」
「もう、いひゃいのは。うらひりまへんから。ひのちは。ゴベッ」
「動かなくなったか。この恐怖の顔を見れば、2度とライガー様を裏切ろうという馬鹿は現れないだろう」
レオパルドは、兵士の首根っこを掴んで、大声を上げる。
「聞け!ライガー様に不信感を抱いた男を処分した。この苦しそうな顔を見ろ!こうなりたくなければ、二心を抱くでないぞ!」
タイガーとレオパルドが恐怖で縛ることによって、かろうじて保てているのが現状だった。
金を釣り上げにきた傭兵どもを反逆者として、なぶり殺した男だ。
タイガーは、どうやってシシオの女が侵入してきたかを調べていた。
「ふむぅ。門から出て行った形跡は無しか。となると内部に潜伏している可能性が高いか。全く、雑魚の癖に力量を弁えず金を釣り上げにきた傭兵どもを駆逐したが。次から次へと厄介ごとはやってくるものだな」
そこに1人の兵士が成果を聞きにやってきた。
「タイガー様、何かわかりましたでしょうか?」
「全くわからんことがわかった」
「はぁ。その。出て行った形跡が無いのなら内部に協力者が潜んでいるのでは?」
「その可能性はあるな。レオの奴に伝えておけ」
「レオパルド様にですか?」
「何か問題でも?」
「い、いえ。直ぐに伝えます」
兵士が立ち去るとタイガーは。
「あの兵士、相当ビビっておったな。シシオの女如きにビビるとは、寝返るかもしれん。早めに対処しておくか」
レオパルドに連絡を取るタイガー。
「レオか。俺だ」
「兄弟、電話なんて珍しいな。どうした?何かわかったのか?」
「いや。そのことは何も分からないことが分かった」
「そうか。で、そんなことで電話してきたわけじゃ無いよな?」
「あぁ。お前の元に遣いを出した兵士だがシシオに寝返るかもしれん。相当、ビビっていた。早めに対処を頼む」
「そういうことか。分かった。こちらで対処しておく。こちらも部下に街に潜伏してないか虱潰しに調べてるが協力を拒否したのが数人いる。場所を教えるから連行してくれ」
「承知した。レオも気を付けろ」
「あぁ。兄弟もな」
電話を切るとタイガーはレオパルドから聞いた場所へと向かう。
「邪魔するぞ」
「な、何なんだいきなり」
「ライガー様のため、シシオの協力者を探す」
「だから知らないって、何度も言ってるだろう!」
「なら、なぜ捜索に協力しなかった?」
「そ、それは」
タイガーが羊獣人の男の腕を掴んでポキッと折った。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ。イタイイタイイタイ」
「答えないのなら反逆の意思とみなす」
「やめてくれ。話すから」
「初めからそうしていれば良い」
「あの日は、娘が来ていたんだ」
「それがどうした?」
「む、娘はシシオの妻の1人なんだ。でも待ってくれ、俺は俺はライガー様一筋だ。でも血を分けた娘を差し出すことはどうしてもできなくて、そのことを咎められたく。あがぁぁぁぁぁ」
「残念だ。要は敵と密通していたわけだ」
「違う。それは断じて」
「昨日、襲撃してきたのはシシオの妻どもだ。その中にお前の娘も居たのではないか?お前は、そのことを聞いて、ライガー様に差し出さず匿った。だから協力に拒否した。違うか?」
「そ、それは。あがが」
「もう良い。言い訳など聞くに耐えん。死ね」
タイガーは力を込めると首をポキッと折って絶命させた。
「全く次から次にライガー様を批判する馬鹿にライガー様の敵を匿う馬鹿にライガー様ではなくシシオを選んだ馬鹿女ども。殺さないといけない奴が増えていく。レオの方はどうだ?」
その頃、レオパルドの元には、1人の兵士がやってきていた。
「ほ、報告します。タイガー様が現場を見分していたのですがどうやって侵入したかを分からなかったと」
「そうか。分かった。ところでどうしてお前の目は泳いでいる?」
「な、目なんて泳いでませんよ」
「お前は、シシオの女如きに蹂躙された駒を見て、こう思ったんじゃ無いのか?こんな得体の知れない奴らと戦いたく無い。隙を見て、ライガー様を裏切ろうと」
「そ、それは」
「否定しないのなら肯定だな。残念だよ」
「そ、それは。な、何を?」
「不穏分子は早めに処理しないとな」
「正気ですか?ただでさえ減った味方に手をかけるのですか?」
「二心を抱いた時点で、お前は既に味方では無い。反逆者は殺さないとな」
「待て、待ってください!二心なんて、抱いてま。ガフッ」
「簡単には殺さん。苦しませながらゆっくりと殺すことで、お前の死に様を見た馬鹿どもがライガー様に恐れを抱き、などと反乱を起こそうなどという気は起きなくなるだろう」
「そ、そんなことをしても意味はない。どこから現れるとも分からない奴らに蹂躙され、恐れを抱いた者は、僕だけじゃないはずだ。あがっ」
「そういう奴らにもお前が苦しみながら死ぬことで、良いメッセージとなるだろう」
「こんな。こんなのが俺の憧れたライガー様の親衛隊だなんて。お前らはただ殺戮を楽しんでいるだけだ。ゴフッ」
「だったらどうした?ライガー様に逆らう者、ライガー様に仕えない者、馬鹿は全員死なねば分からないんだよ」
「や、やめへ。もう、殴らないへ。ガハッ」
「お前の死がこれ以上の馬鹿を生み出さなくなるのだ。とことん苦しんで死ぬが良い」
「もう、いひゃいのは。うらひりまへんから。ひのちは。ゴベッ」
「動かなくなったか。この恐怖の顔を見れば、2度とライガー様を裏切ろうという馬鹿は現れないだろう」
レオパルドは、兵士の首根っこを掴んで、大声を上げる。
「聞け!ライガー様に不信感を抱いた男を処分した。この苦しそうな顔を見ろ!こうなりたくなければ、二心を抱くでないぞ!」
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