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5章 協力関係
絶体絶命
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ライガーが一向に攻めてこないので、こちらから仕掛けて数日が経った。
結果は上々で、シシオの妻になった獅子族の女たちの旦那たちが皆、討ち死にしたらしい。
これだけ聞いたらこちらの戦力が減ったのではと思うかもしれないが。
獅子族は優秀な雄に雌が群がるらしく。
まぁ、要はシシオのことを選んだ女たちがライガーにしがみつく元旦那たちに嫌気を差したって感じだ。
で、殺さずに逃してやったのにまだ懲りずにライガーにしがみついていたから今度は容赦なくその首を刈り取ったと。
うん。
獅子族の女は怖いなぁ。
絶対に俺は獅子族の女だけは妻に迎えないでおこうっと。
周りを見回すと。
兎獣人のペコラに犬獣人のチサト、猫獣人のミアに鳥獣人のアスカ、龍人族のカリナとティア。
うん。
絶対に獅子族は遠慮しよう。
リナを含まないのは、なんやかんや改心した鼠獣人のサーバントに返してやったからだ。
まぁ、定期的に寝取らせを依頼されるのだが。
それにしてもシシオの妻である獅子獣人たちから聞かされた言葉は興味深い。
どうやら、シシオに呪いをかけたのは魔女らしい。
この魔女に俺は覚えがある。
あの時はルカだったルナから聞いた接近してきた女。
そして、性女。
ゴホン、聖女であるステラが嵌められた女神を騙る声。
これらが全ての裏側にいた存在だろう。
要は暗躍者だ。
それがシシオにも暗躍していた。
それだけでもシシオがその魔女にとっても厄介な存在だった事がわかる。
要は、操りにくいと思ったから排除したかったんだろう。
でも、優秀な雄に獅子族の女が群がるって話なら生殖能力の無くなったシシオについて来たってことになるんだが。
それはどうなんだ?
跡を繋げないのに優秀な雄だと判断するのだろうか。
よく分からん。
所詮、曖昧な設定ってことか。
そもそも、俺が戦ったライオウと今のシシオは重ならない。
ライオウはとにかく小物感満載で、お供が強キャラだったのだ。
確か、虎族と豹族と猟豹族と剣歯虎族だったかな。
漢字だとわかりにくいからまぁ実際にゲーム内で戦った時の姿を説明すると猟豹族は、チーターのことで、剣歯虎族は、サーベルタイガーだ。
兎に角、力任せの虎と豹、魔法の威力が高く回復にも長けている剣歯虎にバフとデバフ使いの猟豹。
姿は女だって、覚えてたから俺のコレで籠絡してやるとか言ってたんだけどな。
でも、まぁあの時代のゲームの画素ってそんなに良くないんだよな。
だから女に見えてたのが男だったと言われても。
まぁ顔立ちは女性に見えたんだけどなぁ。
俺がこんなことを呟いてるのは、シシオから俺がゲーム内で戦ったことがあるメンバーがライガーの親衛隊だって、聞かされたからなんだよなぁ。
しかも全員、男らしい。
まぁ、俺のコレで籠絡作戦は失敗なわけだ。
そして、今。
「トモ殿、聞いておられるか?」
「ん?あ、あぁ。えーっと。そのライガーが野戦の提案をして来たんだっけ?」
「うむ。兄の目覚まさせるためにもこの提案をお受けしようと思っている。ついては、トモ殿にも」
「勿論、共に行くよ」
「いや、そうではなく。このアニマルパークを守ってもらいたいのだ。幸いにも兄はそんなに強くない。まぁ親衛隊は厄介だが。まぁ、問題ない。俺が怖いのは、兄に裏があった場合だ。俺を釣り出すのは罠だった場合のことを考え、トモ殿にはこのアニマルパークを守ってもらいたいのだ」
まぁ、罠って可能性は考えられるか。
なんか、策を弄する感じには見えなかったけど。
それだとただただ弱い奴になるか。
流石に超有名RPGダクドラのボスキャラがそんな弱い設定なわけないよな。
まぁお供に頼りすぎな小物感満載キャラだったけど。
本人だけなら四天王最弱と言って良いほどの。
こうして、アニマルパークを守ることになったのだが。
何故、ここに虎と豹が?
あ、あぁそういうことか。
そもそも、弱い自分を囮にシシオを誘き寄せて、最強戦力でアニマルパークを落としてしまおうと。
しかも、ここまで侵入を許したと。
やばいやばいやばい。
今近くにナイアもアイリスも居ないんだけど!
あちゃー。
こりゃ、やっちゃったな。
「お前が魔王すら恐れさせている人間か?」
虎の獣人は、中性的な顔立ちに似合わない、野太い声だ。
男だな。
残念。
「兄弟、そんな確認をする必要はない。ここに人間が居た。なら、一つだ。殺せば良い」
豹の獣人も華奢な身体付きなのに、声は低め。
男だな。
こちらも残念。
片方だけでも女だったら組み伏せて、支配して、追い返したりできたかもしれないけど。
なんで、こんな時に限って、ナイアとアイリスを哨戒に出しちゃうかなぁ。
やっちまった。
異変を察知して戻ってくるより、この2人が俺を殺すのが絶対に早い。
短いハーレム異世界人生だったなぁ。
ん?
でも俺死んでも時間戻ったよな。
勇者特性で。
なら、別に問題ないか。
というか虎と豹のモフモフを楽しめると思えば、死ぬのもやぶさかでは。
にゃふふ。
「気味の悪い笑みを浮かべるな!さぁ答えろ。お前が魔王を恐れさせる人間か?」
俺は虎の獣人の再三の質問に答えることはしなかった。
結果は上々で、シシオの妻になった獅子族の女たちの旦那たちが皆、討ち死にしたらしい。
これだけ聞いたらこちらの戦力が減ったのではと思うかもしれないが。
獅子族は優秀な雄に雌が群がるらしく。
まぁ、要はシシオのことを選んだ女たちがライガーにしがみつく元旦那たちに嫌気を差したって感じだ。
で、殺さずに逃してやったのにまだ懲りずにライガーにしがみついていたから今度は容赦なくその首を刈り取ったと。
うん。
獅子族の女は怖いなぁ。
絶対に俺は獅子族の女だけは妻に迎えないでおこうっと。
周りを見回すと。
兎獣人のペコラに犬獣人のチサト、猫獣人のミアに鳥獣人のアスカ、龍人族のカリナとティア。
うん。
絶対に獅子族は遠慮しよう。
リナを含まないのは、なんやかんや改心した鼠獣人のサーバントに返してやったからだ。
まぁ、定期的に寝取らせを依頼されるのだが。
それにしてもシシオの妻である獅子獣人たちから聞かされた言葉は興味深い。
どうやら、シシオに呪いをかけたのは魔女らしい。
この魔女に俺は覚えがある。
あの時はルカだったルナから聞いた接近してきた女。
そして、性女。
ゴホン、聖女であるステラが嵌められた女神を騙る声。
これらが全ての裏側にいた存在だろう。
要は暗躍者だ。
それがシシオにも暗躍していた。
それだけでもシシオがその魔女にとっても厄介な存在だった事がわかる。
要は、操りにくいと思ったから排除したかったんだろう。
でも、優秀な雄に獅子族の女が群がるって話なら生殖能力の無くなったシシオについて来たってことになるんだが。
それはどうなんだ?
跡を繋げないのに優秀な雄だと判断するのだろうか。
よく分からん。
所詮、曖昧な設定ってことか。
そもそも、俺が戦ったライオウと今のシシオは重ならない。
ライオウはとにかく小物感満載で、お供が強キャラだったのだ。
確か、虎族と豹族と猟豹族と剣歯虎族だったかな。
漢字だとわかりにくいからまぁ実際にゲーム内で戦った時の姿を説明すると猟豹族は、チーターのことで、剣歯虎族は、サーベルタイガーだ。
兎に角、力任せの虎と豹、魔法の威力が高く回復にも長けている剣歯虎にバフとデバフ使いの猟豹。
姿は女だって、覚えてたから俺のコレで籠絡してやるとか言ってたんだけどな。
でも、まぁあの時代のゲームの画素ってそんなに良くないんだよな。
だから女に見えてたのが男だったと言われても。
まぁ顔立ちは女性に見えたんだけどなぁ。
俺がこんなことを呟いてるのは、シシオから俺がゲーム内で戦ったことがあるメンバーがライガーの親衛隊だって、聞かされたからなんだよなぁ。
しかも全員、男らしい。
まぁ、俺のコレで籠絡作戦は失敗なわけだ。
そして、今。
「トモ殿、聞いておられるか?」
「ん?あ、あぁ。えーっと。そのライガーが野戦の提案をして来たんだっけ?」
「うむ。兄の目覚まさせるためにもこの提案をお受けしようと思っている。ついては、トモ殿にも」
「勿論、共に行くよ」
「いや、そうではなく。このアニマルパークを守ってもらいたいのだ。幸いにも兄はそんなに強くない。まぁ親衛隊は厄介だが。まぁ、問題ない。俺が怖いのは、兄に裏があった場合だ。俺を釣り出すのは罠だった場合のことを考え、トモ殿にはこのアニマルパークを守ってもらいたいのだ」
まぁ、罠って可能性は考えられるか。
なんか、策を弄する感じには見えなかったけど。
それだとただただ弱い奴になるか。
流石に超有名RPGダクドラのボスキャラがそんな弱い設定なわけないよな。
まぁお供に頼りすぎな小物感満載キャラだったけど。
本人だけなら四天王最弱と言って良いほどの。
こうして、アニマルパークを守ることになったのだが。
何故、ここに虎と豹が?
あ、あぁそういうことか。
そもそも、弱い自分を囮にシシオを誘き寄せて、最強戦力でアニマルパークを落としてしまおうと。
しかも、ここまで侵入を許したと。
やばいやばいやばい。
今近くにナイアもアイリスも居ないんだけど!
あちゃー。
こりゃ、やっちゃったな。
「お前が魔王すら恐れさせている人間か?」
虎の獣人は、中性的な顔立ちに似合わない、野太い声だ。
男だな。
残念。
「兄弟、そんな確認をする必要はない。ここに人間が居た。なら、一つだ。殺せば良い」
豹の獣人も華奢な身体付きなのに、声は低め。
男だな。
こちらも残念。
片方だけでも女だったら組み伏せて、支配して、追い返したりできたかもしれないけど。
なんで、こんな時に限って、ナイアとアイリスを哨戒に出しちゃうかなぁ。
やっちまった。
異変を察知して戻ってくるより、この2人が俺を殺すのが絶対に早い。
短いハーレム異世界人生だったなぁ。
ん?
でも俺死んでも時間戻ったよな。
勇者特性で。
なら、別に問題ないか。
というか虎と豹のモフモフを楽しめると思えば、死ぬのもやぶさかでは。
にゃふふ。
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俺は虎の獣人の再三の質問に答えることはしなかった。
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