転生したらオープニングで滅ぼされる村の子供?でした➖現代知識とゲーム知識とエッチな知識を駆使して生き残りたいと思います➖

揚惇命

文字の大きさ
197 / 311
5章 協力関係

絶体絶命

しおりを挟む
 ライガーが一向に攻めてこないので、こちらから仕掛けて数日が経った。
 結果は上々で、シシオの妻になった獅子族の女たちの旦那たちが皆、討ち死にしたらしい。
 これだけ聞いたらこちらの戦力が減ったのではと思うかもしれないが。
 獅子族は優秀な雄に雌が群がるらしく。
 まぁ、要はシシオのことを選んだ女たちがライガーにしがみつく元旦那たちに嫌気を差したって感じだ。
 で、殺さずに逃してやったのにまだ懲りずにライガーにしがみついていたから今度は容赦なくその首を刈り取ったと。
 うん。
 獅子族の女は怖いなぁ。
 絶対に俺は獅子族の女だけは妻に迎えないでおこうっと。
 周りを見回すと。
 兎獣人のペコラに犬獣人のチサト、猫獣人のミアに鳥獣人のアスカ、龍人族のカリナとティア。
 うん。
 絶対に獅子族は遠慮しよう。
 リナを含まないのは、なんやかんや改心した鼠獣人のサーバントに返してやったからだ。
 まぁ、定期的に寝取らせを依頼されるのだが。
 それにしてもシシオの妻である獅子獣人たちから聞かされた言葉は興味深い。
 どうやら、シシオに呪いをかけたのは魔女らしい。
 この魔女に俺は覚えがある。
 あの時はルカだったルナから聞いた接近してきた女。
 そして、性女。
 ゴホン、聖女であるステラが嵌められた女神を騙る声。
 これらが全ての裏側にいた存在だろう。
 要は暗躍者だ。
 それがシシオにも暗躍していた。
 それだけでもシシオがその魔女にとっても厄介な存在だった事がわかる。
 要は、操りにくいと思ったから排除したかったんだろう。
 でも、優秀な雄に獅子族の女が群がるって話なら生殖能力の無くなったシシオについて来たってことになるんだが。
 それはどうなんだ?
 跡を繋げないのに優秀な雄だと判断するのだろうか。
 よく分からん。
 所詮、曖昧な設定ってことか。
 そもそも、俺が戦ったライオウと今のシシオは重ならない。
 ライオウはとにかく小物感満載で、お供が強キャラだったのだ。
 確か、虎族と豹族と猟豹族と剣歯虎族だったかな。
 漢字だとわかりにくいからまぁ実際にゲーム内で戦った時の姿を説明すると猟豹族は、チーターのことで、剣歯虎族は、サーベルタイガーだ。
 兎に角、力任せの虎と豹、魔法の威力が高く回復にも長けている剣歯虎にバフとデバフ使いの猟豹。
 姿は女だって、覚えてたから俺のコレで籠絡してやるとか言ってたんだけどな。
 でも、まぁあの時代のゲームの画素ってそんなに良くないんだよな。
 だから女に見えてたのが男だったと言われても。
 まぁ顔立ちは女性に見えたんだけどなぁ。
 俺がこんなことを呟いてるのは、シシオから俺がゲーム内で戦ったことがあるメンバーがライガーの親衛隊だって、聞かされたからなんだよなぁ。
 しかも全員、男らしい。
 まぁ、俺のコレで籠絡作戦は失敗なわけだ。
 そして、今。

「トモ殿、聞いておられるか?」

「ん?あ、あぁ。えーっと。そのライガーが野戦の提案をして来たんだっけ?」

「うむ。兄の目覚まさせるためにもこの提案をお受けしようと思っている。ついては、トモ殿にも」

「勿論、共に行くよ」

「いや、そうではなく。このアニマルパークを守ってもらいたいのだ。幸いにも兄はそんなに強くない。まぁ親衛隊は厄介だが。まぁ、問題ない。俺が怖いのは、兄に裏があった場合だ。俺を釣り出すのは罠だった場合のことを考え、トモ殿にはこのアニマルパークを守ってもらいたいのだ」

 まぁ、罠って可能性は考えられるか。
 なんか、策を弄する感じには見えなかったけど。
 それだとただただ弱い奴になるか。
 流石に超有名RPGダクドラのボスキャラがそんな弱い設定なわけないよな。
 まぁお供に頼りすぎな小物感満載キャラだったけど。
 本人だけなら四天王最弱と言って良いほどの。
 こうして、アニマルパークを守ることになったのだが。
 何故、ここに虎と豹が?
 あ、あぁそういうことか。
 そもそも、弱い自分を囮にシシオを誘き寄せて、最強戦力でアニマルパークを落としてしまおうと。
 しかも、ここまで侵入を許したと。
 やばいやばいやばい。
 今近くにナイアもアイリスも居ないんだけど!
 あちゃー。
 こりゃ、やっちゃったな。

「お前が魔王すら恐れさせている人間か?」

 虎の獣人は、中性的な顔立ちに似合わない、野太い声だ。
 男だな。
 残念。

「兄弟、そんな確認をする必要はない。ここに人間が居た。なら、一つだ。殺せば良い」

 豹の獣人も華奢な身体付きなのに、声は低め。
 男だな。
 こちらも残念。
 片方だけでも女だったら組み伏せて、支配して、追い返したりできたかもしれないけど。
 なんで、こんな時に限って、ナイアとアイリスを哨戒に出しちゃうかなぁ。
 やっちまった。
 異変を察知して戻ってくるより、この2人が俺を殺すのが絶対に早い。
 短いハーレム異世界人生だったなぁ。
 ん?
 でも俺死んでも時間戻ったよな。
 勇者特性で。
 なら、別に問題ないか。
 というか虎と豹のモフモフを楽しめると思えば、死ぬのもやぶさかでは。
 にゃふふ。

「気味の悪い笑みを浮かべるな!さぁ答えろ。お前が魔王を恐れさせる人間か?」

 俺は虎の獣人の再三の質問に答えることはしなかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

処理中です...