転生したらオープニングで滅ぼされる村の子供?でした➖現代知識とゲーム知識とエッチな知識を駆使して生き残りたいと思います➖

揚惇命

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6章 魔王城までの道を確保せよ!

女神の守護者、炎の魔神爆誕

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 身体が燃えるように熱い。
 憎い憎い憎い。
 あのクソ女どもは誰のお陰で成り上がれたと思ってやがる。
 人間の男に媚び諂い俺様を裏切るとは、絶対に許さん。
 それにあのガキに、一際強いスケルトンの存在さえなけりゃ俺様が勝ってたんだ。
 チクショー。
 俺様は、俺様は絶対に復讐を諦めねぇぞ!

「クスクスクス。そのあくなき憎悪、良いわ。本当に最高よ。私のために働くための力そのものよ~。うふ~ん良いわ~女神である私が力を貸してあげましょうか?」

「ダレダ?」

「あらあら、可哀想にそのままだとマグマで溶けて、本当に姿どころか形も残らないわよ~。で、どうするの?私の力を受ける?その代わり、私の言う通りに動いてもらうけど、、、勿論できるわよね?」

 コイツ、何言ってやがる?
 女神ってのは魔王様と敵対してる存在だろうが!
 それが力を貸すだ?
 絶対裏があるに決まってるだろ。
 でも、さっきの俺の言葉、もうドロドロに溶けてたよな。
 クソ、絶対罠だと分かってるってのにこの手を掴むしかアイツらに復讐する手段がねぇってのかよ。

「ほらほら、考えている間に身体がどんどん溶けちゃうわよ~。私の手を取れば、新しい身体を手にして~アリシアちゃんのこともあの威厳のカケラもない魔王から奪えるかもね~。ほらほら、あの肉付きの良い身体、抱きたくないの~?」

 ゴクリ。
 アリシアを俺のモノにできるだと?
 確かにあの身体、あの強さ。
 アリシアの傀儡でしかない魔王には勿体無い。
 強靭な力を持ち、一度抱けば俺のイチモツにメロメロにできる。
 この手を掴めば。

「は~い。契約完了、ありがとう~。これで、貴方は私の言いなりで動く存在になったわ~。おめでとう」

 な、何だ。
 この身体から湧き上がる気持ちは、この人を守りたい。
 俺が守らなければ、アリシア?
 誰だその女。
 俺が真に仕えるべき、守るべき存在は女神マリーン様だ。

「これがマリーン様の加護。素晴らしい。もっと、もっと力を」

「えぇ、勿論よ~。貴方にはやってもらわないといけないことがたくさんあるもの。だ・か・ら、それまで、身体は、お・あ・ず・け、よん。うっふ~ん」

「何と畏れ多いこと。拙者は女神マリーン様の守護者、身体のお付き合いなど考えたことも」

「本当、良い子ね~。そんな良い子には御褒美をあげないとね~。ほら、目の前に餌を用意してあげたから喰らってね~。大丈夫よ~女神の力に逆らうことのできない炎の化身だから~」

「マリーンか。我を起こすことに飽き足らず。その肉を人間に喰らわせるとは何を考えておる?秩序の代弁者が聞いて呆れるぞ」

「蛇如きが!マリーン様を呼び捨てにするな。その肉、俺が残らず食い切ってやる!」

「あらあら、あわてんぼうさんね~。少しお待ちなさいな~。久しぶりね沙羅曼蛇。1000年ぶりぐらいかしら?私は今も秩序の代弁者よ~。この世界をめちゃくちゃにするかも知れない存在を消すために貴方の力が欲しいのだもの~」

「なら、そう言えば良かろう?それを我の身体を女神の力で縛り、動けない状態にして、人の子に差し出すなどおかしいであろうが!」

「あらあら、相変わらずお喋りなジジイね~。かつての恋人でもこれ以上の暴言は許さないわよ~」

「お主、何をしておるかわかっておるのか?世界の秩序たる我を人に喰わせるなど、その身体が持つわけがなかろうて」

「ふ、ふふ。アーハッハッハ。本当にうるさいジジイね。コイツはもう人じゃないのよ。そうね、言い換えれば私が作り出した精霊の器、そのもの。だからアンタを喰らっても何の問題もないわけ。お分かり?」

「な!?本当にどうしたのじゃお主?1000年もの間に何があった?あの優しかったお主は何処へ行ったのじゃ?」

「はいはい、ジジイとのくだらないお喋りには飽きたわ。まだ、他にも目覚めさせて喰わせないといけないのが2匹いるから、とっとと消えてくれるかしら?」

「な!?お主、あの2人も我と同じように人に喰わせると言っておるのか。そんなことをすればこの世界の秩序は完全に壊れてしまうぞい!」

「うふふ~アッハッハッハ。この世界の秩序~?そんなもの何処にあるのかしら~。勇者の幼馴染の女は、勝手に暴走して、勇者パーティを闇に染めちゃって~。私が別の世界の神様に頭下げてまでお願いして連れてきてもらった異世界人は、女たらしで、次々と死ぬはずだった連中を守っちゃうし~。一向にクソ女と魔王を殺してリセットもしてくれないのよ~?これを聞いて、世界の秩序なんて何処にあるのかしら~?教えてくださるかしら?って、もう話せないわよね~だって、ウォリアー。この名前はもう要らないわね。私の騎士の1人、炎の魔神、イフリートに食べられちゃったのだから~。アハハ」

「マリーン様、実に美味しゅうございましたぞい。力が力が溢れてきますわい。ガハハ」

「あらあら、イフリートがジジイ臭くなったのは残念ね~。でも良いわ~。これから私のためにしっかり働いてね~」

「ガハハ。任されよ。この湧き出る力で、女神マリーン様の邪魔をする輩なぞ薙ぎ払ってやりますわい」

 この力があれば、復讐も。
 ん?
 復讐、ワシは何を言っておるのじゃ?
 女神マリーン様のために力を払うだけで良いではないか。
 そうじゃ。
 それ以外の目的なぞ必要なかろうて。

『ふ~ん。憎悪の炎はよく燃えるとは言ったものね~。私が綺麗に記憶を操作してあげたのに、心の奥底で覚えているんだもの。でも、まぁ完全な操り人形のために要らない記憶は封印しちゃうんだけどね~。アハっ。もう一度、一から作り直すには魔王もあの女も異世界から呼び寄せた女たらしもみんなみんな、殺さないとね~。フフッ。アハっ』

 こうして、魔王城に現れたウォリアー改めイフリートは、表向きには魔王の四天王の1人として、魔王城の守護を固めるフリをしつつ、アリシアの戦力を密かに削っていたのであった。
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