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最終章 真実をその手に掴み悪を討て
裏切りと危機に陥る
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ゴブリンのゴーブ・オークのオックス・コボルトのコルトが魔王のマリアナ・側近である左将軍のマリィ・右将軍のミリィと交戦を開始していた。
「気持ち悪いゴブリンの群れが来たのですミリィ」
「見たらわかるわよマリィ」
「まさか。魔王城に篭ってるだけの右将軍と左将軍がこんなに早く出てくるとは、どうやら魔王軍は人がいないと見えますなぁ」
「知恵の冠だっけ?そんなのつけて知恵つけたつもりになって良い気持ちなところ申し訳ないんだけどさ。うちの丞相、舐めないでくれる」
「そうなのです。ここに私たちが来たことが運の尽きなのです」
「篭ってるだけの雑魚が俺様に勝てると思ってんのか」
「相変わらず。人間の肉鎧なんて悪趣味なこと良くやるわね」
「肉鎧なんて言うんじゃねぇ。俺の愛する妻、アレクシアだ」
「あぁん。オックス様~もっと貴方様の愛を私に~」
「勿論だ」
そこに魔王が現れた。
「やれやれ。人間を滅ぼすと言っておきながら人間の女を妻と称するなど本末転倒も良いところじゃなオックス。お前の従う妾の子であり父のデイモンが知ったらその女は殺されるであろうに」
「!?何故、そのことを知ってやがる。人間大好きな雪女風情が」
「お前達がただの人間に従うわけなかろう。なら、従うとしたら誰か。妾と同等の力を持つものか若しくは後継者と考えるのが妥当であろう。デイモンからどう聞いたか知らんがな」
「口を慎みなさいオックス。何を挑発に乗ってベラベラとこれだから人間の女を妻などと呼ぶお前を信頼することなどできなかったのですよ」
「なっ何を言ってるんだゴーブ」
「やってしまいなさい。その女を殺すのです」
「キキー」
ゴーブの言葉にゴブリン達がオックスの下半身に装着されている女目掛けて攻撃を開始する。
「やめろ。アレクシアはデイモン様の娘なのだぞ」
「そこがそもそも間違いなのですよ。あの御方と呼びなさいと何度も言っただろうが」
「うぐっ。何故、力が発動しない」
「あぁ、これですか?」
ゴーブはオックスに白いの水晶玉を見せる。
「それは俺のものだ。何故お前が」
「あの御方は用意周到でしてね。人間の女を妻などと呼び始める貴方のことを処分するつもりだったのですよ。それを俺がまだ利用価値があるから待ってくれって庇ってやってたってのによーお前と来たら、この場でクズ魔王なぞにベラベラと喋りおって、これだからおしゃべりは嫌いなんだ」
「まぁ、そういうことだ。悪いがこれも契約なんでね」
「コルト、貴様、一体何処から」
オックスの下半身に装着されているアレクシアをコルトの短剣が貫こうとしていた。
「やらせんぞ。アレクシアは俺が守る。ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
残った腕をアレクシアを守るように出して、コルトに斬られるオックス。
「そうくると思ったさ。お前ならな。だがその腕も失えば、もう守れはせんぞ」
「構わん。今、守れるならな。雪女風情、いや魔王様。今までの非礼を詫びる。だから、俺のこの命と引き換えに我が息子達・兄弟達・同族達の罪を許してくれ」
「貴様の命など魔王様には必要ない」
「それに諦められるのですか?そんなに愛している女と離れるの」
「全く2人のいう通りじゃ。腕が無ければその足を使え。命ある限り愛しいものを守るのじゃ。それが愛であろう」
「フッ。無茶を言ってくれる。囲まれているこんな状態で」
「オックス様の腕がないのなら私の腕があります。私は確かにデイモンと名乗るオズモンドの娘です。でも、私が愛しているのはオックス様です。オックス様が戦えないのなら私がこの両手でオックス様を守ります」
「全く、お前はいつも俺を驚かしてくれる。俺の馬鹿でかいモノをその下半身に咥え込んだ時も、そして、ずっと発情状態なのに、そうやって平静を保つところも。生憎だがお前のひ弱な手でオークの武器は扱えん。その気持ちだけで俺は生きる気力が湧いてくる」
「コルト、何をしているのです。とっとと殺してしまいなさい」
しかし、コルトの周りをオーク達が防ぐ。
「貴様らは我らが王を裏切った。我らが王は1番頭を下げたくなかったであろう相手に頭を下げてくださった。雑魚ぐらいは俺たちでも止められる。王と王妃を守るのだ」
「王よ。我らが左右前後を固めます。このまま、魔王様の方にお逃げください」
「馬鹿を言うな。俺に守ろうとしたお前達を見捨てろと言うのか」
「自分自身のことを考えられよ。今の王は、強かった王ではない。両腕を王妃のために失い。戦う力を失くした王だ。我らよりも弱い王を助けるのだ。序列社会の我々、オークがだ」
「お前達、すまぬ」
「お前達も行きなさい。裏切り者を決して許してはなりませんよ」
「キキー」
「本気でその女を守りたいのなら自分自身の力で道を切り拓きなさい。魔王様に許しを乞うのならね」
「そうなのです」
オックスは腕の痛みに耐えながら魔王様の元を目指して、その足を前に前に進める。
「コルト、何をしているのです。早く突破しなさい」
「そうは言うけどよ。コイツらが。群れやがって鬱陶しいんだよ」
「キキー。ギャッ」
「我らが王には触れさせぬ」
オーク達は序列の強い種族だ。王にはそれ相応の強さが求められる。両腕を失い力を失くしたオックスを未だに王と呼ぶなど普通はあり得ない。だが、彼らは決めた。例え腕を失い力を失くしたとしても自分たちのために嫌な相手にも頭を下げるオックスの姿に王としての姿を見たからである。だから、彼らは死兵となりて、王であるオックスと王妃であるアレクシアを逃がすため盾となり、追ってくるゴブリンとコボルトを容赦なく叩きのめした。この献身がオックスとアレクシアの命を救うのだった。
「気持ち悪いゴブリンの群れが来たのですミリィ」
「見たらわかるわよマリィ」
「まさか。魔王城に篭ってるだけの右将軍と左将軍がこんなに早く出てくるとは、どうやら魔王軍は人がいないと見えますなぁ」
「知恵の冠だっけ?そんなのつけて知恵つけたつもりになって良い気持ちなところ申し訳ないんだけどさ。うちの丞相、舐めないでくれる」
「そうなのです。ここに私たちが来たことが運の尽きなのです」
「篭ってるだけの雑魚が俺様に勝てると思ってんのか」
「相変わらず。人間の肉鎧なんて悪趣味なこと良くやるわね」
「肉鎧なんて言うんじゃねぇ。俺の愛する妻、アレクシアだ」
「あぁん。オックス様~もっと貴方様の愛を私に~」
「勿論だ」
そこに魔王が現れた。
「やれやれ。人間を滅ぼすと言っておきながら人間の女を妻と称するなど本末転倒も良いところじゃなオックス。お前の従う妾の子であり父のデイモンが知ったらその女は殺されるであろうに」
「!?何故、そのことを知ってやがる。人間大好きな雪女風情が」
「お前達がただの人間に従うわけなかろう。なら、従うとしたら誰か。妾と同等の力を持つものか若しくは後継者と考えるのが妥当であろう。デイモンからどう聞いたか知らんがな」
「口を慎みなさいオックス。何を挑発に乗ってベラベラとこれだから人間の女を妻などと呼ぶお前を信頼することなどできなかったのですよ」
「なっ何を言ってるんだゴーブ」
「やってしまいなさい。その女を殺すのです」
「キキー」
ゴーブの言葉にゴブリン達がオックスの下半身に装着されている女目掛けて攻撃を開始する。
「やめろ。アレクシアはデイモン様の娘なのだぞ」
「そこがそもそも間違いなのですよ。あの御方と呼びなさいと何度も言っただろうが」
「うぐっ。何故、力が発動しない」
「あぁ、これですか?」
ゴーブはオックスに白いの水晶玉を見せる。
「それは俺のものだ。何故お前が」
「あの御方は用意周到でしてね。人間の女を妻などと呼び始める貴方のことを処分するつもりだったのですよ。それを俺がまだ利用価値があるから待ってくれって庇ってやってたってのによーお前と来たら、この場でクズ魔王なぞにベラベラと喋りおって、これだからおしゃべりは嫌いなんだ」
「まぁ、そういうことだ。悪いがこれも契約なんでね」
「コルト、貴様、一体何処から」
オックスの下半身に装着されているアレクシアをコルトの短剣が貫こうとしていた。
「やらせんぞ。アレクシアは俺が守る。ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
残った腕をアレクシアを守るように出して、コルトに斬られるオックス。
「そうくると思ったさ。お前ならな。だがその腕も失えば、もう守れはせんぞ」
「構わん。今、守れるならな。雪女風情、いや魔王様。今までの非礼を詫びる。だから、俺のこの命と引き換えに我が息子達・兄弟達・同族達の罪を許してくれ」
「貴様の命など魔王様には必要ない」
「それに諦められるのですか?そんなに愛している女と離れるの」
「全く2人のいう通りじゃ。腕が無ければその足を使え。命ある限り愛しいものを守るのじゃ。それが愛であろう」
「フッ。無茶を言ってくれる。囲まれているこんな状態で」
「オックス様の腕がないのなら私の腕があります。私は確かにデイモンと名乗るオズモンドの娘です。でも、私が愛しているのはオックス様です。オックス様が戦えないのなら私がこの両手でオックス様を守ります」
「全く、お前はいつも俺を驚かしてくれる。俺の馬鹿でかいモノをその下半身に咥え込んだ時も、そして、ずっと発情状態なのに、そうやって平静を保つところも。生憎だがお前のひ弱な手でオークの武器は扱えん。その気持ちだけで俺は生きる気力が湧いてくる」
「コルト、何をしているのです。とっとと殺してしまいなさい」
しかし、コルトの周りをオーク達が防ぐ。
「貴様らは我らが王を裏切った。我らが王は1番頭を下げたくなかったであろう相手に頭を下げてくださった。雑魚ぐらいは俺たちでも止められる。王と王妃を守るのだ」
「王よ。我らが左右前後を固めます。このまま、魔王様の方にお逃げください」
「馬鹿を言うな。俺に守ろうとしたお前達を見捨てろと言うのか」
「自分自身のことを考えられよ。今の王は、強かった王ではない。両腕を王妃のために失い。戦う力を失くした王だ。我らよりも弱い王を助けるのだ。序列社会の我々、オークがだ」
「お前達、すまぬ」
「お前達も行きなさい。裏切り者を決して許してはなりませんよ」
「キキー」
「本気でその女を守りたいのなら自分自身の力で道を切り拓きなさい。魔王様に許しを乞うのならね」
「そうなのです」
オックスは腕の痛みに耐えながら魔王様の元を目指して、その足を前に前に進める。
「コルト、何をしているのです。早く突破しなさい」
「そうは言うけどよ。コイツらが。群れやがって鬱陶しいんだよ」
「キキー。ギャッ」
「我らが王には触れさせぬ」
オーク達は序列の強い種族だ。王にはそれ相応の強さが求められる。両腕を失い力を失くしたオックスを未だに王と呼ぶなど普通はあり得ない。だが、彼らは決めた。例え腕を失い力を失くしたとしても自分たちのために嫌な相手にも頭を下げるオックスの姿に王としての姿を見たからである。だから、彼らは死兵となりて、王であるオックスと王妃であるアレクシアを逃がすため盾となり、追ってくるゴブリンとコボルトを容赦なく叩きのめした。この献身がオックスとアレクシアの命を救うのだった。
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