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第16話
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「こんな感じか」
「龍一さん、ありがとうございます!」
なんとか涼子のスキルが決まった。
その結果がこれだ。
ープロフィールー
【氏名】神谷 涼子
【性別】女
【生年月日】2002/11/3
【年齢】19
【ランキング】560/132787253【ランキングボード】非公開
ーPTー
【PT設定】【PT名:未設定】佐々木 龍一(PTL)/神谷 涼子
ーステータスー
【レベル】0
【生命力】183/183
【魔力】210/210
【肉体レベル】0(-)0(+)0
【魔力レベル】0
残りSP:0
ースキルー
【薙刀術】Lv1【水魔法】Lv1【風魔法】Lv1【身体能力強化魔法】Lv1【魔力回復速度上昇】Lv1
【気配感知】Lv1【気配遮断】Lv1【 】Lvー【 】Lvー【 】Lvー
ー称号ー
魔法は水魔法と風魔法の2つと、オススメした身体能力強化魔法の3つ。
理由はなんとなくらしいが、俺はエルフっぽくてなんかいいなとかしょうもないことを考えている。
気配感知と遮断もかなり有用なスキルだ。
遮断の方は俺が所持していて、一緒に行動する以上涼子も取る必要があったが。
空きが3つなのは今後必要なスキルが出てきた時の保険。
俺も以前はそう思って1枠開けていたが、神龍化をとって埋まってしまっている。
「へ?ランキングが.......」
「そりゃそうよ。ランキングは総合力で決まるからな。そんだけスキル持ってればそうなるさ。ちょっとレベルあげればすぐ2位になるんじゃないか?」
「おおー。頑張ります!」
これでステータスは良い。
「次は装備だな」
「装備ですか。そういえば龍一さんの装備ってどんなのなんですか?私、ちょっと気になります」
「リクエストに応えてちょっと着替えて来るよ」
「わーい!楽しみです」
俺は見えないところでささっと着替える。
これを着るのも実は久しぶりだったりする。
「待たせたな」
「はわわわわ.......カッコイイです.......」ドキドキ
「そうか?ありがとな。一応レア度的にはこれより上の装備もあるんだが、結局最終決戦までこれで戦い続けたな。大切な戦友みたいなもんだ」
「そういうのってとても大事だと思います!」
実は使い続けたこの装備ーー黒龍シリーズと雷切ーーは進化している。
黒龍シリーズはランクSの〝黒雷龍シリーズ〟に、雷切はEXランクの〝神雷切〟に名称も変化し、性能も大幅に向上している。
「これを今後のダンジョンアタックに使うのは無理だけどな。相応の舞台が整うまでは可愛そうだが収納にお蔵入りだ。暫くはそこそこの装備で挑むことになる」
「むぅ、残念です。それで、私の装備は.......」
「お、涼子も随分と欲しがるようになったじゃないか」
「え、あ.......ふんっ!龍一さんはやっぱり意地悪です!」
「すまんすまん。まずは防具なんだが、これがかなりすごいのがある」
「(ゴクリ)」
「その名も〝修行者シリーズ〟だ!」
「修行者ですか?」
俺が取り出したのは上下セットの白い道着と帯だ。
「どう見ても道着ですよね?」
「そうだな」
「これを着て戦うんですか?」
「ああ」
「えぇ.......」
「何か文句があるのか?」
「もうちょっと可愛いのかかっこ良いのを期待していました.......」
「本当に遠慮がなくなってきたな。それはそれで俺的には嬉しいが、こいつの効果を聞いてもまだそんな態度が取れるかな?」
「効果ですか?」
この道着一式にも俺の黒雷龍シリーズと同様に一式装備するとついてくるセット効果がある。
「それはーー」
「それは?」
「この道着を全て身につけると【獲得経験値・獲得スキル熟練度・獲得SP2倍】の効果があるのだ!」
「な、なんですってーーー!」
どうだ!
これがこの道着の効果よ。
一応、レベル100以下までしか効果がないという制限はあるものの、今の涼子にとってこれ以上ない装備なのは間違いない。
「そんな都合の良い装備があって良いんですかね?」
「そんなこと俺に言われてもな。俺もゲットしたのは余裕で100レベル超えてた時だから完全に収納の肥やしになってたけど、こんなところで役に立つとは思わなかった」
ご都合主義がなんぼのもんじゃい。
使えるものは使っていく。
あとは武器とその他だな。
「あとはこのネックレスと指輪を。ネックレスはレベル8までの鑑定を無効化する能力がある。自身のステータスは勿論、装備なんかの情報もブロックできる優れものだ。指輪は〝身代わりリング〟致死の攻撃を一度だけ無効化する」
「指輪.......指輪.......つけて貰っても良いですか?」
「いいよ」
俺はネックレスを首につけて、指輪を嵌めようとする。
すると涼子の手がすすっと動き、左手の薬指に誘導される。
「おい」
「なんですか?」
「そこはちがうんじゃないのか?」
「え?間違っていませんよ」
「そこは然るべき時にちゃんとしたーー」
「すいません。こっちでした」
はぁ.......。
涼子は何食わぬ顔で人差し指を差し出してきた。
というか、ここまで来て勘違いということもない.......よな?
いや、俺がからかわれているという線もあるが。
何度も言うがまだ出会って数時間、慎重にいこう。
「次は武器だな。この2種類を渡しておく」
「静型と巴型の2種類ですね」
「流石に詳しいな。ただその2本、ただの薙刀じゃない。〝静御前の薙刀〟と〝巴御前の薙刀〟どっちもAランクの武器だ」
「それって伝説の?!本物ってことですか?」
「本物かどうかは正直よくわからん。神が神話や伝説を参考にして適当に作っただけの可能性は高い」
「なるほど。とりあえず実戦ではこの静型の方をメインに使いますね。巴形の方は元々祭事用ですし」
「その辺は涼子の方で臨機応変に頼むよ。とりあえず今日はこれぐらいか?」
「わかりました。それで、この後はどうします?」
「遅くならないうちに家まで送って行くよ。涼子の両親と会うのはまた後日に。できれば涼子から先に話を通しておいてくれ。お土産にここの野菜と果物を持っていくといい」
「ありがとうございます!」
涼子は実家から大学に通っているらしくそこまで車で送り届けた。
アポ無しでいきなり尋ねるのは失礼なので今日のところはこれで終わり。
店構え自体はなかなか立派なものだ。
「何かあれば知らせてくれ。今後どうするかも涼子の大学の日程に合わせて決めていくから」
「了解です。学校はどうなるかまだわかりませんが」
「それじゃまたな」
「はい!今日は本当にありがとうございました!」
俺は手を軽く振ってその場を後にする。
探索者登録するだけのつもりが色々あったな。
涼子を助ける義理なんて別にない。
俺が手を貸してやりたいと思ったーーただそれだけ。
テトラは今も見ているのかな。
もしかしたら俺の今の状況を笑っているのかもしれない。
そんな事を考えながら、俺は帰路につくのだった。
「龍一さん、ありがとうございます!」
なんとか涼子のスキルが決まった。
その結果がこれだ。
ープロフィールー
【氏名】神谷 涼子
【性別】女
【生年月日】2002/11/3
【年齢】19
【ランキング】560/132787253【ランキングボード】非公開
ーPTー
【PT設定】【PT名:未設定】佐々木 龍一(PTL)/神谷 涼子
ーステータスー
【レベル】0
【生命力】183/183
【魔力】210/210
【肉体レベル】0(-)0(+)0
【魔力レベル】0
残りSP:0
ースキルー
【薙刀術】Lv1【水魔法】Lv1【風魔法】Lv1【身体能力強化魔法】Lv1【魔力回復速度上昇】Lv1
【気配感知】Lv1【気配遮断】Lv1【 】Lvー【 】Lvー【 】Lvー
ー称号ー
魔法は水魔法と風魔法の2つと、オススメした身体能力強化魔法の3つ。
理由はなんとなくらしいが、俺はエルフっぽくてなんかいいなとかしょうもないことを考えている。
気配感知と遮断もかなり有用なスキルだ。
遮断の方は俺が所持していて、一緒に行動する以上涼子も取る必要があったが。
空きが3つなのは今後必要なスキルが出てきた時の保険。
俺も以前はそう思って1枠開けていたが、神龍化をとって埋まってしまっている。
「へ?ランキングが.......」
「そりゃそうよ。ランキングは総合力で決まるからな。そんだけスキル持ってればそうなるさ。ちょっとレベルあげればすぐ2位になるんじゃないか?」
「おおー。頑張ります!」
これでステータスは良い。
「次は装備だな」
「装備ですか。そういえば龍一さんの装備ってどんなのなんですか?私、ちょっと気になります」
「リクエストに応えてちょっと着替えて来るよ」
「わーい!楽しみです」
俺は見えないところでささっと着替える。
これを着るのも実は久しぶりだったりする。
「待たせたな」
「はわわわわ.......カッコイイです.......」ドキドキ
「そうか?ありがとな。一応レア度的にはこれより上の装備もあるんだが、結局最終決戦までこれで戦い続けたな。大切な戦友みたいなもんだ」
「そういうのってとても大事だと思います!」
実は使い続けたこの装備ーー黒龍シリーズと雷切ーーは進化している。
黒龍シリーズはランクSの〝黒雷龍シリーズ〟に、雷切はEXランクの〝神雷切〟に名称も変化し、性能も大幅に向上している。
「これを今後のダンジョンアタックに使うのは無理だけどな。相応の舞台が整うまでは可愛そうだが収納にお蔵入りだ。暫くはそこそこの装備で挑むことになる」
「むぅ、残念です。それで、私の装備は.......」
「お、涼子も随分と欲しがるようになったじゃないか」
「え、あ.......ふんっ!龍一さんはやっぱり意地悪です!」
「すまんすまん。まずは防具なんだが、これがかなりすごいのがある」
「(ゴクリ)」
「その名も〝修行者シリーズ〟だ!」
「修行者ですか?」
俺が取り出したのは上下セットの白い道着と帯だ。
「どう見ても道着ですよね?」
「そうだな」
「これを着て戦うんですか?」
「ああ」
「えぇ.......」
「何か文句があるのか?」
「もうちょっと可愛いのかかっこ良いのを期待していました.......」
「本当に遠慮がなくなってきたな。それはそれで俺的には嬉しいが、こいつの効果を聞いてもまだそんな態度が取れるかな?」
「効果ですか?」
この道着一式にも俺の黒雷龍シリーズと同様に一式装備するとついてくるセット効果がある。
「それはーー」
「それは?」
「この道着を全て身につけると【獲得経験値・獲得スキル熟練度・獲得SP2倍】の効果があるのだ!」
「な、なんですってーーー!」
どうだ!
これがこの道着の効果よ。
一応、レベル100以下までしか効果がないという制限はあるものの、今の涼子にとってこれ以上ない装備なのは間違いない。
「そんな都合の良い装備があって良いんですかね?」
「そんなこと俺に言われてもな。俺もゲットしたのは余裕で100レベル超えてた時だから完全に収納の肥やしになってたけど、こんなところで役に立つとは思わなかった」
ご都合主義がなんぼのもんじゃい。
使えるものは使っていく。
あとは武器とその他だな。
「あとはこのネックレスと指輪を。ネックレスはレベル8までの鑑定を無効化する能力がある。自身のステータスは勿論、装備なんかの情報もブロックできる優れものだ。指輪は〝身代わりリング〟致死の攻撃を一度だけ無効化する」
「指輪.......指輪.......つけて貰っても良いですか?」
「いいよ」
俺はネックレスを首につけて、指輪を嵌めようとする。
すると涼子の手がすすっと動き、左手の薬指に誘導される。
「おい」
「なんですか?」
「そこはちがうんじゃないのか?」
「え?間違っていませんよ」
「そこは然るべき時にちゃんとしたーー」
「すいません。こっちでした」
はぁ.......。
涼子は何食わぬ顔で人差し指を差し出してきた。
というか、ここまで来て勘違いということもない.......よな?
いや、俺がからかわれているという線もあるが。
何度も言うがまだ出会って数時間、慎重にいこう。
「次は武器だな。この2種類を渡しておく」
「静型と巴型の2種類ですね」
「流石に詳しいな。ただその2本、ただの薙刀じゃない。〝静御前の薙刀〟と〝巴御前の薙刀〟どっちもAランクの武器だ」
「それって伝説の?!本物ってことですか?」
「本物かどうかは正直よくわからん。神が神話や伝説を参考にして適当に作っただけの可能性は高い」
「なるほど。とりあえず実戦ではこの静型の方をメインに使いますね。巴形の方は元々祭事用ですし」
「その辺は涼子の方で臨機応変に頼むよ。とりあえず今日はこれぐらいか?」
「わかりました。それで、この後はどうします?」
「遅くならないうちに家まで送って行くよ。涼子の両親と会うのはまた後日に。できれば涼子から先に話を通しておいてくれ。お土産にここの野菜と果物を持っていくといい」
「ありがとうございます!」
涼子は実家から大学に通っているらしくそこまで車で送り届けた。
アポ無しでいきなり尋ねるのは失礼なので今日のところはこれで終わり。
店構え自体はなかなか立派なものだ。
「何かあれば知らせてくれ。今後どうするかも涼子の大学の日程に合わせて決めていくから」
「了解です。学校はどうなるかまだわかりませんが」
「それじゃまたな」
「はい!今日は本当にありがとうございました!」
俺は手を軽く振ってその場を後にする。
探索者登録するだけのつもりが色々あったな。
涼子を助ける義理なんて別にない。
俺が手を貸してやりたいと思ったーーただそれだけ。
テトラは今も見ているのかな。
もしかしたら俺の今の状況を笑っているのかもしれない。
そんな事を考えながら、俺は帰路につくのだった。
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