『アンダーワールド・続編』冥王VS人間~魑魅魍魎の戦が今始まる~

八雲翔

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続編2 人間・冥界・連合の戦い

「北の都 新たな捨て地」

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「えっと、次はここかな」

黒谷がタブレットを開きテーブルに置く。

「この後温泉入って、

少し休憩取ってから出るから、

着くのは明け方かな」

画像を見ながら、

「おっ、鯖バーガーとしゃもバーガーだって。

旨そう~」

牧野がふかひれを口に運ぶ。

「ここのフードコートは朝の6時からだから、

丁度いいんじゃないかな」

黒谷もそんな牧野に笑いながら説明した。


温泉入ってデザートのずんだ餅を食べて、

毘沙門天と牧野、安達はベッドでくっ付いて寝ていた。

向井と新田がホットコーヒーを買ってくると、

その姿に笑った。

「お腹が膨れれば眠くなるからね」

運転席にいる黒谷も笑った。

助手席には坂下が座り、向井は二人に珈琲を手渡した。

「氷点下が続くとホットが飲みたくなるよね」

坂下も礼を言って受け取るとカップを両手で包んだ。

「さて、出発しますか。のんびり進もうか」

黒谷が伸びをしていった。

「休まなくて平気? 」

アンが声をかけると、

「温泉入った後に少し寝たからね」

黒谷は笑うと珈琲を飲んだ。

「そう。あっ、これ向井君達も食べない? 」

アンがテーブルに置いてあるお菓子を幾つか広げた。

「僕達も食べたけど美味しかったよ」

坂下が言った。

「これ全部コラボ菓子だから、ここでしか食べられないのよ。

牧野があれもこれもって買ってきて、

皆で食べた残りだけどね」

早紀が笑った。

「へえ~」

新田が並べられたクッキーやチョコ、ケーキなど、

楽しそうに眺めた。

「季節外れだけど桃のチョコレートパイは、

美味しかったわよ」

アンが袋を指さした。

「じゃあ、まずはそれから頂こう」

向井も笑顔で袋を手に取った。

「じゃあ行くよ~」

黒谷はエンジンをかけた。



休憩所自体は二十四時間営業しているので、

駐車場に入ると既に何台もの車が止められていた。

空も明るくなり始め、

フートコードに入っていく人たちの姿も見られた。

向井達は車を降りると、体のコリをほぐした。

「捨て地は気持ちいいね~」

「空気が美味しい」

新田と早紀も深呼吸しながら笑顔になった。

「温泉は八時からだけど、

牧野君が食べたがっていたお店は、

もう開いてるから食べられるよ」

車から降りて来たのを見て、

黒谷が声をかけた。

「よく寝てましたね」

ぼ~っとした表情で下りて来た三人に、

向井達が笑った。

「温泉に入ると気持ちがよくて、よく寝られます。

天上界うえにも温泉なるものが欲しいです」

毘沙門天が言った。

「上にはないの? 」

安達が聞くと、

「ないですね~

最近は向井君から薬草風呂の話を聞いて、

植物園で薬草を摘んで入浴剤を作っていますけど、

こんなに滑らかなお湯ではないので、

イベントの時には私も参加して温泉に沢山入りたいです」

毘沙門天が笑った。

その話に向井達が呆れ顔で笑う。

「俺腹減ったぁ~」

牧野が建物の方に走って行った。

「元気だよね」

坂下も笑うと皆もそのあとをのんびりついて行った。
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