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続編 怨霊塚
悪霊の膨れ上がる顔
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「随分と膨れてますね………」
「何かある? 」
アートンが近づいてきた。
「これは新たに数人、取り込まれてますね」
「えっ? 」
向井の言葉に倉田達が驚きの声をあげた。
「あの後も見張っていたけど、
アラートも鳴らなかったし気づかなかった………」
「悪霊は狩りが上手いのよ」
トリアが倉田を見た。
「今から怨霊塚に切れ目を入れます。
悪霊がふき出したら除去をお願いします」
「かなり大きいのかな」
「デカいなんてもんじゃねぇよ。
上からも下からも襲われんの」
「!! 」
倉田達が顔をゆがめた。
「俺達はさっき中央で経験済みですけど、
倉田さん達は牧野君達に合わせて動いてください。
今回の元凶はここなので、
この膨れたものから何が出てくるか、
俺もよくわからないので」
「分かりました」
倉田は札を取り出した。
「では私とキャトルさんで結界を張るので、
補強をお願いします」
佐久間が言い、それぞれが位置についた。
弥生もライフルを組み立てる。
佐久間とキャトルが両側から大きく結界を張ると、
その轟音にビルや住宅から人が飛び出してきた。
歩いていたものは腰を抜かし、
外国人も恐ろしさから陣地から出てこようとはしなかった。
向井は霊玉から剣を取り出すと、
塚に向かって振り下ろした。
うぎゃあああああああああ――――っ!!
人の魂が取り込まれているので、
苦しくうめく人の声がかぶさる。
誰もが脳内に響くその声に耳を塞ぎ、
苦し気にうずくまった。
向井達も顔を顰めると、頭を軽く振り除去を開始した。
地面のうねりが激しくなり、
割れた土地に人がおちていくのを、
アートンとトリア、カランが術を施し引き上げていく。
恐怖に引きつる表情が安堵に変わる。
散った怨霊の大きさに牧野の口元がピクピクと動いた。
「中央の何倍だよ………こいつ何人食ったの? 」
大きな顔が口を開けて下りてきた。
弥生が中心に向かってライフルを連射していく。
倉田は札を重ねて丸めると、
両手を吹き矢のようにして吹いていった。
札が渦を巻いて悪霊に突き刺さる。
その苦痛にうめき声は上がるものの、
ここまで膨れた妄執は簡単には散らない。
牧野は仙木を手に飛び上がると顔めがけてはり付けた。
うぎぎぎぎぎ――――
苦しみにあえぐ声を確かめると、
雷を手のひらに浮かび上がらせた。
雷の剣は炎を纏いそれを仙木めがけてぶち抜いた。
次の瞬間。
あがががががが――――――――
空気を振動するかに唸りをあげた声が拡散していく。
その声に人々がパニック状態で動き出した。
この辺りは年末でも人の流れが少ないこともあり、
逃げられているようだ。
向井は霊玉から黄金の弓矢を作り出すと、
大きく飛び上がり陥没する穴に向かって矢を撃ち放った。
矢は地中深くに沈んでいき、暫くすると土地が大きく膨れもり上がった。
地面から苦しむ悪霊が土の顔となって膨れていく。
その様子を見ていた人々の顔に恐怖が広がった。
向井達は揺れる土地から体を宙に浮かし、
再び除去を開始した。
弥生が、
「ライフルの照準が上手く合わせられない………」
と眉間にしわを寄せながら撃ち放っていく。
踏ん張れない為、結界も揺れる。
牧野が再び雷の剣を作り出すと、
今度は氷の刃となって悪霊の顔を切りつけた。
続けて倉田が札をフリスビーを投げるように、
円を描いて放っていく。
苦痛に喘ぐ大きな口めがけて弥生がライフルを連射。
向井は霊玉から火焔の剣を取り出すと、
真言を唱えながら炎に螺旋を与えた。
息を整え飛び上がると力を振り絞り、
悪霊の大きな顔を真っ二つに叩き切った。
そのまま剣を空間に投げ入れ冥界への穴を開ける。
引き裂かれた顔が崩れながら吸い込まれていった。
続けて弥生が飛び上がり、
地面の顔めがけてライフルを撃ち続ける。
牧野と倉田が同時に札をはり付けていく。
トリア達も霊銃を撃ち放つと、悪霊が散っていった。
結界が張られているので、散った悪霊は除去されていく。
向井は最後に霊玉を取り出すと、
もり上がった地面に埋め込ませた。
黒い血の色の地面が一瞬にして通常に戻った。
「何かある? 」
アートンが近づいてきた。
「これは新たに数人、取り込まれてますね」
「えっ? 」
向井の言葉に倉田達が驚きの声をあげた。
「あの後も見張っていたけど、
アラートも鳴らなかったし気づかなかった………」
「悪霊は狩りが上手いのよ」
トリアが倉田を見た。
「今から怨霊塚に切れ目を入れます。
悪霊がふき出したら除去をお願いします」
「かなり大きいのかな」
「デカいなんてもんじゃねぇよ。
上からも下からも襲われんの」
「!! 」
倉田達が顔をゆがめた。
「俺達はさっき中央で経験済みですけど、
倉田さん達は牧野君達に合わせて動いてください。
今回の元凶はここなので、
この膨れたものから何が出てくるか、
俺もよくわからないので」
「分かりました」
倉田は札を取り出した。
「では私とキャトルさんで結界を張るので、
補強をお願いします」
佐久間が言い、それぞれが位置についた。
弥生もライフルを組み立てる。
佐久間とキャトルが両側から大きく結界を張ると、
その轟音にビルや住宅から人が飛び出してきた。
歩いていたものは腰を抜かし、
外国人も恐ろしさから陣地から出てこようとはしなかった。
向井は霊玉から剣を取り出すと、
塚に向かって振り下ろした。
うぎゃあああああああああ――――っ!!
人の魂が取り込まれているので、
苦しくうめく人の声がかぶさる。
誰もが脳内に響くその声に耳を塞ぎ、
苦し気にうずくまった。
向井達も顔を顰めると、頭を軽く振り除去を開始した。
地面のうねりが激しくなり、
割れた土地に人がおちていくのを、
アートンとトリア、カランが術を施し引き上げていく。
恐怖に引きつる表情が安堵に変わる。
散った怨霊の大きさに牧野の口元がピクピクと動いた。
「中央の何倍だよ………こいつ何人食ったの? 」
大きな顔が口を開けて下りてきた。
弥生が中心に向かってライフルを連射していく。
倉田は札を重ねて丸めると、
両手を吹き矢のようにして吹いていった。
札が渦を巻いて悪霊に突き刺さる。
その苦痛にうめき声は上がるものの、
ここまで膨れた妄執は簡単には散らない。
牧野は仙木を手に飛び上がると顔めがけてはり付けた。
うぎぎぎぎぎ――――
苦しみにあえぐ声を確かめると、
雷を手のひらに浮かび上がらせた。
雷の剣は炎を纏いそれを仙木めがけてぶち抜いた。
次の瞬間。
あがががががが――――――――
空気を振動するかに唸りをあげた声が拡散していく。
その声に人々がパニック状態で動き出した。
この辺りは年末でも人の流れが少ないこともあり、
逃げられているようだ。
向井は霊玉から黄金の弓矢を作り出すと、
大きく飛び上がり陥没する穴に向かって矢を撃ち放った。
矢は地中深くに沈んでいき、暫くすると土地が大きく膨れもり上がった。
地面から苦しむ悪霊が土の顔となって膨れていく。
その様子を見ていた人々の顔に恐怖が広がった。
向井達は揺れる土地から体を宙に浮かし、
再び除去を開始した。
弥生が、
「ライフルの照準が上手く合わせられない………」
と眉間にしわを寄せながら撃ち放っていく。
踏ん張れない為、結界も揺れる。
牧野が再び雷の剣を作り出すと、
今度は氷の刃となって悪霊の顔を切りつけた。
続けて倉田が札をフリスビーを投げるように、
円を描いて放っていく。
苦痛に喘ぐ大きな口めがけて弥生がライフルを連射。
向井は霊玉から火焔の剣を取り出すと、
真言を唱えながら炎に螺旋を与えた。
息を整え飛び上がると力を振り絞り、
悪霊の大きな顔を真っ二つに叩き切った。
そのまま剣を空間に投げ入れ冥界への穴を開ける。
引き裂かれた顔が崩れながら吸い込まれていった。
続けて弥生が飛び上がり、
地面の顔めがけてライフルを撃ち続ける。
牧野と倉田が同時に札をはり付けていく。
トリア達も霊銃を撃ち放つと、悪霊が散っていった。
結界が張られているので、散った悪霊は除去されていく。
向井は最後に霊玉を取り出すと、
もり上がった地面に埋め込ませた。
黒い血の色の地面が一瞬にして通常に戻った。
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