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第二十七章 七日目の朝日
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喧騒が、潮が引くように遠ざかっていく。
私の意識は、深い水底へと沈んでいった。冷たく、静かで、不思議と心地よい闇。
ああ、これでやっと眠れる。長い、長い一週間だった。
「……藤さん! 権藤さん!」
誰かが私の体を激しく揺さぶっている。日下部の声だ。泣いているのか、ひどく震えている。
目を開けようとするが、まぶたが鉛のように重い。
「おい、しっかりしろ! 救急車が来る! 死ぬなよ、ジジイ!」
彼の腕の中で、私の体――権藤平八の老いた肉体は、最後の痙攣を起こしていた。喉から漏れるのは、呼吸ではなく、空気が抜けるような掠れた音だけだ。
日下部。泣くな、馬鹿野郎。
俺たちは勝ったんだ。お前は、立派にやり遂げたんだ。
俺はもう、思い残すことはない。
薄目をリと開けると、ぼんやりとした視界の端に、保護された由美と早紀の姿が見えた。女性警官に付き添われ、こちらを見ている。
早紀が、泣きじゃくりながら、小さな手を合わせて拝むような仕草をしていた。
由美が、その肩を抱き寄せ、深く頭を下げた。
――ありがとう。
彼女の唇が、そう動いたように見えた。
ああ、よかった。
最後に、君たちの無事な姿を見られて。
俺のわがままな七日間は、無駄じゃなかった。
私の心臓が、最後の一回を弱々しく打ち、そして止まった。
日下部の絶叫が、遠い世界の出来事のように響いた。
気がつくと、私は再びあの場所にいた。
乳白色の深い霧が立ち込める、三途の川のほとり。
足元には、黒く淀んだ水が音もなく流れている。
私は自分の体を見た。しわだらけの老人の手ではない。三十歳の、相沢徹としての健やかな両手だった。
痛みも、苦しみも、嘘のように消え失せている。体が羽のように軽い。
「……戻ってきたか、若造」
霧の中から、あの渡し守の小舟が現れた。
竿を操る男――本物の権藤平八の魂は、以前会った時よりも、少しだけ憑き物が落ちたような、穏やかな顔をしていた。
「約束通り、七日目の朝日が昇る前にな」
私が答えると、権藤はフンと鼻を鳴らした。
「ギリギリじゃねえか。あの体、ボロボロにしやがって。返す時に修理代を請求したいくらいだ」
「……すまなかった。だが、感謝している。あんたの体のおかげで、俺は……」
言葉に詰まる私を見て、権藤はニヤリと笑った。
「礼には及ばねえよ。……俺も、少しは救われた気がする」
彼は懐からくしゃくしゃのタバコを取り出し、火をつけた。紫煙が霧に溶けていく。
「あの夜、俺はただ震えて見てることしかできなかった。お前を見殺しにした。……だが、お前が俺の体を使って、あの神宮寺の野郎を引きずり下ろしてくれた。それで、チャラにしてくれや」
私は深く頭を下げた。
「ありがとう、権藤さん。あんたは、最高の相棒だった」
それは、心からの言葉だった。この一週間、彼の肉体と記憶を通して、私はこの不器用で孤独な男の人生を共に生きたのだ。
「……へっ、よせやい。湿っぽいのは苦手なんだ」
権藤は照れくさそうに顔を背け、竿で対岸の方を指し示した。
霧が晴れ、川の向こうに、温かく柔らかな黄金色の光が広がっているのが見えた。彼岸花のような毒々しさはない。ただ、安らぎに満ちた光だ。
「行きな。お前の場所は、あっちだ」
「あんたは?」
「俺は、まだここらに残るさ。……もう少し、この川の流れを見ていたいんでね」
彼は寂しげに、しかしどこか満足げに微笑んだ。渡し守としての役目を、もう少し続けるつもりなのだろう。
「……そうか。達者でな」
「お前もな。……あばよ、相沢」
私は権藤に背を向け、光の方へと歩き出した。
一歩進むごとに、現世の記憶が、温かい思い出へと変わっていく。
由美、早紀。日下部。
みんな、ありがとう。
俺は、先に行くよ。
私の体は光に包まれ、やがてその中へと溶けていった。
――数ヶ月後。
秋晴れの空の下、横浜を見下ろす高台の霊園に、涼やかな風が吹き抜けていた。
新しい墓石の前で、日下部が手を合わせていた。
墓石には『相沢徹之墓』と刻まれている。そして、その隣には、少し小さめの墓石があり『権藤平八之墓』と刻まれていた。身寄りのない権藤の墓を、日下部が手配したのだ。
「……相沢さん。権藤さん。事件の処理、ようやく全部終わりましたよ」
日下部は、少し大人びた顔つきで墓石に語りかけた。
「神宮寺は起訴されました。余罪もボロボロ出てきて、一生刑務所でしょう。山王会も壊滅状態です。……警察の信用は地に落ちましたが、これから立て直します。俺たちが、必ず」
彼はスーツのポケットから、新しい警察手帳を取り出した。巡査部長から、警部補への昇進辞令を受けたばかりだ。
「俺、捜査一課のエース目指しますよ。相沢さんみたいに、スマートで、でも熱い刑事に。……見ててくれたら、嬉しいです」
その時、背後で砂利を踏む音がした。
振り返ると、喪服姿の由美と、少し背が伸びた早紀が立っていた。
「日下部さん。……いらしてたんですね」
由美が穏やかに微笑んだ。事件直後のやつれた様子はなく、その瞳には静かな強さが宿っていた。
「ええ。報告がありまして。……お二人もお元気そうで」
「はい。おかげさまで。早紀も、ようやく夜泣きが収まって、学校に楽しく通っています」
早紀は日下部の顔を見ると、少しはにかんで、由美の後ろに隠れた。その腕には、まだあの古いクマのぬいぐるみが抱えられているが、きれいに洗われ、ほつれていた耳も丁寧に縫い直されていた。
三人は並んで、二つの墓に手を合わせた。
「……あの夜のこと、今でも夢に見るんです」
線香をあげながら、由美がぽつりと呟いた。
「あの権藤さんという刑事さん……。最期に、私を見て、何か言おうとしていた。あの目、どこかで見たことがあるような気がして……」
彼女は相沢の墓を見つめた。
「変ですよね。一度もお会いしたことがないはずなのに、なんだかとても懐かしくて、温かい気持ちになったんです」
日下部は、胸の奥が熱くなるのを感じた。
彼は知っている。あの夜、権藤の中にいたのが誰だったのかを。
だが、それは墓場まで持っていく秘密だ。
「……権藤さんは、不思議な人でした」
日下部は空を見上げて言った。
「普段はやる気のない昼行灯でしたが、最期は……誰よりも警察官らしく、命がけであなたたちを守ろうとした。俺の、最高の先輩たちです」
風が強く吹き抜け、周囲の木々をざわめかせた。舞い上がった木の葉が、秋の陽光の中でキラキラと輝いた。
まるで、二人の男が、彼らの言葉を聞いて笑っているかのように。
「さあ、早紀。行きましょうか。今日はパパの好きだったハンバーグを作る約束でしょう?」
「うん! くま吉もいっしょにたべる!」
早紀が元気よく答え、ぬいぐるみを高く掲げた。
「それじゃあ、日下部さん。また」
「ええ。また」
日下部は、坂道を下っていく母子の背中を見送った。
二人の足取りは軽い。悲しみを乗り越え、未来へと歩き出している。
日下部はもう一度、二つの墓に向き直り、深く一礼した。
そして、踵を返した。
彼の前には、新しい一日が、そして刑事としての長い道のりが待っていた。
(了)
私の意識は、深い水底へと沈んでいった。冷たく、静かで、不思議と心地よい闇。
ああ、これでやっと眠れる。長い、長い一週間だった。
「……藤さん! 権藤さん!」
誰かが私の体を激しく揺さぶっている。日下部の声だ。泣いているのか、ひどく震えている。
目を開けようとするが、まぶたが鉛のように重い。
「おい、しっかりしろ! 救急車が来る! 死ぬなよ、ジジイ!」
彼の腕の中で、私の体――権藤平八の老いた肉体は、最後の痙攣を起こしていた。喉から漏れるのは、呼吸ではなく、空気が抜けるような掠れた音だけだ。
日下部。泣くな、馬鹿野郎。
俺たちは勝ったんだ。お前は、立派にやり遂げたんだ。
俺はもう、思い残すことはない。
薄目をリと開けると、ぼんやりとした視界の端に、保護された由美と早紀の姿が見えた。女性警官に付き添われ、こちらを見ている。
早紀が、泣きじゃくりながら、小さな手を合わせて拝むような仕草をしていた。
由美が、その肩を抱き寄せ、深く頭を下げた。
――ありがとう。
彼女の唇が、そう動いたように見えた。
ああ、よかった。
最後に、君たちの無事な姿を見られて。
俺のわがままな七日間は、無駄じゃなかった。
私の心臓が、最後の一回を弱々しく打ち、そして止まった。
日下部の絶叫が、遠い世界の出来事のように響いた。
気がつくと、私は再びあの場所にいた。
乳白色の深い霧が立ち込める、三途の川のほとり。
足元には、黒く淀んだ水が音もなく流れている。
私は自分の体を見た。しわだらけの老人の手ではない。三十歳の、相沢徹としての健やかな両手だった。
痛みも、苦しみも、嘘のように消え失せている。体が羽のように軽い。
「……戻ってきたか、若造」
霧の中から、あの渡し守の小舟が現れた。
竿を操る男――本物の権藤平八の魂は、以前会った時よりも、少しだけ憑き物が落ちたような、穏やかな顔をしていた。
「約束通り、七日目の朝日が昇る前にな」
私が答えると、権藤はフンと鼻を鳴らした。
「ギリギリじゃねえか。あの体、ボロボロにしやがって。返す時に修理代を請求したいくらいだ」
「……すまなかった。だが、感謝している。あんたの体のおかげで、俺は……」
言葉に詰まる私を見て、権藤はニヤリと笑った。
「礼には及ばねえよ。……俺も、少しは救われた気がする」
彼は懐からくしゃくしゃのタバコを取り出し、火をつけた。紫煙が霧に溶けていく。
「あの夜、俺はただ震えて見てることしかできなかった。お前を見殺しにした。……だが、お前が俺の体を使って、あの神宮寺の野郎を引きずり下ろしてくれた。それで、チャラにしてくれや」
私は深く頭を下げた。
「ありがとう、権藤さん。あんたは、最高の相棒だった」
それは、心からの言葉だった。この一週間、彼の肉体と記憶を通して、私はこの不器用で孤独な男の人生を共に生きたのだ。
「……へっ、よせやい。湿っぽいのは苦手なんだ」
権藤は照れくさそうに顔を背け、竿で対岸の方を指し示した。
霧が晴れ、川の向こうに、温かく柔らかな黄金色の光が広がっているのが見えた。彼岸花のような毒々しさはない。ただ、安らぎに満ちた光だ。
「行きな。お前の場所は、あっちだ」
「あんたは?」
「俺は、まだここらに残るさ。……もう少し、この川の流れを見ていたいんでね」
彼は寂しげに、しかしどこか満足げに微笑んだ。渡し守としての役目を、もう少し続けるつもりなのだろう。
「……そうか。達者でな」
「お前もな。……あばよ、相沢」
私は権藤に背を向け、光の方へと歩き出した。
一歩進むごとに、現世の記憶が、温かい思い出へと変わっていく。
由美、早紀。日下部。
みんな、ありがとう。
俺は、先に行くよ。
私の体は光に包まれ、やがてその中へと溶けていった。
――数ヶ月後。
秋晴れの空の下、横浜を見下ろす高台の霊園に、涼やかな風が吹き抜けていた。
新しい墓石の前で、日下部が手を合わせていた。
墓石には『相沢徹之墓』と刻まれている。そして、その隣には、少し小さめの墓石があり『権藤平八之墓』と刻まれていた。身寄りのない権藤の墓を、日下部が手配したのだ。
「……相沢さん。権藤さん。事件の処理、ようやく全部終わりましたよ」
日下部は、少し大人びた顔つきで墓石に語りかけた。
「神宮寺は起訴されました。余罪もボロボロ出てきて、一生刑務所でしょう。山王会も壊滅状態です。……警察の信用は地に落ちましたが、これから立て直します。俺たちが、必ず」
彼はスーツのポケットから、新しい警察手帳を取り出した。巡査部長から、警部補への昇進辞令を受けたばかりだ。
「俺、捜査一課のエース目指しますよ。相沢さんみたいに、スマートで、でも熱い刑事に。……見ててくれたら、嬉しいです」
その時、背後で砂利を踏む音がした。
振り返ると、喪服姿の由美と、少し背が伸びた早紀が立っていた。
「日下部さん。……いらしてたんですね」
由美が穏やかに微笑んだ。事件直後のやつれた様子はなく、その瞳には静かな強さが宿っていた。
「ええ。報告がありまして。……お二人もお元気そうで」
「はい。おかげさまで。早紀も、ようやく夜泣きが収まって、学校に楽しく通っています」
早紀は日下部の顔を見ると、少しはにかんで、由美の後ろに隠れた。その腕には、まだあの古いクマのぬいぐるみが抱えられているが、きれいに洗われ、ほつれていた耳も丁寧に縫い直されていた。
三人は並んで、二つの墓に手を合わせた。
「……あの夜のこと、今でも夢に見るんです」
線香をあげながら、由美がぽつりと呟いた。
「あの権藤さんという刑事さん……。最期に、私を見て、何か言おうとしていた。あの目、どこかで見たことがあるような気がして……」
彼女は相沢の墓を見つめた。
「変ですよね。一度もお会いしたことがないはずなのに、なんだかとても懐かしくて、温かい気持ちになったんです」
日下部は、胸の奥が熱くなるのを感じた。
彼は知っている。あの夜、権藤の中にいたのが誰だったのかを。
だが、それは墓場まで持っていく秘密だ。
「……権藤さんは、不思議な人でした」
日下部は空を見上げて言った。
「普段はやる気のない昼行灯でしたが、最期は……誰よりも警察官らしく、命がけであなたたちを守ろうとした。俺の、最高の先輩たちです」
風が強く吹き抜け、周囲の木々をざわめかせた。舞い上がった木の葉が、秋の陽光の中でキラキラと輝いた。
まるで、二人の男が、彼らの言葉を聞いて笑っているかのように。
「さあ、早紀。行きましょうか。今日はパパの好きだったハンバーグを作る約束でしょう?」
「うん! くま吉もいっしょにたべる!」
早紀が元気よく答え、ぬいぐるみを高く掲げた。
「それじゃあ、日下部さん。また」
「ええ。また」
日下部は、坂道を下っていく母子の背中を見送った。
二人の足取りは軽い。悲しみを乗り越え、未来へと歩き出している。
日下部はもう一度、二つの墓に向き直り、深く一礼した。
そして、踵を返した。
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