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(11)小さな竜と大きな収穫
しおりを挟むルナルディの屋敷から戻った翌朝。リアは妙な気配に目を覚ました。耳に届くのは、鳥の囀りではなく、何かが割れるような激しい音。重く湿った空気の中に、何かが焦げたような匂いが混じっていて、胸騒ぎを誘った。
寝巻きのまま立ち上がり、窓の外を覗くと、見慣れた中庭の向こうから立ち上る細かな土煙が見えた。嫌な騒めきと、鋭い声。誰かが叫んでいる。屋敷の中も浮き足立っていて、誰の姿も見えない。全員が、その何かに引き寄せられるように、場を離れてしまったかのようだった。
――外に、何かあったのだろうか。
そう思ったリアは、恐る恐る身支度を整える。外出を制限されている身ではあったが、全員がそこに集まっているなら、自分一人で動いても問題はないはず――そう判断して、リアは音のするほうへ向かった。
屋敷を出た瞬間、目を奪われた。中庭が荒れていたのだ。
花壇は無残に引き裂かれ、古木は半ば折れかけ、彫像のひとつは地に落ちて粉々になっていた。空気はひりついていて、焦げた草の匂いが辺りを満たしている。
「おいコラ、人ん家で暴れてんじゃねぇ!!」
そしてその中心にいて、ギルフォードから怒声を浴びせられているのは――暴れる、一体の銀色の竜だった。
体長は大人の男よりも大きく、翼をばたつかせて咆哮を上げる姿はまさに圧巻だった。鱗は陽を反射して淡く光り、尾が振るわれるたびに地面が抉れる。周囲にはギルフォード、エルマー、レオンハルトが立ちはだかっていた。
「リア、危ないから来ちゃダメだ!!」
レオンハルトの叫び声が、普段の彼からは想像できないほどの緊迫感を帯びて響いた。
けれど、それでもリアは足を止められなかった。
なぜなら――その銀の竜から、確かに聞こえたのだ。震えるような、かすれた声で。
『……痛い! 目が、痛いよぉ……!』
心の奥に直接届くような、そんな声だった。
「待ってください! なんか、その子……その子、目が痛いって言ってます!」
思わずリアは声を上げていた。三人が一斉にこちらを振り返る。
「はあっ!?」
叫んだのはエルマーだった。竜が、人間に分かる言葉を発するはずがない――その常識が一瞬で揺らぐ。
「えっと、砂をかけられて……それが目に入って痛いって……!」
リアの言葉に、銀の竜がもう一度、ぎゅっと目を閉じて呻いた。
「おい、アルバン!! マジで目が痛ぇだけか!?」
ギルフォードが吼えるように問いかけると、銀の竜――アルバンと呼ばれた竜が、小さく呻きながら、くぐもった声で応えた。
『うん……目が痛いぃ……っ』
「えっと、やっぱり目が痛いそうです!」
「はぁぁ!? そんだけでこんなに暴れてんじゃねえ!! 庭、めちゃくちゃじゃねえか!!」
怒鳴りつつも、ギルフォードの声には焦りが滲んでいた。頭を抱えるように、荒れた髪を片手でかき上げると、素早くエルマーに目を向ける。
「エルマー! リーゼロッテんとこで、竜型用の目薬もらってこい!」
「了解!」
その瞬間にはもう、エルマーは飛び出していた。羽ばたくような速度で屋敷を出て、広場の奥の薬屋へと消えていく。残されたギルフォードとレオンハルトは、暴れる竜を警戒しながらも、ゆっくりと近づき、声をかけ続けていた。
「大丈夫だから暴れんな! すぐ治してやる!」
「ほら、アルバン! もう少しで楽になるから、ギルの言うことを聞くんだ」
ギルフォードとレオンハルトの、どこか兄弟のような声音。リアは少しだけ胸を撫で下ろした。アルバンという名前の彼が、知っている顔ぶれに囲まれていることが、辛うじて事態を鎮めていた。
やがて、息を切らせたエルマーが戻ってくる。その手には、見慣れない透明の瓶と、細いガラスの棒があった。リーゼロッテが、薬草の匂いを漂わせながら後ろから続いてくる。
「アルバン、これ……沁みないから、大丈夫よ。少しだけ目を開けてね」
竜の眼前に進み出たリーゼロッテの声は、風のように優しく、そして強かった。暴れていた竜は、不安げにぎゅっと目を閉じていたが、やがて観念したように目を細く開けた。透明な薬が一滴ずつ、ゆっくりと竜の瞳に垂らされていく。
一瞬の緊張。竜の翼がびくりと震えた――が、その直後、静かに、力が抜けていくのがわかった。アルバンはぱちぱちと目を瞬かせた。
『……見える、それに……もう、痛くない』
そして――。
竜の身体が、音もなく震え始めた。鱗が淡く輝き、その輪郭がゆらゆらと揺れたかと思うと、次の瞬間には眩い光が中庭を満たした。
「下がれ!」
ギルフォードの声に、反射的に後ろへ退く。光が収まったとき、そこに立っていたのは――まだ幼さの残る、一人の男の子だった。年齢で言うと、五歳くらいだろうか。銀色の髪に、涙で濡れた丸い頬。瞳は濡れた石のように澄んで、ぽろぽろと涙を溢している。
「……おい」
「うわぁぁぁん!! ギル、ごめんなさぁぁぁい……!」
「だぁっ、泣くな!! 俺が悪いみてえだろーが!!」
「怖かったぁぁーーー!!!」
ギルフォードががなるが、声はどこか呆れていて、けれど優しかった。
男の子――アルバンは、ギルフォードの足元に抱きついて、わんわんと泣き始めた。その小さな肩を、ギルフォードならば剥がすかと思いきや、やれやれと片手で撫でる。そうしながらも、リアの方へちらりと視線を向けた。
何かが、少しずつ変わっていく予感がした。
竜の涙の匂いと、陽に濡れた草の匂いが交じる中庭で、リアはじっと、その光景を胸に焼き付けていた。
アルバンの嗚咽がようやく小さくなり始めた頃、森の木々を分けて現れたのは、他ならぬ竜族の長老・ルナルディだった。彼女の足元には白銀の鱗が僅かにきらめき、風にたなびく長衣が威厳をまとっている。
「――アルバン」
静かな、けれど凛と張り詰めた声が、空気を変えた。
瞬間、アルバンの身体がビクリと跳ねて、小さな体がゆっくりと振り返る。銀の髪の先が、涙でしっとり濡れている。その目に、ルナルディの姿が映った。
「……お、おばあちゃ……!」
「また、勝手に里を抜け出したね? それでこの騒ぎと言ったら、もう縛りつけとくしかないかのう」
ルナルディは一歩、前に出た。優しさを内に秘めながらも、表情は険しい。彼女からの真っ直ぐな青の眼差しが注がれると、アルバンはプルプルと震え出した。
そして、次の瞬間――
「おばあちゃん、ごめんなさいぃぃぃ……!」
ぴょん、と跳ねるように一度体を揺らし、ギルフォードの背後に隠れたアルバンは、再度その脚にしがみついた。ぐすぐすと鼻を鳴らしながら、しがみついたまま「ごめんなさい」を連呼している。
ギルフォードは、思わず渋い顔になった。
「だから、なんで俺なんだよ」
小さく呟いたその声に、リアは思わず笑いを噛み殺す。そしてその視線を、改めてルナルディへと向けた。
――おばーちゃん、って。そういうこと?
口には出していないはずだった。けれど、驚きを隠しきれなかったのだろう。ルナルディがため息をひとつ、深く吐いた。
「まったく……こんな失態を、来たばかりの人間に晒してしまうとはの。すまないね、リア。こやつは、わしの孫でな」
「えっ……えっと、そうなんですね。全然大丈夫ですので、そんなにお気になさらず……!」
リアは慌てて頭を下げる。心の中で、ひっくり返りそうな驚きが渦巻いていた。あのルナルディ様に、こんなに小さな孫がいただなんて。
だが次の瞬間、その小さな竜の子はギルフォードの脚から離れて、ヨロヨロとリアの足元へと移動してきた。
「リア……? も、ごめんなさい……」
ぽふり、と頭がリアの膝に当たる。
リアは、恐る恐る、その小さな頭を撫でた。震える銀の髪が、手のひらの下で小さく揺れる。
「いいえ、もう泣いてなくて偉いですね。目薬も、よく頑張りました。アルバン様」
「え……? へへ……」
撫でられた途端、アルバンは顔をくしゃっとさせて、にっこりと笑った。その笑顔は夜明けのように清らかで、あたたかかった。
可愛い――自然とそんな感想が胸に浮かぶ。
そのほのぼのとした空気を、ひとつの声が切り裂いた。
「おい、お前。さっき竜型の時のアルバンと喋ってたよな?」
ギルフォードが、不意にリアを見た。リアはきょとんとしたまま、こくりと頷く。
「はい。多分、私の力で……」
「だとしても、竜型とは普通喋れねぇんだよ」
ギルフォードは、近くにあった木に寄りかかり、リアの隣に目線を落とした。
「竜族は人型にも竜型にもなれるが、竜型の時は身体がデケェし言葉も通じねぇ。だから基本、こうして人型で過ごす」
「さっきみたいに、勝手に変身しちゃうこともあるんですか?」
「感情が激しく揺れりゃ、意思とは関係なく変身しちまうこともある。さっきのアルバンみてぇにな」
ギルフォードは肩をすくめた。リアは黙ってその言葉を飲み込みながら、アルバンの頭をそっと撫でる。
竜の子供。人の姿と、竜の姿。どちらも、確かに同じ命なのだと思った。
「……私、まだ知らないことだらけだなぁ」
溢したその呟きに、ルナルディが口元を綻ばせた。
「ふむ……リアの『動物の声が聞こえる』力というのは、竜も含まれておったのじゃな」
「え? あ、確かに……」
リアが顔を上げると、ルナルディは微笑を浮かべていた。その目には叱責ではなく、穏やかな驚きと、どこか喜びに似た光が宿っている。
「おぬしの力、やはり興味深いの。よい収穫じゃ」
「こっちは大損害だわ。修理代寄越せよ、ばーさん!」
「なんと。小さい男よのぉ」
「ハァ!?」
リアは、なんと言っていいか分からずに、ただアルバンの髪を撫で続ける。小さな竜の子がくすぐったそうに笑う、その柔らかな感触が掌に残った。
そして彼女は思う。ここは、自分の力を薄気味悪がられたり、否定されない場所なんだ。この屋敷でなら、きっと、もっと自分のことを知っていける。
事実が、胸の奥を静かに温めていた。
◇
アルバンの涙が乾き、笑顔を周囲に振り撒くようになってきた頃、ルナルディがそっと膝を折り、小さな孫の肩に手を添えた。
「さあ、帰るよ。今度は門番たちの目を盗んで出て行っても、ちゃんと捕まえるからの」
口調こそ穏やかだが、その声には祖母らしい静かな威厳があった。アルバンは一度こくりと頷いたものの――リアの裾を握ったまま、動こうとしなかった。
「……やだ」
「アルバン?」
ルナルディが顔を覗き込むと、アルバンはぐるぐると首を振り、リアの足にしがみついた。
「リアと一緒がいい。だから、おうち帰んない……」
その声は小さく、けれど確かな意思を帯びていた。リアは戸惑いのまま、ぎこちなく微笑む。
「そ、そんな……お気持ちは嬉しいですけど……」
そっと腰を落とし、目の高さを合わせる。
「おばあ様が心配なさいますから、アルバン様はちゃんと帰らないと。ね?」
しかしアルバンは、ぶるぶると首を振るだけだった。銀の髪がまた涙で濡れ、頬にかかったそれを気にする様子もなく、潤んだ瞳でじっとリアを見上げている。
「やだ! リアが来てくれなきゃ、帰らない!」
その叫びと同時に、アルバンは彼女の腰にしがみつくように抱きついた。小さな手は力いっぱいで、震える指先がリアの服をぎゅっと握っていた。額を押しつけるように顔を埋め、離れまいとする身体からは、子どもらしからぬ強い執着が伝わってくる。
ぴったりとくっついて動かない孫を前に、ルナルディはひとつ長い溜息をついてから、額に手を当てて困ったように微笑んだ。
「まったく、次はこうなるとはのう。やはり“縛られて”いた方が、静かにしてくれるかもしれんわ」
やれやれと言わんばかりの声音に、ギルフォードがぼやくように口を挟んだ。
「はぁ……しょうがねぇな」
ギルフォードは、もたれていた木の幹から背を離し、のそりと体を動かした。腕を組み、スンとした目つきでリアとアルバンの方を見やる。
「ギルフォード様……?」
リアが声をかけると、彼は片手で頭を掻きながら言った。
「ばーさんが言っても聞かねぇってことは、よっぽどこいつが気に入ったんだろ」
「うん! ギルもリアも、好きだから一緒がいい!」
「なら俺とこいつで、一緒に送ってってやる。それなら帰れるよな?」
「本当!? やったー!!」
ぱっと顔を明るくして、アルバンがまるで光が射したような笑顔で叫んだ。その顔を見たギルフォードは、ふっと気の抜けたように笑い、乱暴にアルバンの頭をくしゃっと撫でた。
「我儘なガキだな」
そう投げやりに言いながらも、その仕草にはどこか優しさがにじんでいた。
「つーことで、お前もばーさんの家まで付き合え。無理は通じねぇぞ」
「あ……はい。分かりました」
リアは戸惑いながらも頷いた。戸惑いの裏には、強く握られたままの手の温もりがあった。笑って泣きながらもしっかりと、リアを繋ぎ止めようとするアルバンの指先。その熱を拒む理由など、どこにもなかった。
こうして、まるで遠足のような帰路が始まった。
ルナルディがゆっくりと歩き出すと、森の奥へ続く細道を、落ち葉を踏みしめながら進んでいく。頭上には古い枝葉がアーチのように広がり、風が通るたびにさわさわと音を立てた。葉の隙間からこぼれる木漏れ日が、アルバンの銀の髪に注いで、きらきらと光を弾く。
リアはアルバンと手を繋ぎ、その横をギルフォードが警戒するように歩いていた。彼は無言で辺りを見渡し、どこか落ち着かない様子で耳を澄ませている。その横顔には気を抜かぬ戦士の緊張が宿っていたが、足取りは幼いアルバンに合わせて柔らかかった。
「ねえねえ、リアも、ギルのこと好き?」
「えっ……え? ええと……」
突然の問いに言葉を詰まらせていると、ギルフォードがやれやれとため息を吐き、薄く笑いながらアルバンへ向いた。
「オイ、俺を話題に出すんじゃねえ」
口ぶりは投げやりで、どこか照れたようでもあった。リアはふと、そんな彼の横顔を見つめて、僅かながら笑みを浮かべた。普段は怒鳴ってばかりのギルフォードが、こうして子どもに対しては優しさを隠さずにいることが、彼の本質を物語っているようだ。
小さな竜の涙は、大きな収穫のうちの一つだったのかもしれない
こんなふうに、誰かと並んで歩くのは、いったいいつぶりだっただろう。
足元に小さな石が転がり、アルバンがそれを蹴って笑った。笑い声が風に乗り、森の奥へと溶けていく。その音に、リアの胸も、少しずつ温かく解けていった。
遠くに薄らと、ルナルディの屋敷の影が見えていた。日が沈みかけていることに気づいたのか、アルバンが小さくくしゃみをして、リアの手をぎゅっと握りなおす。リアも少しだけ手を強く返してやると、アルバンの表情がほのかに和らいだ。
そんな静かな空気の中で、不意にギルフォードが口を開いた。
「……そういや、アルバン。砂をかけられたっつってたよな」
気のないような声だったが、先ほどよりも僅かに低くなっていた。アルバンは足を止め、ぎこちなく笑おうとして、すぐに諦めたように俯いた。
「うん。……里を出て、森の外れに行ったら人間がいたの。一人だけ。大人の人。でも僕が姿を見せたら驚いて……そのまま、石と砂を投げてきた」
淡々と語られるその声の裏には、少しだけ震えがあった。リアは心の奥が締めつけられるような気がした。確かに、アルバンの小さな羽根や瞳は、里の誰よりも目立つ色をしている。この子が人間の目にどう映るかなど、想像に難くなかった。
「そんなに当たらなかったから、痛くは無かった、けど。……ちょっと、悲しかった」
アルバンはそう言って、リアに向かって小さな目を向ける。その表情には、戸惑いと疑問と、淡い期待が混ざっていた。
そんな中で、リアは、ある記憶を思い出していた。以前、屋敷の中庭に一人で出ていた時、ギルフォードが立ったままの姿勢で、静かに言ったあの言葉。
『全員が全員、人間を良く思ってるわけじゃねぇんだよ』
竜族の中に、人間への不信を持つ者がいることを、リアはそのとき初めて知った。でも今――アルバンの話を聞いた今では、その言葉の意味が別の角度から胸に落ちてくる。
それは竜族に対する人間側も、きっと同じだということだった。お互いに、知らない存在に対する警戒心が、無自覚な攻撃に変わることもある。知らないことは、ときに人の心を狭くしてしまう。
アルバンが、そんな複雑なことを全て理解しているわけではないだろう。ただ彼の中には確かな悲しみがあって、それが言葉の端々に滲んでいた。
やがて、アルバンが小さく深呼吸をし、リアを見上げてそっと尋ねた。
「……リアは、僕たちのこと、好き?」
その問いは、あまりにも真っ直ぐで、リアはほんの一瞬心の奥を照らされたような気がした。――答えは、決まっていた。
「好きでなければ、こうして手を繋いだりしませんよ」
リアは自然に微笑んだ。言葉に偽りはなかったし、見上げてくるその目を見れば、嘘など付けなかった。
アルバンの顔がぱっと明るくなる。くしゃりとした笑みが浮かび、リアの袖をきゅっと引っ張るその仕草に、先ほどまでの陰りはもうなかった。
その様子を、ルナルディは少しだけ離れた場所から見ていて、口元に静かな微笑をたたえていた。春の風を見守る庭木のような、優しい眼差しだった。
「………。」
一方でギルフォードはと言えば、どこか言葉にしがたい表情をしていた。眉間には皺が寄り、口元もやや渋く引き結ばれている。
それが、何に対しての感情なのか――リアには、まだ分からなかった。ただ、彼が何かを噛み締めるように沈黙しているその姿は、彼の中に何かしらの思想があるのだと思った。
夕暮れの光が、屋敷の高台の端を金色に染めている。リアはその光に目を細めながら、アルバンの小さな手をもう一度ぎゅっと握り直した。その手の温もりは、失われてはならないものだと思った。
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