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領地拡大、本格始動です 2
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ええ? いい案だと思っていたんだけどな。
ロックたちも強くなって、私の開拓地の要塞にもなる。一石二鳥です。もし、断られたら……。
そのときは仕方がありません。マジックポケットに入ってもらって……。旅の途中に住処をみつけるしかないでしょう。
「あの、アリス様……。土人形との融合はどのように?」
「いいの?」
「はい。お願いしたいです」
ロックたちの声が響いてきます。
「大丈夫。魔力実験によると、究極魔法を組み合わせると融合ができたはず。ちょっとやってみる?」
ロックたちがさーっと引いていきます。
「ちょっと……大丈夫よ」
思わず顔をしかめました。
「紫ロック、ほら、やってみよう」
私は紫ロックを呼びました。
「実験……。お嬢様、大丈夫なんですかね?」
紫ロックはショックを受けているようです。大丈夫大丈夫。たぶん、大丈夫です。心配しないで!
紫ロックはゴロゴロと蛇行しながら私のところにやってきました。
「究極魔法・風と土、融合」
風が渦巻になりSUMOTORI一体と紫ロックの周りを囲みました。
「ひー」
紫ロックの悲鳴のようなものが上がります。
「紫ロック、心配ないわ」
私は手のひらに握りこぶしをあてて、融合を示しました。
風のせいでSUMOTORIと紫ロックは全く見えません。……、でも、うまくいっている予感です。
やがて、風が収まり、巨大な、岩のSUMOTORIができました。いや、巨大な岩というべきですかね。
「おおお。なかなかいいじゃない?」
「ありがとうございます。辺りが見渡せて、うれしいです」
紫ロックはキョロキョロと見まわします。
「ジャイアント・ロックになった気分はどう?」
紫のシミつきのジャイアントロックは身体を動かしています。
「手足がスムーズに動くし、魔力も多くなり、気分もいいです。ありがとうございます」
「ちょっと待ってね。残りのロックたちもジャイアント・ロックにしちゃうからね」
私は一気に究極魔法・融合をかけました。
ふう。今日は魔力を使う日ですねえ。
私の周りはジャイアント・ロックに囲まれ、本当に空間が暗くなりました。ちょっと怖いんですけど。ねえ、見下ろさないで……。
地図を広げて住処を説明しようとすると、ロックたちは小さすぎて見えないみたい。
だから見下ろすのね……。
私が困っていたら、紫ジャイアント・ロックが手のひらに乗せてくれました。
私は手のひらの上に立って、みんなに説明します。
「実は、私、領地拡大の拠点をあの山に作ろうと思っているんです。それで……、その周りにジャイアント・ロックたちにいてもらおうと思うんです。私の拠点周りなら静かに暮らせると思うんですけど、どうですか」
「アリス様のおそば……。それなら安心だ」
紫ロックがロックたちの同意を求めました。他のロックたちもうなずいています(うなずいているような気がする)。
「じゃあ、配置通り並んでください」
ジャイアント・ロックたちに指示すると、静かに動きます。ジャイアント・ロックですから静かにと言っても地鳴りがします……。すいません、近隣の皆様、ご迷惑をおかけしております。もうすぐ終わりますからね。
ロックは元来おとなしい魔物で、大抵のんびりと時を過ごす生活をしています。だから拠点の要塞になってもらうのにピッタリなんです。ゆったりと時を過ごしながら、私の拠点の後ろと横の守りをしてもらいましょう。
「おおい」
ブラックナイトと王子が帰ってきました。ブラックナイト、すごい速いスピードです。止まれるの?と思ったら、急ブレーキ。ううん、さすが、伝説の名馬。
ブラックナイトに乗るにも、体力が要りそうです。王子は慣れているようで、さっとブラックナイトから降りました。私ならたぶん馬酔いしてますね。馬酔いって言葉があるならですけど……。ブラックナイトは川の水を飲みに行くと強い目で訴えています。
王子か、ブラウンか、ブラックナイトは相手を選ぶんですねえ。ふふふ。ブラウンには優しかったことがわかっちゃいましたよ。
「行ってらっしゃい」
私と王子はブラックナイトに手を振りました。
「走っていったとき、なんだか地震があったみたいだけど……。アリスたちは大丈夫? すごい揺れたよね」
「え? 地震なんてありましたか?」
ああ、もしかして……、ロックたちの移動で、この地方は多少は揺れたかもしれません。
「地震、あったと思うよ。かなり地面が揺れたから。あれが地震でなかったら……、なんだっていうんだい? ゴゴゴゴゴゴゴって大きな音もしたよ。あれは地鳴りじゃないかな」
「……」
すいません、完全に私のせいですね。
「あれ? ちょっと待って……、あんな岩山の壁みたいな山、あったっけ?」
王子は首を捻ってます。
あ、もうバレました。
「ふふふ。お嬢さまが作ったんですよ」
ブラウンがマジックポケットからちらっと顔を出しました。
「ええ?」
王子の口が閉まりません。アホ面になってますよ。
「ええ? だめですか? これで拠点要塞もできましたよ」
まあ、細かいことはいいじゃないですか。これで領地経営の下準備もできたってもんですよ。
ねえねえ、お腹空いたんですけど。ブラウン、まだご飯できてない?
あとは、リマーまで行って、陸路の確保をすれば一段落ってやつですね。そのまえに、今日はもう疲れたので、夕食を食べて寝ようと思います。
ロックたちも強くなって、私の開拓地の要塞にもなる。一石二鳥です。もし、断られたら……。
そのときは仕方がありません。マジックポケットに入ってもらって……。旅の途中に住処をみつけるしかないでしょう。
「あの、アリス様……。土人形との融合はどのように?」
「いいの?」
「はい。お願いしたいです」
ロックたちの声が響いてきます。
「大丈夫。魔力実験によると、究極魔法を組み合わせると融合ができたはず。ちょっとやってみる?」
ロックたちがさーっと引いていきます。
「ちょっと……大丈夫よ」
思わず顔をしかめました。
「紫ロック、ほら、やってみよう」
私は紫ロックを呼びました。
「実験……。お嬢様、大丈夫なんですかね?」
紫ロックはショックを受けているようです。大丈夫大丈夫。たぶん、大丈夫です。心配しないで!
紫ロックはゴロゴロと蛇行しながら私のところにやってきました。
「究極魔法・風と土、融合」
風が渦巻になりSUMOTORI一体と紫ロックの周りを囲みました。
「ひー」
紫ロックの悲鳴のようなものが上がります。
「紫ロック、心配ないわ」
私は手のひらに握りこぶしをあてて、融合を示しました。
風のせいでSUMOTORIと紫ロックは全く見えません。……、でも、うまくいっている予感です。
やがて、風が収まり、巨大な、岩のSUMOTORIができました。いや、巨大な岩というべきですかね。
「おおお。なかなかいいじゃない?」
「ありがとうございます。辺りが見渡せて、うれしいです」
紫ロックはキョロキョロと見まわします。
「ジャイアント・ロックになった気分はどう?」
紫のシミつきのジャイアントロックは身体を動かしています。
「手足がスムーズに動くし、魔力も多くなり、気分もいいです。ありがとうございます」
「ちょっと待ってね。残りのロックたちもジャイアント・ロックにしちゃうからね」
私は一気に究極魔法・融合をかけました。
ふう。今日は魔力を使う日ですねえ。
私の周りはジャイアント・ロックに囲まれ、本当に空間が暗くなりました。ちょっと怖いんですけど。ねえ、見下ろさないで……。
地図を広げて住処を説明しようとすると、ロックたちは小さすぎて見えないみたい。
だから見下ろすのね……。
私が困っていたら、紫ジャイアント・ロックが手のひらに乗せてくれました。
私は手のひらの上に立って、みんなに説明します。
「実は、私、領地拡大の拠点をあの山に作ろうと思っているんです。それで……、その周りにジャイアント・ロックたちにいてもらおうと思うんです。私の拠点周りなら静かに暮らせると思うんですけど、どうですか」
「アリス様のおそば……。それなら安心だ」
紫ロックがロックたちの同意を求めました。他のロックたちもうなずいています(うなずいているような気がする)。
「じゃあ、配置通り並んでください」
ジャイアント・ロックたちに指示すると、静かに動きます。ジャイアント・ロックですから静かにと言っても地鳴りがします……。すいません、近隣の皆様、ご迷惑をおかけしております。もうすぐ終わりますからね。
ロックは元来おとなしい魔物で、大抵のんびりと時を過ごす生活をしています。だから拠点の要塞になってもらうのにピッタリなんです。ゆったりと時を過ごしながら、私の拠点の後ろと横の守りをしてもらいましょう。
「おおい」
ブラックナイトと王子が帰ってきました。ブラックナイト、すごい速いスピードです。止まれるの?と思ったら、急ブレーキ。ううん、さすが、伝説の名馬。
ブラックナイトに乗るにも、体力が要りそうです。王子は慣れているようで、さっとブラックナイトから降りました。私ならたぶん馬酔いしてますね。馬酔いって言葉があるならですけど……。ブラックナイトは川の水を飲みに行くと強い目で訴えています。
王子か、ブラウンか、ブラックナイトは相手を選ぶんですねえ。ふふふ。ブラウンには優しかったことがわかっちゃいましたよ。
「行ってらっしゃい」
私と王子はブラックナイトに手を振りました。
「走っていったとき、なんだか地震があったみたいだけど……。アリスたちは大丈夫? すごい揺れたよね」
「え? 地震なんてありましたか?」
ああ、もしかして……、ロックたちの移動で、この地方は多少は揺れたかもしれません。
「地震、あったと思うよ。かなり地面が揺れたから。あれが地震でなかったら……、なんだっていうんだい? ゴゴゴゴゴゴゴって大きな音もしたよ。あれは地鳴りじゃないかな」
「……」
すいません、完全に私のせいですね。
「あれ? ちょっと待って……、あんな岩山の壁みたいな山、あったっけ?」
王子は首を捻ってます。
あ、もうバレました。
「ふふふ。お嬢さまが作ったんですよ」
ブラウンがマジックポケットからちらっと顔を出しました。
「ええ?」
王子の口が閉まりません。アホ面になってますよ。
「ええ? だめですか? これで拠点要塞もできましたよ」
まあ、細かいことはいいじゃないですか。これで領地経営の下準備もできたってもんですよ。
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