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海辺の町リマー 2
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リマーの町に来るのは久しぶりで、前回来たのは半年以上前のことになるんだけど……。町はどうかしら。
変わったことがないか観察して、トラブルの芽を見つけたら、素早く摘まなければなりません。
リマーをぶらぶら歩いて、町の様子を探りますが、タウロス様はただ私たちにあいさつをしに来ただけみたい。
「アリス様、所用があるので、しばしお別れです」
そう言ってタウロスはまた私の手を軽く握ります。
「もう顔を見せるなよ」
王子は私の両手を奪い返し、タウロスの背中に呼びかけると、タウロスは「またな」と大きく手を振りました。それから、港の方に姿を消していきました。
王子はふうとため息をついています。
リマーは相変わらず賑やかで……。港では外国語も飛び交い、見慣れぬ民族衣装っぽいものを身にまとって働く人もいます。ピュララティスの、海の民の服を着ている人もいます。
港の業務は肉体的な仕事も多く、荒っぽい人も多く集まるので、この町の警護は肉体的に恵まれた方々にお願いしています。
警護隊がしっかり機能しているせいか、港湾事務所で確認したところ、深刻な争いごとは今のところはないみたいです。酒を飲んで酔っ払ってケンカをしたとかその程度らしいです。ほっとしました。
また、外国人労働者も少なくないため、外国人コミュニティのまとめ役と、警護隊は連携を組んでいるんだけど……、コミュニティともトラブルはないみたい。
よかったわ。
私はお父さまに報告の思念波を送りました。
民族間で争うのは、後々まで傷を残しかねないからね。お互い仲良しで行けるようラインを探っていけるなら、それに越したことはありません。
警護隊には一応赤いマントの男たちを通報しておきました。まだ何もしてこないから、こちらとしても注意しておくのみですけどね。
「さあ、あとは、宿屋で寝るだけですね。もう少しですよ。お嬢さま」
ブラウンは疲れてヘロヘロな私に声をかけます。きょうはすんごく歩いたのです。町の平和は確認できましたが、私の足の裏がつりそうです。早くのんびりしたい……。
「きょうは警護隊の本部と、貿易組合、漁業組合、港湾事務所と……。リマーの組織を見て、つかれたわ……。お父さまと一緒でないので、不安だったけれど、さほど変わりもなくてよかった」
「ほんとですね。リマーの中枢が知ることができてよかった。アリス、足は大丈夫?」
王子はアリスをいたわるように覗き込みました。
王子の深い青い瞳に見つめられ、ドキッとしてしまいました。
「そんなに疲れているなら、背負いましょうか? それとも横抱きしてあげましょうか」
王子がニヤニヤしている。
「ううう。結構です。歩けます」
そんな恥ずかしいこと、往来でできるわけないでしょ。もう、王子は……。
海風が冷たくなってきて、夜に近づいたのを感じます。
もう一枚羽織ったほうがいいかもしれないけどどうしよう。それよりも宿に着くほうが早いかな。
そんなことを思いながら、私たち一行は町の喧騒を抜けて行きます。
夕暮れ時のリマーは美しい。
振り向くと、太陽が海に沈むところが見えました。
人々は我が家に帰ろうと明るい顔をしています。港はすでに静かで……、また明日を迎えられるように眠るのでしょう。
灯台の灯りもつき始めました。
商店街は、人々が夕飯を求め、賑わっています。こういうのも元気がよくて、この町の好きなところです。
ああ……、恥ずかしくて怒っていたら、お腹もすきました。
「お腹が空いて、このままでは行き倒れちゃうわ。宿に着いたら、ゆっくりしたーい」
「それくらいじゃ倒れませんよ」とブラウンに笑われました。
「くう、比喩表現ですってば!」
苦笑している王子は私の肩をぽんぽんと叩いて、飴玉を一つくれました。
なんか屈辱……。
ようやく宿屋に到着です。商店が多く立ち並ぶ大通りの一本奥にあるため、酔っ払いの声は聞こえない、静かなところにあります。
宿屋自体は堅牢なつくりで、周りの建物よりもがっちりしている雰囲気です。
ま、まさか……。今、よぎったんですけど、建物が頑丈なのは……、小さいとき魔法が使えるのが嬉しくて、あちらこちらで究極魔法を試していた私のせいかもしれません。
あとでガイソンにちゃんと聞いて、謝らないと。大人の対応ってやつです。
ガイソンはうちにいた厨房長で、うちにいた使用人頭のナディと結婚して、二人で宿屋を開いたのです。
ガイソンは調理に集中したいため、宿屋はナディが女主人になっています。二人はお父様のお父様、つまり先代から勤めていてくれて……、私のことを本当の孫のように叱ってくれる人です。
察してください。私とフィリップの幼少期を……。実験と修行の日々。もう私は大人なので大丈夫ですわ。無理はしません。マジックポケットもあるし!
この宿屋は、買い物にも、旅をするのにも便利なため、いつもは満室のはずですが……。泊まれるかしら。
ちょっと不安になりながら、ドアをノックすると、お父様がさきに手配してくれたみたいで、黒くて厚めの木のドアから女主人のナディがいまかいまかと待っていてくれました。
お父様と視察の時に使っている常宿だし、身内の宿なので安心して泊まれます。王子もいるので、しっかりしたところ以外案内はできませんからね。
「アリス様、お久しぶりでございます。リマーにはどうして……?」
宿屋の女主人・ナディがニコニコして両手を広げていました。私は思わず抱きつくとナディにギューッと抱きしめられました。
ちょっと、ナディ、力がつき過ぎじゃない? 60歳過ぎていたよね?
「ほら、アリス様が苦しそうだ。もう勘弁してやれ」
ガイソンはエプロンをしたまま顔を見せ、私に丁寧にお辞儀をしました。それからガイソンはナディに近づいて耳打ちしています。
「ああ、ええっと……」
ガイソンが後ろにいる王子の姿をみつけたようです。ガイソンは王子のことをちらっと見て、私の方をむきました。王族か、王族に匹敵する身分の人じゃないかと検討をつけたようです。
王子の服の質や、雰囲気、あの特徴ある目の色の青を見たら、ばれちゃいますよね。
「……いいんですよ。アリス様も年頃ですからね。新しいお相手も……、いい男じゃあないですか。婚約破棄されたって聞いて、心配したんですよぅ。よかったよかった」
嬉しそうにナディが私の腕をバンバン叩きます。
小さい頃から面倒を見てもらって、大きくなってからもお父様に連れられて、こちらの宿に泊まっていたこともあり、ナディはとてもフランクです。
リマーの町の中を「お嬢さま、お嬢さま」と連発されてもね……、視察がやりづらいからちょうどいいんですけどね。それにナディとガイソン大好きだし!
「いえ、その……」
王子が何て説明しようか考えています。
変わったことがないか観察して、トラブルの芽を見つけたら、素早く摘まなければなりません。
リマーをぶらぶら歩いて、町の様子を探りますが、タウロス様はただ私たちにあいさつをしに来ただけみたい。
「アリス様、所用があるので、しばしお別れです」
そう言ってタウロスはまた私の手を軽く握ります。
「もう顔を見せるなよ」
王子は私の両手を奪い返し、タウロスの背中に呼びかけると、タウロスは「またな」と大きく手を振りました。それから、港の方に姿を消していきました。
王子はふうとため息をついています。
リマーは相変わらず賑やかで……。港では外国語も飛び交い、見慣れぬ民族衣装っぽいものを身にまとって働く人もいます。ピュララティスの、海の民の服を着ている人もいます。
港の業務は肉体的な仕事も多く、荒っぽい人も多く集まるので、この町の警護は肉体的に恵まれた方々にお願いしています。
警護隊がしっかり機能しているせいか、港湾事務所で確認したところ、深刻な争いごとは今のところはないみたいです。酒を飲んで酔っ払ってケンカをしたとかその程度らしいです。ほっとしました。
また、外国人労働者も少なくないため、外国人コミュニティのまとめ役と、警護隊は連携を組んでいるんだけど……、コミュニティともトラブルはないみたい。
よかったわ。
私はお父さまに報告の思念波を送りました。
民族間で争うのは、後々まで傷を残しかねないからね。お互い仲良しで行けるようラインを探っていけるなら、それに越したことはありません。
警護隊には一応赤いマントの男たちを通報しておきました。まだ何もしてこないから、こちらとしても注意しておくのみですけどね。
「さあ、あとは、宿屋で寝るだけですね。もう少しですよ。お嬢さま」
ブラウンは疲れてヘロヘロな私に声をかけます。きょうはすんごく歩いたのです。町の平和は確認できましたが、私の足の裏がつりそうです。早くのんびりしたい……。
「きょうは警護隊の本部と、貿易組合、漁業組合、港湾事務所と……。リマーの組織を見て、つかれたわ……。お父さまと一緒でないので、不安だったけれど、さほど変わりもなくてよかった」
「ほんとですね。リマーの中枢が知ることができてよかった。アリス、足は大丈夫?」
王子はアリスをいたわるように覗き込みました。
王子の深い青い瞳に見つめられ、ドキッとしてしまいました。
「そんなに疲れているなら、背負いましょうか? それとも横抱きしてあげましょうか」
王子がニヤニヤしている。
「ううう。結構です。歩けます」
そんな恥ずかしいこと、往来でできるわけないでしょ。もう、王子は……。
海風が冷たくなってきて、夜に近づいたのを感じます。
もう一枚羽織ったほうがいいかもしれないけどどうしよう。それよりも宿に着くほうが早いかな。
そんなことを思いながら、私たち一行は町の喧騒を抜けて行きます。
夕暮れ時のリマーは美しい。
振り向くと、太陽が海に沈むところが見えました。
人々は我が家に帰ろうと明るい顔をしています。港はすでに静かで……、また明日を迎えられるように眠るのでしょう。
灯台の灯りもつき始めました。
商店街は、人々が夕飯を求め、賑わっています。こういうのも元気がよくて、この町の好きなところです。
ああ……、恥ずかしくて怒っていたら、お腹もすきました。
「お腹が空いて、このままでは行き倒れちゃうわ。宿に着いたら、ゆっくりしたーい」
「それくらいじゃ倒れませんよ」とブラウンに笑われました。
「くう、比喩表現ですってば!」
苦笑している王子は私の肩をぽんぽんと叩いて、飴玉を一つくれました。
なんか屈辱……。
ようやく宿屋に到着です。商店が多く立ち並ぶ大通りの一本奥にあるため、酔っ払いの声は聞こえない、静かなところにあります。
宿屋自体は堅牢なつくりで、周りの建物よりもがっちりしている雰囲気です。
ま、まさか……。今、よぎったんですけど、建物が頑丈なのは……、小さいとき魔法が使えるのが嬉しくて、あちらこちらで究極魔法を試していた私のせいかもしれません。
あとでガイソンにちゃんと聞いて、謝らないと。大人の対応ってやつです。
ガイソンはうちにいた厨房長で、うちにいた使用人頭のナディと結婚して、二人で宿屋を開いたのです。
ガイソンは調理に集中したいため、宿屋はナディが女主人になっています。二人はお父様のお父様、つまり先代から勤めていてくれて……、私のことを本当の孫のように叱ってくれる人です。
察してください。私とフィリップの幼少期を……。実験と修行の日々。もう私は大人なので大丈夫ですわ。無理はしません。マジックポケットもあるし!
この宿屋は、買い物にも、旅をするのにも便利なため、いつもは満室のはずですが……。泊まれるかしら。
ちょっと不安になりながら、ドアをノックすると、お父様がさきに手配してくれたみたいで、黒くて厚めの木のドアから女主人のナディがいまかいまかと待っていてくれました。
お父様と視察の時に使っている常宿だし、身内の宿なので安心して泊まれます。王子もいるので、しっかりしたところ以外案内はできませんからね。
「アリス様、お久しぶりでございます。リマーにはどうして……?」
宿屋の女主人・ナディがニコニコして両手を広げていました。私は思わず抱きつくとナディにギューッと抱きしめられました。
ちょっと、ナディ、力がつき過ぎじゃない? 60歳過ぎていたよね?
「ほら、アリス様が苦しそうだ。もう勘弁してやれ」
ガイソンはエプロンをしたまま顔を見せ、私に丁寧にお辞儀をしました。それからガイソンはナディに近づいて耳打ちしています。
「ああ、ええっと……」
ガイソンが後ろにいる王子の姿をみつけたようです。ガイソンは王子のことをちらっと見て、私の方をむきました。王族か、王族に匹敵する身分の人じゃないかと検討をつけたようです。
王子の服の質や、雰囲気、あの特徴ある目の色の青を見たら、ばれちゃいますよね。
「……いいんですよ。アリス様も年頃ですからね。新しいお相手も……、いい男じゃあないですか。婚約破棄されたって聞いて、心配したんですよぅ。よかったよかった」
嬉しそうにナディが私の腕をバンバン叩きます。
小さい頃から面倒を見てもらって、大きくなってからもお父様に連れられて、こちらの宿に泊まっていたこともあり、ナディはとてもフランクです。
リマーの町の中を「お嬢さま、お嬢さま」と連発されてもね……、視察がやりづらいからちょうどいいんですけどね。それにナディとガイソン大好きだし!
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