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レッツ修羅場 3
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「お前……。赤の王子は俺の妹と婚約申し込みしているだろう。どういうことかな」
タウルス様の目がキランと光っています。
怒ってます。
それは……、怒っていい案件だと思います。ラティファ様と婚約の打診中に、私に告白とは……。
信じられません。いろんな意味で驚きです。
ラティファ様まで傷つける気ですか。信じられません。
私は赤の王子を睨みつけます。
「この国は……、基本的に男女ともに重婚OKだ。金がかかる、手間がかかることから、重婚しないことを選ぶ民も多いがな。私は……、特に気が強い女が好きなのだ。アリスのように美しい女も、情熱的なラティファも、二人とも欲しくなるとは、計算外だったがな」
赤の王子は私に微笑みます。
こんな状態でも口説いてくるとは……。王子というやつは案外図々しいのかもしれません。重婚ってなんですか……。そんな、大人の関係要りません。無理、無理。私には無理!
「ラティファとアリスを手に入れて、ハトラウス王国の孤立をねらったのか!」
王子が呆れたような声で、確かめます。
「ああ、そうだ。あいつはラティファに婚約を持ち掛けて、南のカルカペ王国、西の国シブラータ王国にも声をかけて、ハトラウスを挟み討ちして撃とうとしていたんだ」
「タウルス、お前もアリスを狙っていただろう? 私は、アンソニーやタウルスがアリスを好きだと言うので、興味を持ったまでだ。アリスの凶行、真逆の容貌。一目見て、お前たちには渡さないと決めた。あれは、私にこそ相応しい」
赤の王子が私の方へゆっくりとやってきます。
「お前は私の手を取るべきだ」
赤の王子の瞳は、深紅色で、キラキラと光っています。
そっと手をとられ、私の身体はびくっと跳ね上がります。
「アリスは俺も狙ってるからな、赤の王子にはやらない。残念だったな」
タウルス様が顎を撫でながら、私をちらっと見た。
「私となら、長く生きられるぞ。平和ボケ、色ボケしたハトラウスや、仲良し主義のピュララティスはいずれ滅ぶであろう」
赤の王子は、私の目をじっと見て、離れません。
王子とタウルスの額に青筋が立っています。
私抜きで、ケンカしてください。
もう、私のことは放っておいて……。ちょっとキャパシティー、オーバーなので、退出してもいいですか? おうちに帰りたい……。
ふと見ると、カトリーヌ様がわなわなとハンカチを握りしめて、三人の男たちを見ています。
「お父さまは、私にアンソニー王子を下さるっておっしゃってました。それなのに……。赤の王子もアンソニー王子も、タウルス様も、アリス、アリスって……」
カトリーヌ様がすくっと立ち上がり、私の前に立ちはだかりました。
「カトリーヌ様?」
バチン
次の瞬間、私の頬が叩かれていました。
「アリス!」
王子が私に駆け寄ります。
「大丈夫です」
私は右頬を抑えます。ジンジンします。叩かれたことは生まれて初めてです。痛いものですね……。な、涙が浮かんできます。
これって、まさに修羅場ってやつでしょうか。
愛読書の本にも王子が婚約者と新婚約者と揉めてる場面がありました。
ちょっと感動です。修羅場、体験しちゃいました。
私、適齢期でモテ期ってこと? 小説の世界みたい……。胸が熱くなります。しかし、頬は痛いです。
失恋の痛みはもっと痛いのかもしれません。
カトリーヌ様は涙を滝のように流しています。
なんだか私が悪いみたい……。ごめんなさい。よくわからない、罪悪感が心の中を綯い交ぜになります。
胸が苦しいです。
どうして、こんなことになったのでしょう。
「カトリーヌ様、アリス様をいじめてはだめよ」
トコトコと小さい子が出てきました。
え? この子だれ?
フィリップよりも小さい……わね。肌が薄い小麦色で、黒いロングのストレートの髪がよく似合っています。
目鼻立ちがクッキリとしていて、将来美人さんになること、間違いなし!
でも、こんな大人の修羅場の中、小さい子が野放しなのは、危ないじゃない? ダメダメ、こっちに来ちゃだめよ。
「お兄さまも、アリス様をいじめちゃダメ。そんなやり方じゃ女の子は喜びません」
女の子は、赤の王子をキッとにらみます。
「イリス……、どこから来た? 部屋にいなさいと言っただろう」
赤の王子は怒った口調でしたが、女の子を見て、一瞬頬を緩めました。諫めながら、イリスって子が来たのが嬉しいみたい。
赤の王子は、不機嫌な顔の人と認識していたので、あー、この人も人間なんだなとか、心から打ち解ける人(女の子)がいるんですねとか、なんだかほっとしました。
しかし、王子という人種は、みんな歪んでいるような気がします。
ちらっと王子と赤の王子を見ました。
「アリス? 何を考えている?」
王子が意地悪そうに口角を上げました。
「何か悪口を考えていたな? 」
王子と赤の王子が口を揃えます。
「ひー、そんなことありません」
私はあわてて女の子の方へ視線を戻しました。
「だって、イリス、お兄さまに会いたくなったんだもん。あと、アリス様と、隣の国の王子さまにも……。お客さまにご挨拶したかったんだもん」
イリス様は上目遣いで赤の王子を見つめます。
「やれやれ、困ったものだ。何かあってからでは遅いのだ。奥で休んでいればいいのに」
赤の王子は相好を崩し、イリスと呼ばれた女の子を迎えに両手を広げます。
「おにいさま~」
女の子が赤の王子の方へ駆けだします。
なんて、可愛らしいの!
お兄さま、大好きなのね。ほのぼのする絵面に思わずほっこりです。フィリップも昔はそうだったのよ。懐かしいわ。
いかん、いま、それどころじゃなかった!
「はじめまして。ヘカサアイ王国第二子のイリスでござぃます」
5、6歳の、少女が私にカーテンシーをしてくれます。
初々しくていいです! 本当ならば、私の方からご挨拶しないといけないのに。いや、拉致られたのだから、気にしないでいいのかしら。こういう時は順番ってどうなのかしら。誰か教えてほしい。
こんな小さい子が悪意なしでご挨拶してくれるのに、失礼な態度はできません。
「はじめまして。ハトラウス王国の、ラッセル公の長子のアリスです」
とりあえず……、私もにこやかにご挨拶をしました。
「アリスさまは……、お噂通り、素敵な方ですわね。お兄さまと結婚されるの? ラティファさまも、アリスさまも私のお姉さまになってくださるのね! わたし、とても嬉しいわ」
イリスさまは頬を赤くしています。
いやいや、あり得ませんから。
私が首を横に振っていると、タウルスさまも首を横にして、否定されていました。
「アリスは私の婚約者ですよ」
王子が冷たい笑みを浮かべています。
相手は小さい子ですよ、王子。やさしくね。
「でも、婚約破棄されて、カトリーヌと結婚されるのでしょ?」
イリスさまは顎を少し上げて、両手を腰に当てました。
「いいえ、カトリーヌ様とは婚約が成立しておりません。そもそも私の意識がないときに仕組まれたのものですから」
「国のために結婚とか考えなくていいの?」
「不要です。外交戦略としての、結婚による平和維持の時代は終わっております」
「へえ、本当に?」
可愛いと思っていたイリスさまの口が歪みます。
見た目に騙されるところでした。5、6歳でも超・優秀な方のようです。
「王子……、外交とは?」
「アリス、君は婚約破棄の後のことは、知らないのかもしれないね……」
王子は寂しそうに私を見ました。
婚約破棄されたあとは、自立するために、領地を守るために奮闘してましたからね。まったく王子やハトラウス王国のことなんか気にもしてませんでした。
自分の人生を確立するために必死ですから。
「ええ、後ろは振り返らないことにしていたんです。すいません」
「当然です。僕が毒を飲まされ、ベッドに伏せている間に、副教皇とヘカサアイ王国の王家の血を引く女性との間にできた、カトリーヌ様との婚約が結ばれたんですから」
「ええ!」
婚約破棄は、王子の意志ではなかったの? 他に好きな人ができたとかではなく、勝手に……しかも外交戦略で? 王子は王家を継ぐことができるただ一人のお方。それなのに毒を飲ませた? 誰がそんなことを……。
「アリスとの婚約解消を拒み続けたせいでしょうね。まさか毒を盛られるとは……」
王子はため息をつきました。
「王子があまりにも素敵だからですわ。それに致死量ではなかったはずです。死人を愛でる趣味はありませんから」
カトリーヌ様がうっとりと王子を見つめています。
「……」
王子が嫌悪感をあらわにします。
「お父様だって、私と王子が結婚した方がハトラウス王国の未来が明るいっておっしゃってましたの。ハトラウス王国を救うにはこれしかないんですの。アリス様には悪いけど、アリス様は赤の王子と結ばれてくださいませ」
王子は軽蔑したようにカトリーヌ様を見ます。
「ヘカサアイ王国が副教皇を使って、ハトラウス王国を乗っ取ろうとしていたのは明白。そんなの断じて許さない」
王子は赤の王子を睨みます。
タウルス様の目がキランと光っています。
怒ってます。
それは……、怒っていい案件だと思います。ラティファ様と婚約の打診中に、私に告白とは……。
信じられません。いろんな意味で驚きです。
ラティファ様まで傷つける気ですか。信じられません。
私は赤の王子を睨みつけます。
「この国は……、基本的に男女ともに重婚OKだ。金がかかる、手間がかかることから、重婚しないことを選ぶ民も多いがな。私は……、特に気が強い女が好きなのだ。アリスのように美しい女も、情熱的なラティファも、二人とも欲しくなるとは、計算外だったがな」
赤の王子は私に微笑みます。
こんな状態でも口説いてくるとは……。王子というやつは案外図々しいのかもしれません。重婚ってなんですか……。そんな、大人の関係要りません。無理、無理。私には無理!
「ラティファとアリスを手に入れて、ハトラウス王国の孤立をねらったのか!」
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「ああ、そうだ。あいつはラティファに婚約を持ち掛けて、南のカルカペ王国、西の国シブラータ王国にも声をかけて、ハトラウスを挟み討ちして撃とうとしていたんだ」
「タウルス、お前もアリスを狙っていただろう? 私は、アンソニーやタウルスがアリスを好きだと言うので、興味を持ったまでだ。アリスの凶行、真逆の容貌。一目見て、お前たちには渡さないと決めた。あれは、私にこそ相応しい」
赤の王子が私の方へゆっくりとやってきます。
「お前は私の手を取るべきだ」
赤の王子の瞳は、深紅色で、キラキラと光っています。
そっと手をとられ、私の身体はびくっと跳ね上がります。
「アリスは俺も狙ってるからな、赤の王子にはやらない。残念だったな」
タウルス様が顎を撫でながら、私をちらっと見た。
「私となら、長く生きられるぞ。平和ボケ、色ボケしたハトラウスや、仲良し主義のピュララティスはいずれ滅ぶであろう」
赤の王子は、私の目をじっと見て、離れません。
王子とタウルスの額に青筋が立っています。
私抜きで、ケンカしてください。
もう、私のことは放っておいて……。ちょっとキャパシティー、オーバーなので、退出してもいいですか? おうちに帰りたい……。
ふと見ると、カトリーヌ様がわなわなとハンカチを握りしめて、三人の男たちを見ています。
「お父さまは、私にアンソニー王子を下さるっておっしゃってました。それなのに……。赤の王子もアンソニー王子も、タウルス様も、アリス、アリスって……」
カトリーヌ様がすくっと立ち上がり、私の前に立ちはだかりました。
「カトリーヌ様?」
バチン
次の瞬間、私の頬が叩かれていました。
「アリス!」
王子が私に駆け寄ります。
「大丈夫です」
私は右頬を抑えます。ジンジンします。叩かれたことは生まれて初めてです。痛いものですね……。な、涙が浮かんできます。
これって、まさに修羅場ってやつでしょうか。
愛読書の本にも王子が婚約者と新婚約者と揉めてる場面がありました。
ちょっと感動です。修羅場、体験しちゃいました。
私、適齢期でモテ期ってこと? 小説の世界みたい……。胸が熱くなります。しかし、頬は痛いです。
失恋の痛みはもっと痛いのかもしれません。
カトリーヌ様は涙を滝のように流しています。
なんだか私が悪いみたい……。ごめんなさい。よくわからない、罪悪感が心の中を綯い交ぜになります。
胸が苦しいです。
どうして、こんなことになったのでしょう。
「カトリーヌ様、アリス様をいじめてはだめよ」
トコトコと小さい子が出てきました。
え? この子だれ?
フィリップよりも小さい……わね。肌が薄い小麦色で、黒いロングのストレートの髪がよく似合っています。
目鼻立ちがクッキリとしていて、将来美人さんになること、間違いなし!
でも、こんな大人の修羅場の中、小さい子が野放しなのは、危ないじゃない? ダメダメ、こっちに来ちゃだめよ。
「お兄さまも、アリス様をいじめちゃダメ。そんなやり方じゃ女の子は喜びません」
女の子は、赤の王子をキッとにらみます。
「イリス……、どこから来た? 部屋にいなさいと言っただろう」
赤の王子は怒った口調でしたが、女の子を見て、一瞬頬を緩めました。諫めながら、イリスって子が来たのが嬉しいみたい。
赤の王子は、不機嫌な顔の人と認識していたので、あー、この人も人間なんだなとか、心から打ち解ける人(女の子)がいるんですねとか、なんだかほっとしました。
しかし、王子という人種は、みんな歪んでいるような気がします。
ちらっと王子と赤の王子を見ました。
「アリス? 何を考えている?」
王子が意地悪そうに口角を上げました。
「何か悪口を考えていたな? 」
王子と赤の王子が口を揃えます。
「ひー、そんなことありません」
私はあわてて女の子の方へ視線を戻しました。
「だって、イリス、お兄さまに会いたくなったんだもん。あと、アリス様と、隣の国の王子さまにも……。お客さまにご挨拶したかったんだもん」
イリス様は上目遣いで赤の王子を見つめます。
「やれやれ、困ったものだ。何かあってからでは遅いのだ。奥で休んでいればいいのに」
赤の王子は相好を崩し、イリスと呼ばれた女の子を迎えに両手を広げます。
「おにいさま~」
女の子が赤の王子の方へ駆けだします。
なんて、可愛らしいの!
お兄さま、大好きなのね。ほのぼのする絵面に思わずほっこりです。フィリップも昔はそうだったのよ。懐かしいわ。
いかん、いま、それどころじゃなかった!
「はじめまして。ヘカサアイ王国第二子のイリスでござぃます」
5、6歳の、少女が私にカーテンシーをしてくれます。
初々しくていいです! 本当ならば、私の方からご挨拶しないといけないのに。いや、拉致られたのだから、気にしないでいいのかしら。こういう時は順番ってどうなのかしら。誰か教えてほしい。
こんな小さい子が悪意なしでご挨拶してくれるのに、失礼な態度はできません。
「はじめまして。ハトラウス王国の、ラッセル公の長子のアリスです」
とりあえず……、私もにこやかにご挨拶をしました。
「アリスさまは……、お噂通り、素敵な方ですわね。お兄さまと結婚されるの? ラティファさまも、アリスさまも私のお姉さまになってくださるのね! わたし、とても嬉しいわ」
イリスさまは頬を赤くしています。
いやいや、あり得ませんから。
私が首を横に振っていると、タウルスさまも首を横にして、否定されていました。
「アリスは私の婚約者ですよ」
王子が冷たい笑みを浮かべています。
相手は小さい子ですよ、王子。やさしくね。
「でも、婚約破棄されて、カトリーヌと結婚されるのでしょ?」
イリスさまは顎を少し上げて、両手を腰に当てました。
「いいえ、カトリーヌ様とは婚約が成立しておりません。そもそも私の意識がないときに仕組まれたのものですから」
「国のために結婚とか考えなくていいの?」
「不要です。外交戦略としての、結婚による平和維持の時代は終わっております」
「へえ、本当に?」
可愛いと思っていたイリスさまの口が歪みます。
見た目に騙されるところでした。5、6歳でも超・優秀な方のようです。
「王子……、外交とは?」
「アリス、君は婚約破棄の後のことは、知らないのかもしれないね……」
王子は寂しそうに私を見ました。
婚約破棄されたあとは、自立するために、領地を守るために奮闘してましたからね。まったく王子やハトラウス王国のことなんか気にもしてませんでした。
自分の人生を確立するために必死ですから。
「ええ、後ろは振り返らないことにしていたんです。すいません」
「当然です。僕が毒を飲まされ、ベッドに伏せている間に、副教皇とヘカサアイ王国の王家の血を引く女性との間にできた、カトリーヌ様との婚約が結ばれたんですから」
「ええ!」
婚約破棄は、王子の意志ではなかったの? 他に好きな人ができたとかではなく、勝手に……しかも外交戦略で? 王子は王家を継ぐことができるただ一人のお方。それなのに毒を飲ませた? 誰がそんなことを……。
「アリスとの婚約解消を拒み続けたせいでしょうね。まさか毒を盛られるとは……」
王子はため息をつきました。
「王子があまりにも素敵だからですわ。それに致死量ではなかったはずです。死人を愛でる趣味はありませんから」
カトリーヌ様がうっとりと王子を見つめています。
「……」
王子が嫌悪感をあらわにします。
「お父様だって、私と王子が結婚した方がハトラウス王国の未来が明るいっておっしゃってましたの。ハトラウス王国を救うにはこれしかないんですの。アリス様には悪いけど、アリス様は赤の王子と結ばれてくださいませ」
王子は軽蔑したようにカトリーヌ様を見ます。
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