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王宮の披露宴⑥《第二王子アンドレ》
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「ダンスはまだかな?」
パティが料理を乗せたお皿を手に持ちダンスが始まる音楽が聞こえないと言って周りを見渡していた。
「王子様達が来てからじゃないかな…」
「王子様か…どんな人だろう?同じ年と言っていたけれど分からなかったわね。違う学園だったかも」
「えっ!?それ大変じゃない?」
私達は、第二王子様を知らないまま披露宴を楽しんでいた。
「学園の皆様お待たせ致しました。中央の階段へお集まり下さい」
「セレナ、行くわよ」
「あ!パティ」
ザワザワと生徒達が集まり階段を見上げていると王様と王妃様、そして金色の髪の毛に白と金色の正装姿の第二王子が一緒に歩く姿を見て私はドキドキとして笑顔で見ていた。
「学園の生徒達、息子と一緒に勉学を学んでくれた事に感謝する…そして、第二王子自ら婚約者を紹介する嬉しい言葉を貰った」
「え?一緒に勉学って?」
「なあ、第二王子と誰か一緒にいたか?」
「いや…」
ヒソヒソと皆が騒いでいるのを聞いて、今まで何処で勉強をしていたんだろうとパティと一緒に首を傾げていた。
「素敵よね…カミーユ様より本物の王子様に会えたわ」
「でも、婚約者がいるんでしょう?婚約者は何処?」
生徒の皆は周りを見渡し第二王子の婚約者を捜していた。
「父上、連れて来ても良いですか?」
「えっ!?あの声……」
私は、第二王子をじっと見ていた時私に気が付いて目があった。
「……ア……アンドレ君……!?」
「えっ!?アンドレ君?」
私達は、茫然となって見上げていた。
「何処にいるのか分かるのか?」
「はい…」
第二王子の彼は王様と王妃様の側を離れゆっくりと階段を降りて真っ直ぐ私の方へ歩いていた。
「ま……まさか…」
「カミーユ様?」
生徒の皆が道を開け皆の視線が私の方へ向いた。
「え?えっ!?」
戸惑うパティに私は真っ直ぐ来る第二王子の彼が私の前に止まった。
「セレナさん……」
「ア…アンドレ君…なの?」
「ああ、俺だよ。今まで言わなくてごめん……」
「えっ、えっ、でも髪の毛が……」
「ああ、黒く染めていたんだ」
「……メ、メガネは……」
「ああ、あれは度が入っていないただのメガネだよ。俺、視力悪くないんだ」
カチャと黒いメガネを掛けたアンドレ君にクラスの皆が気付いて驚いていた。
「は?」
「ええっ!?」
「嘘だろ?」
「アンドレ君なの~っ!?」
「皆、ごめん……」
「あ、あ、あ……嘘……アンドレ君が…王子……」
「パティ…」
ギュッと私の腕を握り締めるパティが驚いて気を失いかけるほど私もパティも驚いていた。
パティが料理を乗せたお皿を手に持ちダンスが始まる音楽が聞こえないと言って周りを見渡していた。
「王子様達が来てからじゃないかな…」
「王子様か…どんな人だろう?同じ年と言っていたけれど分からなかったわね。違う学園だったかも」
「えっ!?それ大変じゃない?」
私達は、第二王子様を知らないまま披露宴を楽しんでいた。
「学園の皆様お待たせ致しました。中央の階段へお集まり下さい」
「セレナ、行くわよ」
「あ!パティ」
ザワザワと生徒達が集まり階段を見上げていると王様と王妃様、そして金色の髪の毛に白と金色の正装姿の第二王子が一緒に歩く姿を見て私はドキドキとして笑顔で見ていた。
「学園の生徒達、息子と一緒に勉学を学んでくれた事に感謝する…そして、第二王子自ら婚約者を紹介する嬉しい言葉を貰った」
「え?一緒に勉学って?」
「なあ、第二王子と誰か一緒にいたか?」
「いや…」
ヒソヒソと皆が騒いでいるのを聞いて、今まで何処で勉強をしていたんだろうとパティと一緒に首を傾げていた。
「素敵よね…カミーユ様より本物の王子様に会えたわ」
「でも、婚約者がいるんでしょう?婚約者は何処?」
生徒の皆は周りを見渡し第二王子の婚約者を捜していた。
「父上、連れて来ても良いですか?」
「えっ!?あの声……」
私は、第二王子をじっと見ていた時私に気が付いて目があった。
「……ア……アンドレ君……!?」
「えっ!?アンドレ君?」
私達は、茫然となって見上げていた。
「何処にいるのか分かるのか?」
「はい…」
第二王子の彼は王様と王妃様の側を離れゆっくりと階段を降りて真っ直ぐ私の方へ歩いていた。
「ま……まさか…」
「カミーユ様?」
生徒の皆が道を開け皆の視線が私の方へ向いた。
「え?えっ!?」
戸惑うパティに私は真っ直ぐ来る第二王子の彼が私の前に止まった。
「セレナさん……」
「ア…アンドレ君…なの?」
「ああ、俺だよ。今まで言わなくてごめん……」
「えっ、えっ、でも髪の毛が……」
「ああ、黒く染めていたんだ」
「……メ、メガネは……」
「ああ、あれは度が入っていないただのメガネだよ。俺、視力悪くないんだ」
カチャと黒いメガネを掛けたアンドレ君にクラスの皆が気付いて驚いていた。
「は?」
「ええっ!?」
「嘘だろ?」
「アンドレ君なの~っ!?」
「皆、ごめん……」
「あ、あ、あ……嘘……アンドレ君が…王子……」
「パティ…」
ギュッと私の腕を握り締めるパティが驚いて気を失いかけるほど私もパティも驚いていた。
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