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運命の人
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「イザベラ様にブライアン様の子供!?」
アメリアは驚いた顔をブライアンに向けた。
「…君が驚くのも無理もない…私も驚いているのだから…」
「…いつからお二人は……」
アメリアは、思い出していた…イザベラの店の部屋からブライアンが出てその後イザベラが部屋から出て来た日の事を…
(いえ…その前から二人は会っていたのかしら……)
アメリアはじっとブライアンを見ていた。
「……何か言いたそうだな…」
「ブライアン様、わたくしを好きだと言われましたのは嘘でしたの?」
「!」
「離婚をしまして自分の気持ちに気付きましたとわたくしに言いましたのは嘘でしたの?」
「な…何故今その話しをするんだ?」
ブライアンはアメリアから言われ戸惑うように慌てていた。
「…いえ、わたくしに告白をしました時お二人は関係を持っていたのかしらと気になって言いましたの…」
クスッとアメリアは笑みを見せブライアンの戸惑う姿を楽しんでいるように見えた。
「はぁ…変わらないな…君は…」
「わたくしは変わりましたわ…あの日から」
ビクッとブライアンの顔が曇り両手を握り締めた。
「……痛みの方は…」
「有りませんわ…半年に一度医師様に診察を受けています」
「アメリア様…ブライアンから話しは聞きました…貴女に傷を負わせた事にブライアンは後悔していました…」
イザベラはアメリアにブライアンの代わりに頭を下げ謝罪をした。
「…もう、過去の事ですわ…わたくしも家族が出来今幸せなのですから…」
アメリアが座るソファーの後ろに立つアルベルトを見てアメリアは微笑んだ。
「お話しが逸れましたね…わたくしがあなた方二人の婚姻を認めましたと代理として名前を書きましたら良いのね」
「ああ…お願いしたい…」
アメリアは、ブライアンとイザベラの婚姻に加担した事になった。
「…キャサリン様は知っているのですか?」
「……いや、まだ何も話してはいない…キャサリンとの間に子は産まれたが女だった…特に彼女の父親は男児を産むようにと言いそのせいか育児は乳母に任せているんだ…私は、イザベラを第一夫人として迎えるつもりだ…私は、親の言いなりには成らないと決めた…イザベラと息子の為に……」
「…ブライアン…」
アメリアは、ブライアンとイザベラを見送った。
「キャサリン様を愛していたのでは?」
「アルベルト…そうねわたくしに見せ付ける程二人は愛していたわね…イザベラ様に会うまでは…」
それから数週間後、ブライアンとキャサリンは離婚をしたと知らせがあった。キャサリンの子はブライアンが引き取り育てる事になった…ブライアンとイザベラは親しい者を呼んでの結婚式を挙げその中にアメリアとアルベルトが呼ばれた。
ブライアンとイザベラの式を見てアメリアはクスッと笑った。
「アメリア様?」
「ふふっ、元夫の結婚式を見るなんて変な気分ね…わたくしをあんなに嫌っていた人なのに…運命なんて分からないものね…」
「……私は、初めてアメリア様にお会いしました日から運命の女性に会えたと思っていました…」
「アルベルト……」
死を経験した侯爵夫人は夫と別れて運命の人に会えました。
おわり
最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
半年以上も書いていませんでしたので読んで貰えたらと思い書きました。完結したい話しでしたので最後まで書く事が出来ましたありがとうございました。
アメリアは驚いた顔をブライアンに向けた。
「…君が驚くのも無理もない…私も驚いているのだから…」
「…いつからお二人は……」
アメリアは、思い出していた…イザベラの店の部屋からブライアンが出てその後イザベラが部屋から出て来た日の事を…
(いえ…その前から二人は会っていたのかしら……)
アメリアはじっとブライアンを見ていた。
「……何か言いたそうだな…」
「ブライアン様、わたくしを好きだと言われましたのは嘘でしたの?」
「!」
「離婚をしまして自分の気持ちに気付きましたとわたくしに言いましたのは嘘でしたの?」
「な…何故今その話しをするんだ?」
ブライアンはアメリアから言われ戸惑うように慌てていた。
「…いえ、わたくしに告白をしました時お二人は関係を持っていたのかしらと気になって言いましたの…」
クスッとアメリアは笑みを見せブライアンの戸惑う姿を楽しんでいるように見えた。
「はぁ…変わらないな…君は…」
「わたくしは変わりましたわ…あの日から」
ビクッとブライアンの顔が曇り両手を握り締めた。
「……痛みの方は…」
「有りませんわ…半年に一度医師様に診察を受けています」
「アメリア様…ブライアンから話しは聞きました…貴女に傷を負わせた事にブライアンは後悔していました…」
イザベラはアメリアにブライアンの代わりに頭を下げ謝罪をした。
「…もう、過去の事ですわ…わたくしも家族が出来今幸せなのですから…」
アメリアが座るソファーの後ろに立つアルベルトを見てアメリアは微笑んだ。
「お話しが逸れましたね…わたくしがあなた方二人の婚姻を認めましたと代理として名前を書きましたら良いのね」
「ああ…お願いしたい…」
アメリアは、ブライアンとイザベラの婚姻に加担した事になった。
「…キャサリン様は知っているのですか?」
「……いや、まだ何も話してはいない…キャサリンとの間に子は産まれたが女だった…特に彼女の父親は男児を産むようにと言いそのせいか育児は乳母に任せているんだ…私は、イザベラを第一夫人として迎えるつもりだ…私は、親の言いなりには成らないと決めた…イザベラと息子の為に……」
「…ブライアン…」
アメリアは、ブライアンとイザベラを見送った。
「キャサリン様を愛していたのでは?」
「アルベルト…そうねわたくしに見せ付ける程二人は愛していたわね…イザベラ様に会うまでは…」
それから数週間後、ブライアンとキャサリンは離婚をしたと知らせがあった。キャサリンの子はブライアンが引き取り育てる事になった…ブライアンとイザベラは親しい者を呼んでの結婚式を挙げその中にアメリアとアルベルトが呼ばれた。
ブライアンとイザベラの式を見てアメリアはクスッと笑った。
「アメリア様?」
「ふふっ、元夫の結婚式を見るなんて変な気分ね…わたくしをあんなに嫌っていた人なのに…運命なんて分からないものね…」
「……私は、初めてアメリア様にお会いしました日から運命の女性に会えたと思っていました…」
「アルベルト……」
死を経験した侯爵夫人は夫と別れて運命の人に会えました。
おわり
最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
半年以上も書いていませんでしたので読んで貰えたらと思い書きました。完結したい話しでしたので最後まで書く事が出来ましたありがとうございました。
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