死を経験した侯爵夫人は夫と別れたい~あなた達二人の邪魔はしません~

クロユキ

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別々の朝

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朝の明るさでアメリアは目を覚まし隣を見て驚いてしまった…
「ア…アルベルト…」
目の前には服を着ていない鍛えられたアルベルトの胸や腕に真っ赤になり、スヤスヤと寝息を立てるアルベルトに微笑んだ。
「……わたくし…アルベルトと……」
ズキン!
「い!?」
体を少し動かしただけで腰に激痛が走りアメリアは何故腰が痛いのか混乱していた。
「え?…え?…昨日の夜は…こんなに腰が痛くなかったわ…うっ…」
「ん…」
モゾモゾと隣から動く気配に気付いたアルベルトは目を見開き隣で一緒にいるアメリアに固まった…アメリアも寝服は着ずに上半身裸で長い髪の毛が肌を隠していた。
「あ……」
「え!…あ…」
お互い目が合い真っ赤な顔でアルベルトもアメリアも見ていた。
「……」
「……」
ゴソッ…ズキン!
「いっ!」
「!?ア…アメリア様…?どこか痛むのですか?」
ゴソッと起き上がるアルベルトに毛布がズルッと上半身の裸にアメリアは顔を枕で隠した。
「あ!?す、すみません…」
慌てたアルベルトは、床に脱ぎ捨てた服を取りあたふたと慌てながら着替えていた。
「ろ…廊下に出ています!」
真っ赤な顔でアルベルトは部屋を出た…アメリアは部屋を出たアルベルトを見ていた…昨日の事を思い出し真っ赤に頬が熱くなるのがわかり夢ではないんだと微笑み、ベッドから体を起こしズキン!と腰の痛みに震えていた。
「…どうして…わたくしだけが痛いの……?」
アメリアは、なんとか服を着る事ができ部屋を出るとアルベルトの姿はなかった。
「…アルベルト?」
台所からいつもの良い匂いがして厨房に立つアルベルトに声をかけた。
「…おはよう…」
ビクッとアルベルトの体が動きアメリアはクスッと笑った。
「…お…おはようございます…か、体の方は…大丈夫ですか?」
「ええ…腰がまだ痛いけれど…大丈夫よ」
「つ!」
腰が痛いと聞いたアルベルトは顔が真っ赤になっていた。
「何を作っているの?美味しそう」
「あ…食べますか?」
「ええ」
お互い初めての経験と戸惑い、喜びにアメリアとアルベルトは幸せな朝を迎えていた。
同じ朝、屋敷内ではブライアンはまだベッドの中だった。昨日、アメリアがキャサリン嬢の妊娠で喜ぶ姿に気分が悪かった。夜も中々眠れずアメリアの喜ぶ顔に気分が悪かった…
目を覚ましたブライアンは隣にキャサリン嬢が寝ているのに驚いた。
「な!?」
勢いよく起き上がるブライアンにキャサリン嬢は目を覚ました。
「おはようございます…ブライアン様…」
「はぁ…部屋で寝ていたのではないのか?」
「一人では寂しくて…ブライアン様の肌に触れないと眠れないの」
笑顔を見せるキャサリン嬢にブライアンは自由に寝る事も出来なかった。
「あ、ブライアン様今日お時間ありますか?」
「…何かあるのか?」
「両親がブライアン様にお話しがあると言っていました」
「話し?…わかった空けておこう…」
昼、キャサリン嬢の両親がブライアンの屋敷へ来た。



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