私の事は忘れてどうかあなたが好きになった人と幸せになってください

クロユキ

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二人で話しをするために⑤

「……い、一緒に誕生日を祝おうセルビア…俺…君に宝石店で誕生日の贈り物を買ったんだ……」
「……」
「本当なんだ。俺の部屋にあるから……」
「…私の誕生日は三ヵ月先です」
「!」
「嘘を言わなくても良いです旦那様…」
「う、嘘じゃない、宝石を君に……」
「……それは、お詫びの贈り物ではありませんか?」
「!!」
ビクッと体が動く旦那様をこの部屋に入って何回見たかしら…私に見られ言われて…言い訳も出来ない旦那様に私は自分の目で見て耳を澄ましてあなた達を追いかけていたのだから……
「気まずい事があれば贈り物をあげれば丸くおさまると思って買ったのでしょう?それは、キャサリンさんに渡して下さい、私は要りませんから…」
「セルビア…今までの事を謝る…だから…俺が選んだ贈り物なんだ…君にいつも……」
「………その先を話さなくて良いですか?」
「えっ!?その先?」
「旦那様とキャサリンさんがお店を出ました後の話しです」
「え……」
茫然とした顔を見せる旦那様にまさか公園まで私が来ていたなんて思わなかっただろう……
「旦那様の後ろを少し離れて私は歩いていたのです…後ろを振り向くと思っていましたが、旦那様は気に成らないようで私はずっと貴方と一緒でした」
「……え…あ……ま……」
「まさか?と言いたいのですか?私も自分の行動に驚いているのです…貴方を最後まで信じていたいと思ったから、彼女と一緒に歩くのを許してあげたいと思っていました…誕生日だから私に言えないから嘘を言った事を許そうと思いました…一緒に食事をする事もゆるしてあげたいと思いました…一年に一度の贈り物も許してあげようと思いました…」
「セ……セ…セルビア……」

「……でも、公園で一緒にいる事は許さないと思いました」







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