私の事は忘れてどうかあなたが好きになった人と幸せになってください

クロユキ

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離婚の手続きが始まる④

「皆様、お集まりいただきありがとうございます。此方は弁護士のワトソン様です。今日この日にお越し下さいました」
お父様の挨拶が終わり弁護士のワトソン様が席を立ち今日のこれからの話しをしてくれた。
「初めまして、弁護士のワトソンと申します。今日は、宜しくお願い致します」
旦那様の両親そしてキャサリンさんの両親は、ワトソン様が弁護士と言われただけで不安な顔を見せているのが分かった。
「では、手続きを始める事にします」
ビクッと旦那様の体が動きまだ話しが始まっていないのに真っ青な顔になっているのが分かった。
「では、アラン様、キャサリン様、宜しくお願い致します」
「……」
「……はい…」
旦那様は無言で頭を下げ私は旦那様を見ていた。
キャサリンさんと二度と会わないと真剣な顔で私に言ってくれたら私は、今日のこの離婚は考えていたのかもしれない……
「アラン様はセルビア様の旦那様とお聞きしました。間違い御座いませんか?」
「…あ、はい…」
「キャサリン様は、アラン様とは長年の幼馴染みだとお聞きしました。間違い御座いませんか?」
「はい…」
「では、お二人はいつからご関係を?」
「えっ!?」
「…か…関係って…」
二人の動揺する姿を私は黙って見ていた。
両親達がいる側で戸惑うのは当然だと思った。
「セルビア様が夜の公園で直接お二人のお姿を見ておられます。その後は、お二人のお帰りが真夜中とお聞きしております…その間お二人は何処で何をなさっていましたか?」
「……っ…」
「…アラン……」
「もし、この場で嘘のお話しをされました場合は、セルビア様にお支払い致します慰謝料に影響が出ますので正直にお話し下さい」
「……」
「あ…あの…私もセルビア様に慰謝料の支払いがあるのですか?」
「はい御座います。」
「……私とアランは…アランが結婚する前から関係はありました……」
「キャサリン!?」
「だって本当の事だから…私、貴方が結婚するなんて聞いてなかったのよ、セルビアさんと付き合っていた事も私に何も言わないで……」
「言おうとしたんだ…でもキャサリンの顔を見ると言えなかったんだ……」
「だから私、結婚をしてもアランを誘ったわ…アランが誰を愛しているのか証明したかったの」
「キャサリン!」
「……」
彼女は、私に勝ち誇った顔を見せ旦那様との関係を話していた。





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