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幸せと自由
「優勝出来なかったけどパパカッコ良かったか?」
「うん、一番!」
「ハハハ、そうか」
騎士を父親に持つ親子が私達の側を離れ私とジョエルさんは暫く会話は無かった。
私は、ジョエルさんから待っだけだった。
「……アランとは…」
「…観戦の場で会いました…ジョエルさんに勝っ事が出来なかったと話していました…」
ジョエルさんは私の話しを聞いてクスッと笑みを見せていた。
「…アランに俺も負ける訳にはいかないと必死でした…負けたら貴女がアランの元へ行ってしまいそうで…」
「えっ…」
ゴソッとジョエルさんは、騎士服のポケットから何かを取り出し私の手を掴んで手に持っていた物を私の手のひらに置いた。
「……これは…」
「今日、剣技試合で勝った勲章です…セルビアさんが持っていて下さい」
「えっ!?これは…大事な物を私が持って……」
「数ヵ月後に貰いに来ます…それまで…俺が来るのを待っていて欲しい…」
「ジョエルさん…」
私は、ジョエルさんから受け取った勲章を両手に重ね私は頷いた。
「…私、あの人に私の事は忘れてこの先大切な人と出会う事があったら二度と哀しませないでと…話しをしました…」
「……」
ジョエルさんは私の話しを何も言わず黙って聞いてくれた。
「兄さん、セルビア、話しは終わったの?」
「ああ…帰ろう……」
ジェニーが私の側に来てコソッと声に出して聞いていた。
「兄さん、なんて言っていたの?」
「勲章を預かったの…数ヵ月後に貰いに来るからって…」
「え?どういう事?」
クスクスと私は笑ってジェニーは首を傾げて私達は闘技場を後にした。
それから数ヵ月後に私はジョエルさんから預かっていた勲章を渡し私はジョエルさんから指輪を貰った。
「…ジョエルさん……」
「…やっと…君の手を取る事が出来た…」
私はジョエルさんの腕の中で涙を流した…悲しい涙でなく喜びの涙を私は流していた。
「おめでとう、セルビア」
「ジェニー…ありがとう…」
「ふふっ、兄さんセルビアを悲しませたら私が許さないからね」
私とジョエルさんは結婚をして二人の子供にも恵まれた。
「えっ…遠征へ…?」
「ああ、自ら志願したみたいだ…五年…いや、十年は帰えらないだろう…」
「……」
アランは、誰とも一緒にならず一人で生きる道を選んだ…
月日が流れ私は、あの人にあげた刺繍を編んでいた。
「お母様、それは鳥の刺繍なの?」
「…ええ…自由に羽ばたく鳥の刺繍よ……」
おわり
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
「うん、一番!」
「ハハハ、そうか」
騎士を父親に持つ親子が私達の側を離れ私とジョエルさんは暫く会話は無かった。
私は、ジョエルさんから待っだけだった。
「……アランとは…」
「…観戦の場で会いました…ジョエルさんに勝っ事が出来なかったと話していました…」
ジョエルさんは私の話しを聞いてクスッと笑みを見せていた。
「…アランに俺も負ける訳にはいかないと必死でした…負けたら貴女がアランの元へ行ってしまいそうで…」
「えっ…」
ゴソッとジョエルさんは、騎士服のポケットから何かを取り出し私の手を掴んで手に持っていた物を私の手のひらに置いた。
「……これは…」
「今日、剣技試合で勝った勲章です…セルビアさんが持っていて下さい」
「えっ!?これは…大事な物を私が持って……」
「数ヵ月後に貰いに来ます…それまで…俺が来るのを待っていて欲しい…」
「ジョエルさん…」
私は、ジョエルさんから受け取った勲章を両手に重ね私は頷いた。
「…私、あの人に私の事は忘れてこの先大切な人と出会う事があったら二度と哀しませないでと…話しをしました…」
「……」
ジョエルさんは私の話しを何も言わず黙って聞いてくれた。
「兄さん、セルビア、話しは終わったの?」
「ああ…帰ろう……」
ジェニーが私の側に来てコソッと声に出して聞いていた。
「兄さん、なんて言っていたの?」
「勲章を預かったの…数ヵ月後に貰いに来るからって…」
「え?どういう事?」
クスクスと私は笑ってジェニーは首を傾げて私達は闘技場を後にした。
それから数ヵ月後に私はジョエルさんから預かっていた勲章を渡し私はジョエルさんから指輪を貰った。
「…ジョエルさん……」
「…やっと…君の手を取る事が出来た…」
私はジョエルさんの腕の中で涙を流した…悲しい涙でなく喜びの涙を私は流していた。
「おめでとう、セルビア」
「ジェニー…ありがとう…」
「ふふっ、兄さんセルビアを悲しませたら私が許さないからね」
私とジョエルさんは結婚をして二人の子供にも恵まれた。
「えっ…遠征へ…?」
「ああ、自ら志願したみたいだ…五年…いや、十年は帰えらないだろう…」
「……」
アランは、誰とも一緒にならず一人で生きる道を選んだ…
月日が流れ私は、あの人にあげた刺繍を編んでいた。
「お母様、それは鳥の刺繍なの?」
「…ええ…自由に羽ばたく鳥の刺繍よ……」
おわり
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
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