死に戻った私は二度と後悔したくはありません

クロユキ

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幸せな日

レイラとロベルトは、同じベッドの上で横になりレイラは愛する人が隣に居てくれるだけでも幸せだった。
「朝食を部屋に運んで貰おう」
ベッドから離れたロベルトの後ろ姿を見てレイラは真っ赤に頬を染めていた。
(……本当に私…初めてを……)
ガウンを着るロベルトにレイラもベッドから起きズキッと腰に激痛が走った。
「痛っ!?」
「レイラ?」
震えながら起き上がる事が出来ないレイラにロベルトはレイラの側に駆け寄った。
「レイラ?何処か痛いのか?」
「……っ…うっ……こ、腰が……」
「腰?……あ!」
ロベルトが真っ赤な顔になるのをレイラも見て「えっ!?」と声に出しロベルトは目を逸らしていた。
「……今日は安静にしていた方が良い…俺も今日は休みを取っていたから」
「はい…」
「後からメイドに湯編みの用意をさせるよ」
ロベルトは部屋から出るとレイラは身体中が痛い事に気が付いた。
「……一緒に過ごすのがこんなに痛いなんて…知らなかったわ…」
レイラはベッドの上で朝食を食べその後は、メイドに支えながら湯編みのある部屋へ行きメイドがシーツを替えようとした時あるモノに気付いてロベルトに知らせた。
「本当なのか?」
「はい」
笑顔になるロベルトはレイラを大切にすると心に誓った。
レイラは、メイドに支えながら廊下を歩いていた。
「レイラ様、痛みはまだありますか?」
「動いていると楽になったわ」
「良かったです。今日は、体を休ませて下さいとロベルト様から言われています」
「…旦那様が?」
「レイラ様のお体を気遣っておいででした」
「…旦那様が…」
レイラはこんなに自分の事を思っているロベルトに幸せだと頬を赤く染めていた。
「レイラ、任務の休みの日は一緒に出掛けないか?」
「旦那様とお出掛けですか?」
「ああ、何処へ行きたいか考えてくれ」
「ええ、楽しみです」
その日の午後は、レイラは休んでいた。
「ハハハハ……」
ロベルトの笑い声にベッドの上で横になっていたレイラは目を覚ました。
「……旦那様?」
上半身を起こしたレイラは、部屋の周りを見渡したがロベルトの姿はなかった。
「え~っ」
「ウェンディ!?」
レイラは、妹のウェンディの声を聞いてロベルトと一緒にいるのだと思い、ベッドの側から離れた。
まだ痛みはある体で廊下を歩き、声がする部屋の扉を少し開けると部屋の中ではソファーに座るロベルトとウェンディの姿を見た。




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