死に戻った私は二度と後悔したくはありません

クロユキ

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ウェンディを呼んで

別邸の散歩を終えたレイラは午後から刺繍を始めた。
夫のロベルトに怪我をしないようにと願いをこめて刺繍をした。
コンコン!
「レイラ様、夕食の時間です」
「もう、そんな時間なの?」
食事の部屋ではレイラは一人での夕食を取っていた。
「…旦那様は、いつ頃帰るの?」
「二日後になると思います」
「ありがとう……」
レイラは、メイドからロベルトの帰りは二日後と聞いて寂しさを感じていた。
騎士の仕事は屋敷へ帰る日が毎日でない事はロベルトからも聞いていた…だから妹を屋敷へ呼んでも良いとロベルトから話しをしていたのを思い出した。
「……ウェンディを呼ぼうかしら……」
次の日レイラは妹のウェンディを屋敷へ呼んだ。
「お姉様」
「ウェンディ」
お互いの体を抱き締めるレイラとウェンディは喜んでいた。
「呼んでくれてありがとうお姉様」
「お父様とお母様は元気?」
「屋敷を出るまで煩かったんだから、お姉様とロベルト様に迷惑をかけないようにとか、夜更かしはしないようにとか…もう何回同じ事を言われたか分からないわ」
「まあっ、ふふふ」
レイラはウェンディを自分の部屋に通した。
「私と一緒の部屋だけど良い?」
「ええ、お姉様と久しぶりに一緒に寝るわ」
メイドがウェンディの荷物を置きウェンディはカバンを広げた。
「お姉様と一緒に食べようと思って持って来たの」
「なあに?」
「料理長が作ってくれたクッキーよ、懐かしいでしょう?」
「わあっ、ありがとう食べたいと思っていたの」
レイラは、久しぶりに食べる実家の料理長のクッキーを食べ姉妹で一緒にいる時間を楽しんでいた。
「明日、ロベルト様が帰って来るの?」
「ええ、そう聞いたわ」
「教科書を持って来たのお姉様、お兄様に勉強教えて貰っても良い?」
姉にいつものようにお願いをするウェンディにレイラはクスッと笑った。
「良いわよ」
「ありがとう、お姉様」
次ぎ日の朝、早朝からロベルトが帰って来た。
「お帰りなさいませ、ロベルト様」
「レイラは?」
「まだお休みのようです」
「そうか」
「ロベルト様、ウェンディ様がレイラ様のお部屋にいらっしゃいます」
「えっ!?ウェンディさんが?」
ロベルトは、急いで階段を上がりレイラの部屋の前に立ち部屋の扉を開けた。
「……」
ベッドの上では姉妹仲良く寝る姿を見てロベルトは笑顔になった。



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