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忘れる事ができない
レイラは、ロベルトと一緒に歩くウェンディの姿を部屋の窓から見ていた。
「…はあ…散歩ぐらい良いじゃない…私はいつでも旦那様と散歩は出来るわ…」
レイラは窓から二人の姿が見えなくなるまで見ていた。
コンコン!
「あの、レイラ様…ロベルト様にお客様ですが…」
「旦那様に?」
「騎士の方でグレッド様と言われていました」
「グレッド……あっ」
レイラは、結婚式の時にロベルトと同じ騎士仲間のグレッドと話しをした事を思い出していた。
客室へ通されたグレッドにレイラは会う事にした。
「お待たせ致しました。グレッド様」
「あっ、レイラ様」
自分の名前を覚えていたグレッドにレイラは笑みを見せた。
「結婚式はありがとうございました。」
「途中で抜け出す事になってすみませんでした」
「グレッド様が謝る事はありません」
「そう言ってくれるとありがたい…」
グレッドは、出された紅茶を飲みレイラに話しをした。
「あの、ロベルトは帰って来ていますか?」
「はい、今私の妹と一緒に散歩に出ています」
「妹さんが来ているのですか?」
「私が呼んだのです…旦那様も任務で屋敷を空ける日があるからと妹を呼んでも良いと許しを貰ったのです」
「…では、今ロベルトは妹さんと一緒に…」
「はい」
「……はぁ」
「グレッド様?」
レイラはため息を吐くグレッドに何かあったのかと思った。
「あの……」
「ああ、すみません…騎士から話しを聞いたもので気になって来たのです…」
「騎士から話しをですか?」
「式の披露宴でロベルトが不在だったと聞いたのです」
「あっ」
「……本当だったのですね…ロベルトは、レイラ様の妹さんと話しに夢中になり戻った時は披露宴が終わっていたと聞いたのですが……」
「…はい…妹とは式の当日に初めて会ったものですから話しに夢中になり気付いた時には披露宴が終わってしまって…何度も謝って貰いました」
レイラは、グレッドにもう終わった話しだと言った。
「…ロベルトには話しはしていませんが、騎士仲間でロベルトが披露宴を抜け出した事をよく思わない騎士も何人かいました…」
「え…」
「普通の披露宴ではありません…二人にとって大事な披露宴だったのです」
「…それは、分かっています…私と数人の人で外に出て捜しました…でも待たせる訳にはいかないと思い披露宴を終わらせたのです」
「レイラ様……」
レイラは、重ねた手を握り締め式の披露宴で一人で挨拶をして集まった人達の視線が今でも忘れられずにいた。
「…はあ…散歩ぐらい良いじゃない…私はいつでも旦那様と散歩は出来るわ…」
レイラは窓から二人の姿が見えなくなるまで見ていた。
コンコン!
「あの、レイラ様…ロベルト様にお客様ですが…」
「旦那様に?」
「騎士の方でグレッド様と言われていました」
「グレッド……あっ」
レイラは、結婚式の時にロベルトと同じ騎士仲間のグレッドと話しをした事を思い出していた。
客室へ通されたグレッドにレイラは会う事にした。
「お待たせ致しました。グレッド様」
「あっ、レイラ様」
自分の名前を覚えていたグレッドにレイラは笑みを見せた。
「結婚式はありがとうございました。」
「途中で抜け出す事になってすみませんでした」
「グレッド様が謝る事はありません」
「そう言ってくれるとありがたい…」
グレッドは、出された紅茶を飲みレイラに話しをした。
「あの、ロベルトは帰って来ていますか?」
「はい、今私の妹と一緒に散歩に出ています」
「妹さんが来ているのですか?」
「私が呼んだのです…旦那様も任務で屋敷を空ける日があるからと妹を呼んでも良いと許しを貰ったのです」
「…では、今ロベルトは妹さんと一緒に…」
「はい」
「……はぁ」
「グレッド様?」
レイラはため息を吐くグレッドに何かあったのかと思った。
「あの……」
「ああ、すみません…騎士から話しを聞いたもので気になって来たのです…」
「騎士から話しをですか?」
「式の披露宴でロベルトが不在だったと聞いたのです」
「あっ」
「……本当だったのですね…ロベルトは、レイラ様の妹さんと話しに夢中になり戻った時は披露宴が終わっていたと聞いたのですが……」
「…はい…妹とは式の当日に初めて会ったものですから話しに夢中になり気付いた時には披露宴が終わってしまって…何度も謝って貰いました」
レイラは、グレッドにもう終わった話しだと言った。
「…ロベルトには話しはしていませんが、騎士仲間でロベルトが披露宴を抜け出した事をよく思わない騎士も何人かいました…」
「え…」
「普通の披露宴ではありません…二人にとって大事な披露宴だったのです」
「…それは、分かっています…私と数人の人で外に出て捜しました…でも待たせる訳にはいかないと思い披露宴を終わらせたのです」
「レイラ様……」
レイラは、重ねた手を握り締め式の披露宴で一人で挨拶をして集まった人達の視線が今でも忘れられずにいた。
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