死に戻った私は二度と後悔したくはありません

クロユキ

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嘘と裏切り

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ロベルトとウェンディがまだ別邸へ帰って来ないとレイラが心配するのではなくメイド達が話しをしていた。
「ねえ、ロベルト様まだ帰って来ないわよ…」
「レイラ様が街から出ている馬車で帰って来た時は驚いたわ…」
「ロベルト様は、ウェンディ様と買い物をしているから先に帰って来たと言われた時は何も思わなかったけど……でも、レイラ様を先に帰されるのは酷いと思うわ」
メイド達は、まだ帰って来ないロベルトとウェンディに呆れていた。
部屋の中ではレイラは刺繍の続きをしては部屋から窓を見ていた。
「……痛っ!」
針を指に刺し血が滲み出ているのを見て何故こんなに悲しいのだろうとポタッと手に涙が落ちていた。
ガラガラと馬車の音が聞こえた時は、景色は薄暗くなっていた。
馬車の中では寄り添い口付けを交わすロベルトとウェンディが別れを惜しんでいた。
「……帰りたくないわ…」
「…明日は、学園だろう?帰らないとお義父さん達が心配する…」
「ねえ、今夜だけでも泊まりたいとお姉様にお願い出来ない?明日の早朝に帰れば良いの」
「…そうだな…一応レイラに話してみるが……」
「本当!?」
「ああ、さあ降りよう馬車の中で何をしているんだと思われるかもしれない」
「クスッ、心配性なんだから誰も見ていないわ」
馬車から買い物をした手提げ袋をロベルトが持ち、ウェンディと一緒に降りる姿を部屋の窓からレイラが見ていた事を二人は知らないでいた。
「ただいま~っ」
「今帰った」
別邸の中に入ったロベルトとウェンディの側にメイドが一人立っていた。
「…お帰りなさいませ、ロベルト様」
「ああ…買い物で遅くなった…妻は?」
「……お部屋にいらっしゃいます」
「そうか、行こうかウェンディ…さん」
「ええ」
ロベルトは荷物をメイドに持たせウェンディと一緒に階段を上がりレイラの部屋の前に立った。
「レイラ、部屋に入って良いか?」
「お姉様、ただいま遅くなってごめんなさい」
部屋の中に入ったロベルトとウェンディはソファーに座るレイラを見てロベルトは笑みを見せた。
「無事に帰って良かったよ、心配していたんだ」
「……」
「お姉様、今日はお兄様を借りてごめんなさい…お姉様にも買って来たの後で開けて見てね」
「……」
何も話さないレイラにロベルトとウェンディはお互い顔を見ていた。








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