死に戻った私は二度と後悔したくはありません

クロユキ

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二人の寝顔

レイラは、まだ朝になっていない薄暗い時に目が覚めた。
「……悲しくても普通に眠るなんて…」
レイラは体を起こしベッドから離れた。
身支度もしないで部屋を出たレイラは静かな廊下を見ていた。
「……」
寝室に入ったレイラはロベルトの姿がなかった。
昨日の夜何故自分の部屋に来たのか眠っているのを確認に来たのか…もしかして一緒に過ごす為に来たのか……
「……でも、どうしてウェンディが廊下にいたの?」
レイラは、また考えたくない事を考えた。
「……旦那様は、怪我をしているの……そんな事は無いわ…」
昨日、実家から早く帰りウェンディの部屋で二人の勉強をする姿がなかった…二人の話し声はベッドの上だった。
妹から離婚をお願いされたロベルトは、離婚は考えていないと扉の隙間から見ていたレイラが聞いても嬉しくなかった。
ベッドの上に座り話しをするロベルトとウェンディを見ていたレイラは『大丈夫、大丈夫…お話しをしているだけだから…』と何度も心の中で声に出しレイラはロベルトを信じていた。
だが、その思いは一瞬で崩れてしまった。
「君もレイラも愛しているんだ」
「楽しみましょう」
ロベルトとウェンディの会話は慣れている話し方だった。
「……二人は、私を騙し続け…私は、二人を信じていた…」
レイラは、ロベルトの部屋に入った。
「……」
ソファーの上にはロベルトのガウンが掛けられその隣にはウェンディの寝服が掛けられていた。
怪我をしても妹から求められたら断る事をしないのだとレイラは二人が一緒に眠る姿を見下ろしていた。
幸せな笑みを見せて眠るウェンディ…当たり前のように一緒に寝るロベルトをレイラはじっと見下ろしていた。





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