死に戻った私は二度と後悔したくはありません

クロユキ

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特別な日②

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「今日のお姉様、変よ!」
ウェンディが自分の部屋で問題集を開いてレイラの愚痴を言い勉強をしていた。
「そうだな…だが、俺に君の勉強を見て欲しいと言われたから良いじゃないのか?」
ロベルトは、苦笑いをウェンディに見せていた。
「私は、お散歩がしたかったの!勉強ではないわ…帰る前に何処まで勉強をしたのか見せてと言われたのよ、今日のお姉様まるでお父様みたいよ!」
「ハハハ、お義父さんか」
「もう、笑い事ではないわよ」
ブッブッとレイラに文句を言うウェンディにロベルトは笑みを見せていた。
「……寂しいと思う」
「誰が?」
「レイラだよ、君が帰ってしまうからだと思った。それに勉強をして帰るのは、君がお義父さんから怒らせない為にでもあるんじゃないかな?」
「そうかしら?……でも、ロベルトと一緒だから許すわ」
ウェンディは、父親から叱りを受けるのを避けたい為勉強をした。
その頃レイラは自分の荷物を纏めていた。
ロベルトの元へ嫁いでから身の周りの物は実家から持って来た物が多く荷造りは直ぐに終わった。
「……」
ガタガタと椅子に座っていたレイラの体が震え始めた。
「つ……大丈夫……大丈夫……」
恐怖と動揺と戸惑いと悲しみ……そして…生きたい……
いろんな感情がレイラを苦しめた。
「…………グレッド様……」
もう一度だけ彼に会いたいとレイラは涙を流した。
時間は進み弁護士が来る時間が近付いていた。
もうすぐウェンディが帰る時間になりウェンディはレイラに問題集を見せていた。
「……」
パラッパラッとページを捲って見るレイラにロベルトとウェンディは何故か緊張していた。
「これならお父様も文句は言わないと思うわ」
「本当!?」
「ええ」
ウェンディは安堵した顔でロベルトの方を見ていた。
「頑張ったんだ。お義父さんも叱りはしないだろう」
「はあ~っ、疲れたわ…」
「ふふっ、これで安心して帰る事が出来るわね」
「ええ、寂しいわお姉様が居ないと…」
「私もよ……」
レイラは、ウェンディを抱き締め耳元で声を出した。
「…お父様とお母様を頼むわね…貴女が望んでも思い通りにならない事もあるのよ」
「え?」
レイラは抱き締めたウェンディの体から手を離し微笑んでいた。
「…お姉様?どう言う……」
「さあ、乗ってもうすぐお客様が来るの」
「えっ!?お、お姉様?」
「お、おい、レイラそんな急かさなくても…」
ウェンディは戸惑うように馬車に乗り、手綱を持った使用人はレイラに頭を下げレイラは馬車に乗ったウェンディを見送った。
これが、仲が良かった姉妹と別れになるかもしれないと……





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