真面目で裏切らない夫を信じていた私

クロユキ

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クレアの父親

医師が呼ばれクレアは治療を受けていた。
「お薬が効いているようです。精神的なモノからの熱のようです」
「精神的なモノ?」
「はい、精神的な事でも熱が出る場合があります。心配事に不安などお嬢様は、それで熱が出たのだと思います」
「……」
「クレア…」
クレアの両親はベッドの上で眠る娘を心配するように見ていた。
「明日にはいつもの体温に戻っているでしょう」
「ありがとうございます」
「すまない、助かった」
「何か御座いましたらまたご連絡下さい」
医師はクレアの治療を終え両親は安堵の顔で娘の寝顔を見ていた。
「…お父さん、クレアは…アルフォートさんと何かあったのでしょうか?」
「……妻を実家へ送るとは……」
クレアの父親は娘を見て座っていた椅子から側を離れた。
「彼に会いに行って来る」
「えっ!?今からですか?夜でもあります明日からでも良いのでは?」
「クレアも連絡無しで帰って来た…妻を夜、実家へ向かわせるのはおかしいだろう…直接アルフォートに話しを聞いて来る」
クレアの父親は、アルフォートに会いに屋敷を出た。
クレアが熱で倒れた事を知らないアルフォートは部屋の中でお酒を飲んでいた。
クレアが屋敷を出たのは予想外だった。
「……まさかクレアに見られていたとは思わなかった…離婚の事は考えていた…だが、宿に入る所を見たと言われるのは気分は良くないな……」
アルフォートは、肩を落として明日からの事が不安でもあった。
ガラガラと夜の静けさに馬車が走る音にアルフォートは気が付いた。
「……クレアか?」
タタタタと廊下を走る音が聞こえ部屋の扉を叩く執事の声を聞いた。
「旦那様、奥様のお父様がお見えです」
「!?お義父さんが?」
アルフォートはクレアの父親が来た知らせを聞き戸惑っていた。






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