元婚約者だったお兄様が後悔したと私に言ってくるのですが…

クロユキ

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婚約者の浮気②

セレナーデは、ジョルジュの話しを聞いて顔色が真っ青に成った。
まさか、ジョルジュの親友を無くしてしまうとは思っていなかった。
「あ……ジョルジュ…ごめんなさい…貴方の大学生活を壊したいなんて思っていないの…ただ…あの時の私は貴方の友達に私がいる事を知ってもらいたいと思って……ごめんなさい…ごめんなさい……」
セレナーデは泣きながらジョルジュに謝った。
「……ジェロームとはいつからなんだ?」
「あ……」
「……い…一年にはなると思う……」
ジェロームが戸惑うようにセレナーデの代わりに言った。
「一年……一年、セレナーデ君は僕を裏切っていたんだ…そうか…君からの手紙が来なくなったのもその時からジェロームと付き合いをしていたんだ…」
「……ジョルジュ……」
「……」
「…僕は、君が怒っていると思っていた…君に不安な気持ちをさせてしまって僕は悩んでいた…側にいる事も出来ない僕といるよりも側にいてくれる人と一緒に成った方が良いと思って悩んでいた…」
「ジョルジュ……」
「……オリビアが言っていた…セレナーデに会いに行ってもいつもいない…とオリビアは言っていたんだ……」
「……オリビアちゃんが……」
セレナーデはオリビアが店に来ていた事は一緒に働いている店員から何度も聞いていた。
「……僕は思ったよ……オリビアと婚約破棄をしなければ良かったと……」
「あ……」
「オリビアって…学園の時いつもジョルジュとセレナーデの側にいた……だが、婚約破棄とはどういう事なんだ?俺はジョルジュとセレナーデが婚約をしていたと……」
ジェロームは戸惑うようにジョルジュに聞いていた。
「僕は、十歳の頃親同士で決めた婚約を結んでいたんだ…それがオリビアだった…」
「えっ!?親同士で…だがお前とその子は歳が離れて……」
「子供だった僕は生まれたばかりのオリビアを本当の妹のように思っていた…両親からオリビアが僕の婚約者だと言われた時は驚いたけれど嬉しかった…セレナーデと出会う前は婚約を取消したいとは思っていなかった……だけどセレナーデはオリビアが僕の婚約者だと言う事がイヤだった…僕にオリビアがいても構わないと僕達は付き合い始めたのに…その頃のオリビアは小学の低学年で学園の披露宴がある日僕はオリビアに婚約を取り消す話しをした…その頃の僕は、セレナーデに恋をしていた…将来も約束をしていた……大学へ行き離ればなれに成っても僕達は結婚の約束をしている…だけど君は僕の大学生活を知って僕達はお互い信じる事を失った……」
「……あ…ジョルジュ…ごめんなさい……私……」
「……セレナーデ、君との婚約を取り消すよ…僕の両親に君は言わなくて良い僕が話しをするから…君は、自分の両親に話しをするだけで良い…僕は君の両親に会いに行かない、だから君も僕の両親に会わないで欲しい」
「ジョルジュ…待って……」
ジョルジュは、セレナーデに別れの話しをした後二人の側を離れた……ジョルジュの目には涙が流れる事はなかった。






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