私が死んで後悔した人達へ~捨てられた侯爵夫人の一年間…振り向いてくれるのを待ち続けた~

クロユキ

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侯爵夫人の葬儀⑬《親族⑤》

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「エミリー貴女、何をしているの?婚約者がいるのにソフィアの夫と関係を持つなんて何を考えているの?」
「…でも …アレックは…お姉様ではなくて私が好きだと…」
「はあ~っ?結婚したのはソフィアなのよ貴女じゃないでしょう貴族が噂話しを好きな事を貴女知らなかったの?婚約者がいるのに姉の夫に手を出してどういう神経してるの、こんな事が噂で流れたら私達にも影響する事を知らなかったの?」
「…ご…ごめんなさい…」
遠い親戚の女性がエミリーを責めていた。
「さっきから浮気ではないと言っていたが、侯爵と何も無いとわかれば私達はお前を責めはしない。婚約者がいるんだ…お腹の子は、婚約者の子だとわかれば何も言わないがどうなんだ?」
「……え…」
真っ青な顔になり、震えるエミリーは親族達の視線が自分に向いているのがわかり応える事が出来ずにいた。
「お腹の子がポール・コルベールの子だとわかればお前を責めはしない、何も迷う事はないだろう?」
「……ぁ…」
親族の視線が突き刺さるのを感じたエミリーは戸惑っていた。
「嘘の話しはしないでよ、貴女が言えなくても彼に聞けばいいのだから」
エミリーを責めていた女性はアレックの方へ指を向けた。
「…お、お母様…どうしたら…」
「本当の事を話しなさい、お腹の子を良く知っているのは貴女でしょう?」
「えっ、わからないわアレックとポールどちらかの子供だなんて……あ…」
エミリーは口を押さえ、お腹の子の父親が二人の内の誰の血を受け継いでいるのかわからないと声に出してしまった。
「はあ~っ…式はどうするんだ?兄さん」
「…葬儀が終わった後にコルベール家に行くつもりだ…話しが決まれば連絡をする…」
「…そうか…エミリー、いつから侯爵と関係を持った?」
「えっ、いつからって……」
叔父の目が、エミリーをじっと見る視線に怒っていたのだとわかると目を合わせる事が出来ずにいた。
「いつからだと聞いている!」
「…わ…わからないの…いつの間にか…」
「わからないで済むと思っているのか?お前は姉の全てを奪い取ったんだぞ!子供が出来たから離婚してくれと言われたソフィアの気持ちがわかるか?いつからあの男と関係を持った?今までお前は…お前達は、ソフィアがどんな思いでお前達を見ていたのかそんな事も気づかなかったのか?気づいて見て見ぬふりをして姉を傷つけていたのか?どうなんだ!」
叔父の険しい顔で怒鳴る姿を見ていたエミリーは泣き出してしまった。
「ぅ…ぅう…ごめんなさい……」
「ま…待って…エミリーは身籠っているの…皆から言われたら…」
母親はエミリーを支え叔父に余り言わないようにと言った。







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