私は別に構いません

クロユキ

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フランクの失態

「り、離婚!?」
旦那様は戸惑うように驚いていた。
「ライラさん、離婚とは……フランクの事を言っているのか?」
「はい、お義父様」
!!
お義父様もお義母様も驚いた顔で私の方を見ていた。
「……ラ……ライラ……俺は…離婚なんて……」
「な、何があったのだ?原因はなんだ?」
「り…離婚だなんて…冗談でしょう?ライラさん…あなた達仲が良いじゃないの……」
お義父様もお義母様も信じられないとそんな顔を私に向け私は息を吐いた。
「離婚の理由は旦那様の浮気にあります」
「な!?浮気だと?」
「ま!?」
「っ、あ…」
「フランク!お前、浮気とは本当なのか!?」
お義父様が旦那様が体に巻いていたシーツを掴みパラッとシーツが旦那様の体から離れてしまった。
「な!?」
「キャーッ!!」
「キャーッ、キャーッ!!」
「うわわわわ~~~っ!!」
旦那様の全裸を見てしまったメイド達の叫び声 と真っ青な顔になる執事に、お義父様はシーツを掴んだまま茫然と立ちお義母様はフラッとその場で腰が抜けたように座り込んでしまった。
私は、旦那様の裸なんて今日初めて見た気がした…
コンコン!
動揺していた執事が玄関から叩く音が聞こえ屋敷の中が見えないくらいの扉を開けた。
「こんにちは、お久し振りです。娘のライラが呼んでいると聞いたのですが…」
「あ……お……奥様……」
「顔が真っ青ですよ、大丈夫ですか?」
「え…あ、す、すみません…暫くお待ちを……」
私は、執事が扉を閉めようとしたのを止めた。
「えっ!?お、奥様!」
「お父様、お母様待っていたわ。旦那様を見て驚かないでね」
「?フランク君の事か?」
「何かあったの?」
「良いから入って」
「お!奥様!!」
私は両親を屋敷の中へ入れた。
「!?」
「ま!?」
「あ!……あ、あ、うわあああ~~~っ!!」
旦那様が私の両親を見て真っ青な顔で慌ててお義父様からシーツを奪い取り、頭からすっぽりとシーツを被って私達の側から逃げるように階段を上がって行った。
「……」
「……」
お父様とお母様は何が起きたのか茫然とした顔で階段の方を見上げていた。
私は、旦那様に服を貸さなかったジルベルトさんに感謝を感じてしまった。
これで私の離婚も決まった。



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