幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。

クロユキ

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ルナの父親④

「…ジェニから言われて僕は彼女に代わって欲しいと言ったのです」
「ルシアン!?私の名前を出すなんて酷い」
「君が図書委員がルナだから僕に代わってと言ったじゃないか」
「ルシアン!」
「騒ぐのは止めなさい!」
担任から叱りを受けルシアンとジェニファーは口を閉ざした。
「…教科書をわすれたそうじゃないか?ルシアン君」
「教科書…?」
「教科書を忘れたのにルナが忘れたようにしたそうだな、それは本当なのか?」
「あ…それは…」
「ルナは教科書を忘れたとされ授業の評価を下げられたと聞いたよ」
「あ…す、すみません…先生から当てられて教科書を返す時に見られたんです…それでルナさんが…」
ルシアンは戸惑いながらルナの父親に説明をしていた。
「…う…ううっ…」
「お、お母さん…?」
ルナの父親からルシアンの事を聞かされ母親は我慢出来ず涙が溢れた。
「お前は、ルナさんをなんだと思っているんだ!」
「あ…ご、ごめんなさい…ルナさんがなんでもしてくれていたので…甘えていました…ごめんなさい…」
ルシアンは、真っ青な顔になりながらルナの父親に謝っていた。
ルナの父親はルシアンを見てジェニファーへと顔を向けた。
「マドレーヌ美味しく頂いたよ」
「えっ!?」
ジェニファーはマドレーヌと聞きビクッと顔を上げた。
「お菓子作りが上手いんだね、私達家族はルシアン君が店で買ってきたと信じて食べたんだ。娘も美味しいと言って喜んでいたよ」
「……ぁ…」
「マドレーヌ?お菓子を作っていたのか?」
「ご家族は知りませんでしたか?学校帰りにルシアン君を誘い一緒に食べていたようですが」
「えっ!?」
「な…!?」
ルシアンとジェニファーは何故ルナの父親が知っているのか動揺していた。
「女の子が誰もいない家へ男子を誘って呆れました。どういう育て方をしているのか親として恥ずかしいと思いませんか?ご両親方!!」
険しい顔でジェニファーの両親にルナの父親は叱った。
「も、申し訳御座いません…娘様になんとお詫びをすれば…申し訳御座いません…」
ジェニファーの両親は座っていた腰を上げ深々と頭を下げた。
両親の謝る姿を見ていたジェニファーは泣き出していた。





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